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公開番号2024126971
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035775
出願日2023-03-08
発明の名称電動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60L 53/24 20190101AFI20240912BHJP(車両一般)
要約【課題】第1モータの温度と第2モータの温度、第1インバータの温度と第2インバータの温度、に比較的大きな不均衡を生じるのを抑制する。
【解決手段】電動車は、第1、第2モータの温度と第1、第2インバータの温度とのうちの少なくとも一方に基づいて、外部電源装置から第1モータの第1中性点に供給される電力を第1モータおよび第1インバータを介して蓄電装置に供給する第1充電モード、および、外部電源装置から第2モータの第2中性点に供給される電力を第2モータおよび第2インバータを介して蓄電装置に供給する第2充電モードから、充電モードを選択して実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置と、それぞれ三相コイルを有する第1、第2モータと、前記蓄電装置からの直流電力をそれぞれ三相交流電力に変換して前記第1、第2モータに供給する第1、第2インバータと、前記第1、第2インバータを制御する制御装置とを備える電動車であって、
前記制御装置は、前記第1、第2モータの温度と前記第1、第2インバータの温度とのうちの少なくとも一方に基づいて、外部電源装置から前記第1モータの第1中性点に供給される電力を前記第1モータおよび前記第1インバータを介して前記蓄電装置に供給する第1充電モード、および、前記外部電源装置から前記第2モータの第2中性点に供給される電力を前記第2モータおよび前記第2インバータを介して前記蓄電装置に供給する第2充電モードから、充電モードを選択して実行する、
電動車。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1記載の電動車であって、
前記充電モードが前記第1充電モードで前記第1モータの温度から前記第2モータの温度を減じて得られる値が第1閾値以上に至ったときまたは前記充電モードが前記第1充電モードで前記第1インバータの温度から前記第2インバータの温度を減じて得られる値が第2閾値以上に至ったときには、前記制御装置は、前記充電モードを前記第2充電モードに切り替え、
前記充電モードが前記第2充電モードで前記第2モータの温度から前記第1モータの温度を減じて得られる値が第3閾値以上に至ったときまたは前記充電モードが前記第2充電モードで前記第2インバータの温度から前記第1インバータの温度を減じて得られる値が第4閾値以上に至ったときには、前記制御装置は、前記充電モードを前記第1充電モードに切り替える、
電動車。
【請求項3】
請求項1記載の電動車であって、
前記充電モードが前記第1充電モードで前記第1モータの温度が第1閾値以上に至ったときまたは前記充電モードが前記第1充電モードで前記第1インバータの温度が第2閾値以上に至ったときには、前記制御装置は、前記充電モードを前記第2充電モードに切り替え、
前記充電モードが前記第2充電モードで前記第2モータの温度が第3閾値以上に至ったときまたは前記充電モードが前記第2充電モードで前記第2インバータの温度が第4閾値以上に至ったときには、前記制御装置は、前記充電モードを前記第1充電モードに切り替える、
電動車。
【請求項4】
請求項1ないし3のうちの何れか1つの請求項に記載の電動車であって、
前記第1モータおよび前記第1インバータを含む第1流路と、前記第2モータおよび前記第2インバータを含む第2流路と、のうちの一方または両方に冷却媒体を流通させる冷却装置を備え、
前記充電モードが前記第1充電モードのときには、前記制御装置は、前記第1流路および前記第2流路のうち前記第1流路にだけ前記冷却媒体を流通させ、前記充電モードが前記第2充電モードのときには、前記制御装置は、前記第1流路および前記第2流路のうち前記第2流路にだけ前記冷却媒体を流通させる、
電動車。
【請求項5】
請求項4記載の電動車であって、
前記充電モードが前記第1充電モードで第1所定時間に亘って継続したときには、前記制御装置は、前記充電モードを前記第2充電モードに切り替え、前記充電モードが前記第2充電モードで第2所定時間に亘って継続したときには、前記制御装置は、前記充電モードを前記第1充電モードに切り替える、
