TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025013939
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-28
出願番号
2024186951,2023196209
出願日
2024-10-23,2021-08-04
発明の名称
車載装置、プログラム及び情報処理方法
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04L
43/08 20220101AFI20250121BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】周期的に送信されるデータに対し、当該送信周期に基づき効率的に不正なデータを検出する車載装置等を提供する。
【解決手段】車載装置において、制御部は、車載ネットワークで受信した複数のデータにおいて同種のデータを連続して受信した際の受信間隔を導出し、受信間隔と連続して受信した同種のデータの内の先に受信したデータの受信時点を基準とした正常周期範囲とに基づき、連続して受信した同種のデータの内の後に受信したデータの正否の判定を行い、正常周期範囲を特定するにあたり基準となるデータの受信を行う基準データ受信状態と、特定された正常周期範囲に基づき受信したデータの正否を判定する判定実行状態とを含む複数の動作状態に遷移し、正常周期範囲内にて複数の同種のデータを取得したことによる異常検知をした場合、又は正常周期範囲内にて同種のデータを取得できなかった場合、判定実行状態から基準データ受信状態に遷移する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載される車載ネットワークに接続される車載装置であって、
前記車載ネットワークに流れるデータの正否の判定に関する処理を行う処理部を備え、
前記処理部は、
前記車載ネットワークに流れる複数のデータを受信し、
受信した前記複数のデータにおいて、同種のデータを連続して受信した際の受信間隔を導出し、
前記受信間隔と、連続して受信した同種のデータの内の先に受信したデータの受信時点を基準とした正常周期範囲とに基づき、連続して受信した同種のデータの内の後に受信したデータの正否の判定を行い、
複数の動作状態に遷移し、前記複数の動作状態は、前記正常周期範囲を特定するにあたり基準となるデータの受信を行う基準データ受信状態と、特定された前記正常周期範囲に基づき受信したデータの正否を判定する判定実行状態とを含み、
前記処理部は、前記正常周期範囲内にて複数の同種のデータを取得したことによる異常検知をした場合、又は前記正常周期範囲内にて同種のデータを取得できなかった場合、前記判定実行状態から前記基準データ受信状態に遷移する
車載装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記正常周期範囲は、前記データの種別に基づき決定される送信周期を基準値として上下限値が設定された範囲である
請求項1に記載の車載装置。
【請求項3】
前記処理部は、
前記受信間隔が、連続して受信した同種のデータの内の先に受信したデータの受信時点を基準とした前記正常周期範囲内である場合、連続して受信した同種のデータの内の後に受信したデータは正常であると判定し、
前記受信間隔が、前記正常周期範囲内でない場合、連続して受信した同種のデータの内の後に受信したデータは異常であると判定する
請求項1又は請求項2に記載の車載装置。
【請求項4】
前記処理部は、
前記正常周期範囲内に同種のデータを受信できなかった場合、前記正常周期範囲以降に受信した同種のデータの受信時点を基準に次の正常周期範囲を特定する
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項5】
前記処理部は、
前記正常周期範囲内にて受信した同種のデータの個数が一つの場合、該正常周期範囲内にて受信した一つのデータは正常であると判定し、
前記正常周期範囲内にて受信した同種のデータの個数が複数の場合、該正常周期範囲内にて受信した複数のデータに含まれるいずれかのデータは異常であると判定する
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項6】
前記処理部は、
前記正常周期範囲内にて受信した同種のデータの個数が複数の場合、前記正常周期範囲以降に受信した同種のデータの受信時点を基準に次の正常周期範囲を特定する
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項7】
前記処理部は、
先に受信したデータの判定に用いられた前の正常周期範囲と、前記先に受信したデータの受信時点を基準とした今回の正常周期範囲との間にて、該データと同種のデータを受信した場合、該同種のデータは異常であると判定する
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項8】
前記処理部は、
先に受信したデータの受信時点を基準とした正常周期範囲内にて、該データと同種のデータを1つ受信した場合、該同種のデータは正常であると判定し、
正常であると判定したデータの受信時点を基準に次の正常周期範囲を特定する
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項9】
前記処理部は、前記基準データ受信状態では異常検知を行わない
請求項8に記載の車載装置。
【請求項10】
前記処理部は、前記基準データ受信状態ではセキュリティログを保存しない
