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公開番号2025005571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023105788
出願日2023-06-28
発明の名称検知装置、検知システムおよび検知方法
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人ワンディ-IPパ-トナ-ズ
主分類G01N 27/04 20060101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約【課題】複数のセンサ素子の中から、測定対象の物理量の変化に対して反応したセンサ素子を簡易な構成で特定する。
【解決手段】検知装置は、測定対象の物理量に応じて電気的特性を示す特性値が変化する複数のセンサ素子の、各々の前記特性値が合成された合成特性値の時系列データを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記時系列データに基づく評価値を算出する算出部と、前記算出部により算出された前記評価値と、前記センサ素子ごとの参照値との比較結果に基づいて、前記複数のセンサ素子のうちの、前記測定対象の物理量の変化に対して反応した前記センサ素子を特定する特定部とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
測定対象の物理量に応じて電気的特性を示す特性値が変化する複数のセンサ素子の、各々の前記特性値が合成された合成特性値の時系列データを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記時系列データに基づく評価値を算出する算出部と、
前記算出部により算出された前記評価値と、前記センサ素子ごとの参照値との比較結果に基づいて、前記複数のセンサ素子のうちの、前記測定対象の物理量の変化に対して反応した前記センサ素子を特定する特定部とを備える、検知装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記各センサ素子は、前記測定対象の物理量の所定の変化に対する前記特性値の変化率が互いに異なり、
前記算出部は、前記評価値として、前記合成特性値の変化率の極値を算出する、請求項1に記載の検知装置。
【請求項3】
前記各センサ素子は、前記測定対象の物理量の所定の変化に対する前記特性値の応答速度が互いに異なり、
前記算出部は、前記評価値として、前記合成特性値の応答速度を算出する、請求項1に記載の検知装置。
【請求項4】
前記各センサ素子は、前記測定対象の物理量の所定の変化に対する前記特性値の変化幅が互いに異なり、
前記算出部は、前記評価値として、前記合成特性値の変化幅を算出する、請求項1に記載の検知装置。
【請求項5】
前記各センサ素子は、前記測定対象の物理量に応じて抵抗値が変化し、
前記取得部は、前記複数のセンサ素子の合成抵抗の前記時系列データを取得する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の検知装置。
【請求項6】
前記各センサ素子は、直列接続されている、請求項5に記載の検知装置。
【請求項7】
測定対象の物理量に応じて電気的特性を示す特性値が変化する複数のセンサ素子と、
検知装置とを備え、
前記検知装置は、前記複数のセンサ素子の各々の前記特性値が合成された合成特性値の時系列データを取得し、取得した前記時系列データに基づく評価値を算出し、算出した前記評価値と、前記センサ素子ごとの参照値との比較結果に基づいて、前記複数のセンサ素子のうちの、前記測定対象の物理量の変化に対して反応した前記センサ素子を特定する、検知システム。
【請求項8】
検知装置における検知方法であって、
測定対象の物理量に応じて電気的特性を示す特性値が変化する複数のセンサ素子の、各々の前記特性値が合成された合成特性値の時系列データを取得するステップと、
取得した前記時系列データに基づく評価値を算出するステップと、
算出した前記評価値と、前記センサ素子ごとの参照値との比較結果に基づいて、前記複数のセンサ素子のうちの、前記測定対象の物理量の変化に対して反応した前記センサ素子を特定するステップとを含む、検知方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、検知装置、検知システムおよび検知方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数のセンサを複数の地点にそれぞれ配置し、当該複数の地点における計測を行う技術が開発されている。たとえば、特許文献1(特開2009-243962号公報)には、以下のような水素ガスセンサが開示されている。すなわち、水素ガスセンサは、互いに異なる材料からなる第1の電極及び第2の電極と、これらの電極と接触する電解質とからなるセンサ構造部を備え、水素ガスとの接触によってこれら電極間に発生する起電力値に基づいて水素ガスを検出する水素ガスセンサであって、前記センサ構造部は、微小貫通口が複数形成された基材の前記貫通口に近接する位置に成膜形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-243962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、複数のセンサ構造物のうちの、測定対象である水素ガスの濃度の変化に対して反応したセンサ構造部を特定することはできない。
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、複数のセンサ素子の中から、測定対象の物理量の変化に対して反応したセンサ素子を簡易な構成で特定することが可能な検知装置、検知システムおよび検知方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の検知装置は、測定対象の物理量に応じて電気的特性を示す特性値が変化する複数のセンサ素子の、各々の前記特性値が合成された合成特性値の時系列データを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記時系列データに基づく評価値を算出する算出部と、前記算出部により算出された前記評価値と、前記センサ素子ごとの参照値との比較結果に基づいて、前記複数のセンサ素子のうちの、前記測定対象の物理量の変化に対して反応した前記センサ素子を特定する特定部とを備える。
【0007】
本開示の一態様は、このような特徴的な処理部を備える検知装置として実現され得るだけでなく、かかる特徴的な処理のステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現され得る。また、本開示の一態様は、検知装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得たり、検知装置を含む検知システムとして実現され得る。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、複数のセンサ素子の中から、測定対象の物理量の変化に対して反応したセンサ素子を簡易な構成で特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の実施の形態に係る検知システムの構成を示す図である。
図2は、本開示の実施の形態に係る検知装置の構成を示す図である。
図3は、本開示の実施の形態に係る検知装置における設定部により取得される時系列データの一例を示す図である。
図4は、本開示の実施の形態に係る検知装置における設定部により取得される時系列データの一例を示す図である。
図5は、本開示の実施の形態に係る検知装置における設定部により取得される時系列データの一例を示す図である。
図6は、本開示の実施の形態に係る検知装置における設定部により算出される変化率の一例を示す図である。
図7は、本開示の実施の形態に係る検知装置における設定部により算出される変化率の一例を示す図である。
図8は、本開示の実施の形態に係る検知装置における設定部により算出される変化率の一例を示す図である。
図9は、本開示の実施の形態に係る検知装置における取得部により生成される時系列データの一例を示す図である。
図10は、本開示の実施の形態に係る検知装置における検知部により算出される変化率の一例を示す図である。
図11は、本開示の実施の形態に係る検知装置における検知部により算出される変化幅の一例を示す図である。
図12は、本開示の実施の形態に係る検知装置がセンサ素子の特定を行う際の動作手順の一例を定めたフローチャートである。
図13は、本開示の実施の形態に係る検知装置がセンサ素子の特定を行う際の動作手順の一例を定めたフローチャートである。
図14は、本開示の実施の形態に係る検知装置がセンサ素子の特定を行う際の動作手順の一例を定めたフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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