電動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、蓄電装置と、三相コイルを有するモータと、蓄電装置からの直流電力を三相交流電力に変換してモータに供給するインバータと、インバータを制御する制御装置と、を備える電動車が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電動車では、外部電源装置からモータの中性点に供給される電力をモータおよびインバータを介して蓄電装置に供給する外部充電の際に、制御装置は、インバータのスイッチング素子のデューティ値を設定してインバータを制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開2020/0177014号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動車は、蓄電装置と、それぞれ三相コイルを有する第1、第2モータと、蓄電装置からの直流電力をそれぞれ三相交流電力に変換して第1、第2モータに供給する第1、第2インバータと、を備える場合もある。この場合、外部充電の際に、電動車は、第1モータおよび第1インバータと、第2モータおよび第2インバータと、のうちの一方だけを使用し続けると、両者の温度に比較的大きな不均衡を生じ得る。
【0005】
本開示の電動車は、第1モータの温度と第2モータの温度、第1インバータの温度と第2インバータの温度、に比較的大きな不均衡を生じるのを抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の電動車は、蓄電装置と、それぞれ三相コイルを有する第1、第2モータと、前記蓄電装置からの直流電力をそれぞれ三相交流電力に変換して前記第1、第2モータに供給する第1、第2インバータと、前記第1、第2インバータを制御する制御装置とを備える電動車であって、前記制御装置は、前記第1、第2モータの温度と前記第1、第2インバータの温度とのうちの少なくとも一方に基づいて、外部電源装置から前記第1モータの第1中性点に供給される電力を前記第1モータおよび前記第1インバータを介して前記蓄電装置に供給する第1充電モード、および、前記外部電源装置から前記第2モータの第2中性点に供給される電力を前記第2モータおよび前記第2インバータを介して前記蓄電装置に供給する第2充電モードから、充電モードを選択して実行することを要旨とする。
【0008】
本開示の電動車では、制御装置は、第1、第2モータの温度と第1、第2インバータの温度とのうちの少なくとも一方に基づいて、外部電源装置から第1モータの第1中性点に供給される電力を第1モータおよび第1インバータを介して蓄電装置に供給する第1充電モード、および、外部電源装置から第2モータの第2中性点に供給される電力を第2モータおよび第2インバータを介して蓄電装置に供給する第2充電モードから、充電モードを選択して実行する。これにより、制御装置が充電モードを第1充電モードと常時する場合、および、制御装置が充電モードを第2充電モードと常時する場合に比して、電動車は、第1モータの温度と第2モータの温度、第1インバータの温度と第2インバータの温度、に比較的大きな不均衡を生じるのを抑制できる。
【0009】
本開示の電動車において、前記充電モードが前記第1充電モードで前記第1モータの温度から前記第2モータの温度を減じて得られる値が第1閾値以上に至ったときまたは前記充電モードが前記第1充電モードで前記第1インバータの温度から前記第2インバータの温度を減じて得られる値が第2閾値以上に至ったときには、前記制御装置は、前記充電モードを前記第2充電モードに切り替え、前記充電モードが前記第2充電モードで前記第2モータの温度から前記第1モータの温度を減じて得られる値が第3閾値以上に至ったときまたは前記充電モードが前記第2充電モードで前記第2インバータの温度から前記第1インバータの温度を減じて得られる値が第4閾値以上に至ったときには、前記制御装置は、前記充電モードを前記第1充電モードに切り替えてもよい。
【0010】
本開示の電動車において、前記充電モードが前記第1充電モードで前記第1モータの温度が第1閾値以上に至ったときまたは前記充電モードが前記第1充電モードで前記第1インバータの温度が第2閾値以上に至ったときには、前記制御装置は、前記充電モードを前記第2充電モードに切り替え、前記充電モードが前記第2充電モードで前記第2モータの温度が第3閾値以上に至ったときまたは前記充電モードが前記第2充電モードで前記第2インバータの温度が第4閾値以上に至ったときには、前記制御装置は、前記充電モードを前記第1充電モードに切り替えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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