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公開番号2025001685
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101294
出願日2023-06-21
発明の名称アンテナ装置
出願人サン電子株式会社
代理人個人,個人
主分類H01Q 1/12 20060101AFI20241226BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】壁面取付け金具にアンテナを取り付ける際、アンテナが壁面取付け金具から抜けないように仮止めできるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】受信感度方向と反対側で樹脂ケース1と一体成形されてアンテナ2を固定するアンテナ固定部3が、予め壁面8等に取り付けの壁面取付け金具5に仮止めされ、壁面取付け金具5に付設のボルト53とナット54で固定される。壁面取付け金具5にアンテナ固定部3が仮止め時に抜けないように、壁面取付け金具5のボルト53を支持している周辺の部位が、略半球状に内方に盛り上がった抜け防止凸部50に形成され、アンテナ固定部3には、ボルト53が差し込まれるボルト差込溝31の端部に、抜け防止凸部50が係合自在な略半球状に凹んだ係合凹部30が形成され、抜け防止凸部50に係合凹部30が係合してアンテナ2の仮止めと固定が自在である。
【選択図】図3A


特許請求の範囲【請求項1】
樹脂ケース内にアンテナ素子が配置されているアンテナの装置において、
受信感度方向と反対側で前記樹脂ケースと一体成形されてアンテナを固定するアンテナ固定部が、予め壁面に取り付けられている壁面取付け金具に仮止めされ、前記壁面取付け金具に付設されたボルトとナットで締め付け固定される構造であり、
前記壁面取付け金具に前記アンテナ固定部が仮止めされた際に抜けないように、前記壁面取付け金具のボルトを支持している周辺の部位が、略半球状に内方に盛り上がった抜け防止凸部として形成され、
一方、前記アンテナ固定部には、前記壁面取付け金具のボルトが差し込まれるボルト差込溝の端部に、前記抜け防止凸部が係合自在な略半球状に凹んだ係合凹部が形成され、
前記壁面取付け金具の抜け防止凸部に前記アンテナ固定部の係合凹部が係合して前記アンテナの仮止めと固定が自在に構成されていること、
を特徴とするアンテナ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
樹脂ケース内にアンテナ素子が配置されているアンテナの装置において、
受信感度方向と反対側で前記樹脂ケースと一体成形されてアンテナを固定するアンテナ固定部が、ポールにポール取付け金具で挟持される壁面取付け金具に仮止めされ、前記壁面取付け金具に付設されたボルトとナットで締め付け固定される構造であり、
前記壁面取付け金具に前記アンテナ固定部が仮止めされた際に抜けないように、前記壁面取付け金具のボルトを支持している周辺の部位が、略半球状に内方に盛り上がった抜け防止凸部として形成され、
一方、前記アンテナ固定部には、前記壁面取付け金具のボルトが差し込まれるボルト差込溝の端部に、前記抜け防止凸部が係合自在な略半球状に凹んだ係合凹部が形成され、
前記壁面取付け金具の抜け防止凸部に前記アンテナ固定部の係合凹部が係合して前記アンテナの仮止めと固定が自在に構成されていること、
を特徴とするアンテナ装置。
【請求項3】
前記アンテナ固定部が、縦長の前記アンテナの下方部に形成され、かつ前記ボルト差込溝が左右と中央の縦方向に3箇所形成され、
前記ボルト差込溝の上端と下端に、前記略半球状の係合凹部がそれぞれ形成されており、
前記3箇所のボルト差込溝のいずれかの係合凹部が、前記壁面取付け金具の抜け防止凸部に係合された際、前記いずれかの係合凹部の中心を中心軸として前記アンテナが、壁面又はポールに対して最大180度まで角度調整が回転可能であること、
を特徴とする、請求項1又は2に記載したアンテナ装置。
【請求項4】
前記壁面取付け金具は、垂直面部とその垂直面部の上下でそれぞれ水平方向に折曲された水平面部に形成され、前記上下の水平面部の先端部で貫通する貫通孔の内方の周辺部に前記抜け防止凸部が形成され、前記貫通孔に前記ボルトが挿通されており、
前記ボルトの中心軸と前記垂直面部までの長さが、前記アンテナ固定部の左右いずれかの係合凹部の中心から前記アンテナ固定部の近い側面側のアンテナ側面までの長さより長く形成され、
前記左右いずれかの係合凹部が前記抜け防止凸部に係合された際、前記アンテナ固定部が左右いずれかの方向へ90度まで回転可能であること、
を特徴とする、請求項3に記載したアンテナ装置。
【請求項5】
前記アンテナの裏面にある出力端子からの配線ケーブルを覆う化粧カバーが、前記アンテナ裏面に着脱自在に設けられていること、
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載したアンテナ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、反射素子や給電素子を樹脂ケース内部に収容するアンテナ装置に関し、さらに言えば、地上デジタル放送を受信するアンテナ装置を家の壁面やポールに取り付ける際、固定ボルトを締め付けるまでの間、抜けないように安全に仮止めできるアンテナ装置の技術分野に属するものである。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、地上デジタル放送を受信するアンテナは、アンテナ素子がむき出しになった八木式アンテナからアンテナ素子が樹脂でおおわれたデザインアンテナが主流になってきている。
