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公開番号2025005482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023105638
出願日2023-06-28
発明の名称通信装置、通信装置の設定方法および通信システム
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H04L 12/46 20060101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信装置の設定の自動化を、より少ない制約で実現する。
【解決手段】通信装置1は、管理制御網用のVLAN(Virtual LAN)に関するVLAN情報を有する隣接装置に接続するためのポートと、ポートを介してVLAN情報を受信した場合に、VLAN情報に基づいて、管理制御網との通信のためのVLANインターフェイスを前記通信装置に設定するVLANインターフェイス制御部と、VLANインターフェイスを介して、管理制御網から通信装置の設定情報を取得して、設定情報に基づいて通信装置の設定を行う設定部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
通信装置であって、
管理制御網用のＶＬＡＮ（Virtual LAN）に関するＶＬＡＮ情報を有する隣接装置に直接または間接的に接続するためのポートと、
前記ポートを介して前記通信装置が受信した前記ＶＬＡＮ情報に基づいて、前記管理制御網との通信のためのＶＬＡＮインターフェイスを前記通信装置に設定するＶＬＡＮインターフェイス制御部と、
前記ＶＬＡＮインターフェイスを介して、前記管理制御網から前記通信装置の設定情報を取得して、前記設定情報に基づいて前記通信装置の設定を行う設定部とを備える、通信装置。
続きを表示（約 790 文字）【請求項２】
前記通信装置は、前記ポートを介して前記通信装置のＩＰ（Internet Protocol）のバージョンに関するバージョン情報を受信し、
前記ＶＬＡＮインターフェイス制御部は、前記バージョン情報に従う前記ＶＬＡＮインターフェイスを設定し、
前記設定部は、前記バージョン情報に従う前記通信装置のＩＰアドレス、および、前記通信装置の前記設定のための設定データを前記設定情報として取得する、請求項１に記載の通信装置。
【請求項３】
前記ポートは、主信号用のポートである、請求項１または２に記載の通信装置。
【請求項４】
前記ポートは、管理ポートである、請求項１または２に記載の通信装置。
【請求項５】
管理制御網用のＶＬＡＮ（Virtual LAN）に関するＶＬＡＮ情報を通信装置のポートに受信するステップと、
前記通信装置が受信した前記ＶＬＡＮ情報に基づいて、前記管理制御網との通信のためのＶＬＡＮインターフェイスを前記通信装置に設定するステップと、
前記ＶＬＡＮインターフェイスを介して前記通信装置の設定情報を取得するステップと、
前記設定情報に基づいて前記通信装置の設定を行うステップとを備える、通信装置の設定方法。
【請求項６】
通信装置と、
管理制御網用のＶＬＡＮ（Virtual LAN）に関するＶＬＡＮ情報を有する隣接装置とを備え、
前記通信装置は、
前記隣接装置から前記ＶＬＡＮ情報を受信して、前記ＶＬＡＮ情報に基づいて、前記管理制御網との通信のためのＶＬＡＮインターフェイスを設定し、
前記ＶＬＡＮインターフェイスを介して前記通信装置の設定情報を取得して、前記設定情報に基づいて前記通信装置の設定を行う、通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、通信装置、通信装置の設定方法および通信システムに関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、ゼロタッチプロビジョニング(Zero Touch Provisioning；ＺＴＰ)と呼ばれる機能を備えた通信装置が提供されている。ゼロタッチプロビジョニングとは、初期状態（典型的には、工場出荷状態）の通信装置をネットワークに接続すると、その装置の設定を自動的に行う機能である。ゼロタッチプロビジョニングにより、たとえば通信事業者には、通信装置を購入してからネットワークに接続するまでの設置コストを低減できるというメリットが生じる。ゼロタッチプロビジョニングを具体的に実現する方法については、種々の方法が提案されている（たとえば非特許文献１～非特許文献３を参照）。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
”ゼロタッチプロビジョニングの実装とトラブルシューティングのヒント”，［online］，２０２１年６月３０日，シスコシステムズ合同会社，［2023年3月16日検索］，インターネット,<URL:https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/docs/ios-nx-os-software/ios-xr-software/217224-zero-touch-provisioning-implementation-a.html#anc9>
”ApresiaNPシリーズユーザガイド”，［online］，２０２３年３月，APRESIA Systems株式会社，［2023年3月16日検索］，インターネット, <URL:https://www.apresia.jp/products/ent/np/usersguide/management/top.html?p=NP_ztp0_c_ztp.html>
”AX2200S・AX2100S・AX1250S・AX1240S ソフトウェアマニュアルコンフィグレーションコマンドレファレンス Ver.2.12 対応 AX1240S-S003-B0”，［online］，２０２０年１月，アラクサラネットワークス株式会社，［2023年3月16日検索］，インターネット, <URL:https://www.alaxala.com/jp/techinfo/archive/manual/AX2100S/PDF/2_12/CFREF/CFREF.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記で例示した文献に示されるように、ゼロタッチプロビジョニングの仕様は、通信装置のベンダが独自に定めている。したがって、ゼロタッチプロビジョニングの仕様には、ベンダ間で統一されていない部分が存在する。たとえば上記の非特許文献１～３に記載されている仕様によれば、プロビジョニングに使用すべきポートあるいはＶＬＡＮ（Virtual LAN）が統一されていない。
【０００５】
したがって通信事業者が、ある通信装置のプロビジョニングを行う際には、その装置の仕様を確認する必要が生じうる。さらに、プロビジョニングに関する仕様の相違によって、通信装置のプロビジョニングの際に、追加の作業が発生する可能性もある。しかしながら、通信装置の設定のために必要なユーザの作業が多く発生すると、そのような設定は、もはやゼロタッチプロビジョニングとは呼べないものとなる。
【０００６】
本開示の目的は、通信装置の設定の自動化を、より少ない制約で実現することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の通信装置は、管理制御網用のＶＬＡＮ（Virtual LAN）に関するＶＬＡＮ情報を有する隣接装置に直接または間接的に接続するためのポートと、前記ポートを介して通信装置が受信したＶＬＡＮ情報に基づいて、管理制御網との通信のためのＶＬＡＮインターフェイスを通信装置に設定するＶＬＡＮインターフェイス制御部と、ＶＬＡＮインターフェイスを介して、管理制御網から通信装置の設定情報を取得して、設定情報に基づいて通信装置の設定を行う設定部とを備える。
【０００８】
本開示の通信装置の設定方法は、管理制御網用のＶＬＡＮ（Virtual LAN）に関するＶＬＡＮ情報を通信装置のポートに受信するステップと、通信装置が受信したＶＬＡＮ情報に基づいて、管理制御網との通信のためのＶＬＡＮインターフェイスを通信装置に設定するステップと、ＶＬＡＮインターフェイスを介して通信装置の設定情報を取得するステップと、設定情報に基づいて通信装置の設定を行うステップとを備える。
【０００９】
本開示の通信システムは、通信装置と、管理制御網用のＶＬＡＮ（Virtual LAN）に関するＶＬＡＮ情報を有する隣接装置とを備え、通信装置は、隣接装置からＶＬＡＮ情報を受信して、ＶＬＡＮ情報に基づいて、管理制御網との通信のためのＶＬＡＮインターフェイスを設定し、ＶＬＡＮインターフェイスを介して通信装置の設定情報を取得して、設定情報に基づいて通信装置の設定を行う。
【発明の効果】
【００１０】
本開示によれば、通信装置の設定の自動化を、より少ない制約で実現できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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