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公開番号2024102431
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006304
出願日2023-01-19
発明の名称車両用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類B60Q 1/076 20060101AFI20240724BHJP(車両一般)
要約【課題】、部品点数を削減した簡易な構成のランプ光軸調整装置を備えた車両用灯具を提供する。
【解決手段】ランプユニット1のランプ光軸調整装置2は、エイミング機構3により傾動されるメインブラケット5と、ランプユニット1を支持してメインブラケット5に傾動可能に支持されたサブブラケット6を備える。サブブラケット6は、ランプユニット1を覆うカバー部61と、傾動時に支点となる支点部62と、レベリング機構4のアクチュエータ41に連結される連結部63が一体に形成されている。
【選択図】 図5


特許請求の範囲【請求項1】
ランプユニットと、このランプユニットのランプ光軸を角度調整するランプ光軸調整装置とがランプハウジング内に配設された車両用灯具であって、前記ランプ光軸調整装置は、前記ランプユニットを支持するとともに当該ランプユニットを覆い、前記ランプハウジングに対して少なくともランプユニットの上下方向に傾動されるサブブラケットを備えており、エクステンションに設けられた窓を通して前記ランプユニットの光照射レンズと前記サブブラケットの一部が露呈され、前記サブブラケットは、前記ランプユニットを覆うカバー部と、傾動時に支点となる支点部と、レベリング機構のアクチュエータに連結される連結部が一体に形成されていることを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記ランプハウジングに対して前記ランプユニットの上下方向及び左右方向に傾動可能に支持されたメインブラケットを備えており、前記サブブラケットは、前記メインブラケットに対して前記ランプユニットと一体的にランプユニットの上下方向に傾動可能に支持される請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記サブブラケットの支点部は、前記ランプユニットの左右方向に沿った2つの球継手を備え、当該サブブラケットは前記2つの球継手を結ぶ線を支軸として傾動可能とされる請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記アクチュエータは前記ランプユニットの前後方向に移動される駆動軸部を備え、当該駆動軸部は前記サブブラケットの連結部に設けられた連結スリーブに内挿され、当該駆動軸部の移動により前記サブブラケットが傾動される請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記アクチュエータは、リニア駆動機構を内装するケーシングを備え、前記駆動軸部はこのケーシングに開口された開口溝から突出され、突出された先端部が前記連結スリーブに内挿される。請求項4に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は自動車等の車両のヘッドランプに適用して好適な車両用灯具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
自動車用ヘッドランプは、所要の配光特性を得るために、照射する光の中心軸を所定の方向に設定するためのランプ光軸調整装置が設けられる。そのため、ヘッドランプにはランプユニットから出射される光の中心軸(以下、ランプ光軸と称する)の上下方向と左右方向の各角度位置を調整するためのエイミング機構が設けられる。また、自動車の走行に伴って生じる自動車のピッチ角(俯仰角)の変化によるランプ光軸の上下方向の角度位置の変化を調整するためのレベリング機構が設けられたものもある。
【0003】
特許文献1のランプには、エイミングブラケットの上下方向と左右方向の各角度位置を調整するためのエイミング機構が設けられており、また、このエイミングブラケットに支持されたレベリングブラケットの上下方向の角度位置を調整するためのレベリング機構が設けられている。レベリングブラケットにはランプユニットが支持されており、レベリングブラケットの上下方向の角度位置の調整によりランプ光軸が調整される。
【0004】
一方、特許文献2のランプには、ランプユニットを支持しているブラケットを上下方向、左右方向に角度調整するエイミング機構が設けられており、このエイミング機構のナットに、ブラケットに支持したアクチュエータが連結された構成が設けられている。このアクチュエータによりブラケットをナットに対して傾動させることにより、ランプ光軸の上下方向の角度位置が調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-70295号公報
特開2019-61809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、車両用のランプにおいては、外観上の見栄え向上のために、ランプ内に装飾用のエクステンションが配設されることがある。特許文献1,2のようなレベリング機構を備えたランプにエクステンションを配設する場合には、ランプユニットの傾動時にエクステンションとランプユニットが干渉することがないように所要の隙間を設ける必要があり、この隙間を通してランプユニットの一部が露呈されることがある。従来では、隙間を通して露呈されても見栄えが低下することがないように、ブラケットとは別にランプユニットを覆うユニットカバーが設けられており、このために部品点数が増大するという課題がある。
【0007】
また、特許文献1のレベリング機構はスクリュー・ナット構造であり、その螺合部分が露呈されているため、埃の付着や潤滑剤の洩れ等の問題が生じることがある。特許文献2で用いられているリニア型のアクチュエータではこの種の問題は少ないが、アクチュエータとブラケットとの連結部にガタが生じると、ブラケットが傾動されたときに、ブラケットの左右方向への変位や面ぶれ等の変動が生じ、ランプ光軸の調整精度が低下する要因となる。このようなブラケットの変動を防止するために、ブラケットの傾動をガイドするためのスライダーが設けられるが、スライダーの構造が複雑になるとともに、スライダーを挟んでアクチュエータとブラケットを連結させるためのジョイントも必要になり、このための部品点数が増大するという課題がある。
【0008】
本発明の目的は、部品点数を削減した簡易な構成のランプ光軸調整装置を備えた車両用灯具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の車両用灯具は、ランプユニットと、このランプユニットのランプ光軸を角度調整するランプ光軸調整装置とがランプハウジング内に配設された車両用灯具であって、ランプ光軸調整装置は、ランプユニットを支持するとともに当該ランプユニットを覆い、ランプハウジングに対して少なくとも上下方向に傾動されるサブブラケットを備えており、エクステンションに設けられた窓を通してランプユニットの光照射レンズとサブブラケットの一部が露呈され、サブブラケットは、ランプユニットを覆うカバー部と、傾動時に支点となる支点部と、レベリング機構のアクチュエータに連結される連結部が一体に形成されている。
【0010】
本発明において、ランプハウジングに対してランプユニットの上下方向及び左右方向に傾動可能に支持されたメインブラケットを備えており、サブブラケットはメインブラケットに対してランプユニットと一体的に当該ランプユニットの上下方向に傾動可能に支持される。この構成において、サブブラケットの支点部は、ランプユニットの左右方向に沿った2つの球継手を備え、サブブラケットはこれらの球継手を結ぶ線を支軸として傾動可能とされる構成とすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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