これらのアンテナのうち主に壁面に取り付けられるアンテナとして、例えば下記特許文献1には、アンテナ装置100の背面110に一体的に形成されている突出部120と、突出部120と連結されるとともに、アンテナ装置100の取付対象物1に固定されてアンテナ装置100を支持する支持金具200とからなり、支持金具200は、基部210と、1対の突出片部220と、ボルト締結体240とを含み、突出部120は、1対の突出片部220と面する1対の端面121と、ボルト締結体240といずれか1つが択一的に嵌合する複数の嵌合溝123、124、125と、複数の嵌合溝123、124、125の各々を互いに連結する連結溝126と、ボルト締結体240が突出部120の外側から連結溝126内に通過可能とする開口127とを含み、壁面の支持金具200のボルト240は、前記第1、第2、第3の3つの嵌合溝123、124、125に形成されている各突起123p、124p、125pで保持される構造のアンテナ支持体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-175551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1のアンテナ支持体における構造では、アンテナを設置するとき、ボルト240が突起123p、124p、125pを通過するのに大きな力を必要とすることがあった。また、突起123p、124p、125pが経年使用で弱くなると簡単にボルト240が抜けてしまうといった安全性の面での不都合もある。
そして、壁に対する回転角度は60度までであるため、受信電波が玄関正面方向から到来するときは、玄関のある壁面にはアンテナの設置を拒まれるケースがあり、他の壁面に設置したのではアンテナの角度調整ができないという問題があり、かかる点が解決すべき課題とされている。
【0005】
したがって、本発明の目的は、壁面等に取り付けられた壁面取付け金具に対してアンテナを取り付けるとき、固定ボルトを締め付けるまでの間、アンテナが壁面取付け金具から抜けないように安全に仮止め(仮固定)できる構造にすることにある。
また、壁面に直角となる軸とアンテナの受信感度の中心軸との角度を90度付近まで回転できる構造を実現し、回転角度が90度付近となった時、アンテナ裏面に配線されているケーブルなどが見えなくてすっきりとした外観になるアンテナ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、樹脂ケース1内にアンテナ素子が配置されているアンテナ2の装置において、
受信感度方向と反対側で前記樹脂ケース1と一体成形されてアンテナ2を固定するアンテナ固定部3が、予め壁面8に取り付けられている壁面取付け金具5に仮止めされ、前記壁面取付け金具5に付設されたボルト53とナット54で締め付け固定される構造であり、
前記壁面取付け金具5に前記アンテナ固定部3が仮止めされた際に抜けないように、前記壁面取付け金具5のボルト53を支持している周辺の部位が、略半球状に内方に盛り上がった抜け防止凸部50として形成され、
一方、前記アンテナ固定部3には、前記壁面取付け金具5のボルト53が差し込まれるボルト差込溝31の端部に、前記抜け防止凸部50が係合自在な略半球状に凹んだ係合凹部30が形成され、
前記壁面取付け金具5の抜け防止凸部50に前記アンテナ固定部3の係合凹部30が係合して前記アンテナ2の仮止めと固定が自在に構成されていること、
を特徴とするアンテナ装置である。
【0007】
請求項2に記載した発明は、樹脂ケース1内にアンテナ素子が配置されているアンテナ2の装置において、
受信感度方向と反対側で前記樹脂ケース1と一体成形されてアンテナ2を固定するアンテナ固定部3が、ポール7にポール取付け金具6で挟持される壁面取付け金具5に仮止めされ、前記壁面取付け金具5に付設されたボルト53とナット54で締め付け固定される構造であり、
前記壁面取付け金具5に前記アンテナ固定部3が仮止めされた際に抜けないように、前記壁面取付け金具5のボルト53を支持している周辺の部位が、略半球状に内方に盛り上がった抜け防止凸部50として形成され、
一方、前記アンテナ固定部3には、前記壁面取付け金具5のボルト53が差し込まれるボルト差込溝31の端部に、前記抜け防止凸部50が係合自在な略半球状に凹んだ係合凹部30が形成され、
前記壁面取付け金具5の抜け防止凸部50に前記アンテナ固定部3の係合凹部30が係合して前記アンテナ2の仮止めと固定が自在に構成されていること、
を特徴とするアンテナ装置である。
【0008】
請求項3に記載した発明は、前記アンテナ固定部3が、縦長の前記アンテナ2の下方部に形成され、かつ前記ボルト差込溝31が左右と中央の縦方向に3箇所形成され、
前記ボルト差込溝31の上端31aと下端31bに、前記略半球状の係合凹部30がそれぞれ形成されており、
前記3箇所のボルト差込溝31のいずれかの係合凹部30が、前記壁面取付け金具5の抜け防止凸部50に係合された際、前記いずれかの係合凹部30の中心Tを中心軸として前記アンテナ2が、壁面8又はポール7に対して最大180度まで角度調整が可能であること、
を特徴とする、請求項1又は2に記載したアンテナ装置。
【0009】
請求項4に記載した発明は、前記壁面取付け金具5は、垂直面部51とその垂直面部51の上下でそれぞれ水平方向に折曲された水平面部52に形成され、前記上下の水平面部52の先端部で貫通する貫通孔52aの内方の周辺部に前記抜け防止凸部50が形成され、前記貫通孔52aに前記ボルト53が挿通されており、
前記ボルト53の中心軸Pと前記垂直面部51までの長さKが、前記アンテナ固定部3の左右いずれかの係合凹部30の中心Tから前記アンテナ固定部3の近い側面側のアンテナ側面32までの長さWより長く形成され、
前記左右いずれかの係合凹部30が前記抜け防止凸部50に係合された際、前記アンテナ固定部3が左右いずれかの方向へ90度まで回転可能であること、
を特徴とする、請求項3に記載したアンテナ装置である。
【0010】
請求項5に記載した発明は、前記アンテナ2の裏面20にある出力端子21からの配線ケーブルを覆う化粧カバー4が、前記アンテナ裏面20に着脱自在に設けられていること、
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載したアンテナ装置である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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