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の車載装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車載装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載された複数の車載ECU(Electronic Control Unit)間の通信には、CANの通信プロトコルが広く採用されている。車両の多機能化及び高機能化に伴って、搭載される車載ECUの数が増加する傾向となるが、当該車載ECUをグループ(セグメント)に分けて車両ネットワークを構成し、同一グループとなる複数の車載ECUは共通の通信線で接続され相互にデータの送受信を行うと共に、異なるグループの車載ECU間のデータの送受信は、車載中継装置(ゲートウェイ)によって中継される(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1の車両ネットワークには、車載中継装置(ゲートウェイ)に加え、車両ネットワークのセグメント夫々に接続され、車両ネットワークに流れる不正なデータ(メッセージ)を検知する車両ネットワーク監視装置を備えている。当該車両ネットワーク監視装置は、不正なデータ(メッセージ)を検知したとき、車載制御装置(車載ECU)に対して警告情報(メッセージコード)を送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-131907号公報
【発明の概要】
【0005】
本開示の一態様に係る車載装置は、車両に搭載される車載ネットワークに接続される車載装置であって、前記車載ネットワークに流れるデータの正否の判定に関する処理を行う処理部を備え、前記処理部は、前記車載ネットワークに流れる複数のデータを受信し、受信した前記複数のデータにおいて、同種のデータを連続して受信した際の受信間隔を導出し、前記受信間隔と、連続して受信した同種のデータの内の先に受信したデータの受信時点を基準とした正常周期範囲とに基づき、連続して受信した同種のデータの内の後に受信したデータの正否の判定を行い、複数の動作状態に遷移し、前記複数の動作状態は、前記正常周期範囲を特定するにあたり基準となるデータの受信を行う基準データ受信状態と、特定された前記正常周期範囲に基づき受信したデータの正否を判定する判定実行状態とを含み、前記処理部は、前記正常周期範囲内にて複数の同種のデータを取得したことによる異常検知をした場合、又は前記正常周期範囲内にて同種のデータを取得できなかった場合、前記判定実行状態から前記基準データ受信状態に遷移する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態1に係る車載装置を含む車載システムの構成を例示する模式図である。
車載装置の物理構成を例示するブロック図である。
データ種別テーブルに関する説明図である。
データの判定(正常判定)に関する説明図である。
データの判定(通信途絶発生)に関する説明図である。
データの判定(異常(特定)判定)に関する説明図である。
データの判定(異常(範囲)判定)に関する説明図である。
データの判定(組み合わせ)に関する説明図である。
車載装置の処理部の状態遷移に関する説明図である。
車載装置の処理部による判定態様に関する説明図である。
車載装置の処理部の処理を例示するフローチャートである。
実施形態2に係るデータの判定(ダイアグマスク期間)に関する説明図である。
車載装置の処理部の状態遷移に関する説明図である。
車載装置の処理部の処理を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[本開示が解決しようとする課題]
特許文献1の車両ネットワーク監視装置は、周期的に送信されるメッセージに対し、当該送信周期に基づき効率的に不正なメッセージを検出する点に関する考慮がされていないという問題点がある。
【0008】
本開示は、周期的に送信されるデータに対し、当該送信周期に基づき効率的に不正なデータを検出することができる車載装置等を提供することを目的とする。
【0009】
[本開示の効果]
本開示の一態様によれば、周期的に送信されるデータに対し、当該送信周期に基づき効率的に不正なデータを検出する車載装置等を提供することができる。
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
ヘッドホンカバー
21日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用の撮像装置
14日前
日本放送協会
無線伝送システム
今日
株式会社ベアリッジ
携帯無線機
1か月前
キヤノン株式会社
映像表示装置
22日前
リオン株式会社
聴取装置
13日前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
13日前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
今日
株式会社Move
イヤホン
6日前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
株式会社アーク
情報処理システム
22日前
個人
テレビ画面の注視する画像の表示方法
16日前
株式会社国際電気
無線通信システム
13日前
株式会社日立国際電気
試験システム
23日前
株式会社JVCケンウッド
撮像装置
22日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
1か月前
リオン株式会社
補聴器システム
6日前
Rita合同会社
第1装置、システム
15日前
アズビル株式会社
放熱構造及びカメラ
10日前
個人
電子帳簿等保管システム及びその記録媒体
1か月前
cynaps株式会社
遠隔制御システム
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
日本電気株式会社
システム及びその方法
1か月前
アイホン株式会社
ナースコールシステム
6日前
キヤノン株式会社
撮像装置及び電子機器
10日前
合同会社画像技術研究所
カラーチャート
1か月前
アイホン株式会社
インターホンシステム
13日前
富士通株式会社
光伝送装置及び光伝送方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
14日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
13日前
大和ハウス工業株式会社
端末設置台
13日前
TDK株式会社
振動デバイス
7日前
続きを見る
他の特許を見る