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公開番号
2024106592
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-08
出願番号
2023010940
出願日
2023-01-27
発明の名称
作業車両
出願人
三菱マヒンドラ農機株式会社
代理人
主分類
B60R
11/02 20060101AFI20240801BHJP(車両一般)
要約
【課題】走行機体の現在位置を取得するために走行機体の最も高い位置となる頂部に設けるGNSSアンテナの、帆布トラックシートやポリエチレンなどの合成樹脂製のシート等の作業車両に対するシート(覆い)掛けに伴って生ずる損傷や破損を防止する作業車両を提供する。
【解決手段】走行機体のGNSSアンテナを設ける頂部近傍に、作業車両に掛ける覆いを下方から受け止めるガード体を設けて、GNSSアンテナが覆いに直接接触して損傷や破損を生じないようにガードする。また、このガード体を格納姿勢に変更可能になす。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
走行機体の頂部にGNSSアンテナを設け、このGNSSアンテナによって捕捉した測位衛星から出される電波に基づいて、走行機体の現在位置を取得する作業車両にあって、前記走行機体のGNSSアンテナを設ける頂部近傍に、前記作業車両に掛ける覆いを下方から受け止めるガード体を設けて、前記GNSSアンテナが覆いに直接接触して損傷や破損を生じないようにガードすることを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記ガード体は、その上部をGNSSアンテナより高くして、作業車両に掛ける覆いを下方から受け止める作用姿勢と、その全体をGNSSアンテナより低くして、測位衛星から出される電波を遮ることがない格納姿勢に変更可能になすことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記走行機体の始動の際にガード体が作用姿勢となっている場合には、ガード体の格納姿勢への変更を、或いは、走行機体の始動後に駐車ブレーキが掛けられた場合には、ガード体の作用姿勢への変更を促すメッセージを作業者に向けて出すことを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクタや乗用型田植機等の主に農業用の作業車両に係り、詳しくは、測位衛星から出される電波に基づいて走行機体の現在位置を取得する作業車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
トラクタや乗用型田植機等の農業用の作業車両にあっては、田畑の耕耘作業や田植作業等を行う場合に、全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)を用いて走行機体(作業車両)の現在位置を取得し、また、この取得した位置情報を用いて走行機体を予め定めた直線状の目標走行経路に倣って自動走行させたり、或いは、枕地での旋回も含めた自動走行を行うことができるようにしている。
【0003】
そこで、このように自動走行を行わせる作業車両にあって、自らの位置情報を取得するために設けるアンテナは、その後の測位計算を行うために最低でも4機の測位衛星から出される電波を捕捉しなければならず、また、より一層に測位精度を上げるためには出来るだけ多くの測位衛星から出される電波を捕捉する必要があることから、多数の周波数帯に対応する高精度のGNSSアンテナを使用することが望ましい。
【0004】
さらに、測位衛星から出される電波は非常に微弱でGNSSアンテナ周辺に仮に遮蔽物があると電波の遮断が生じてしまい、また、周囲の構造物等によって反射・回析した電波を捕捉してしまうと、測位計算において誤差を生じてしまうので、従来よりアンテナの設置場所としては、空が良く見渡せて見晴らしの良い場所である事が推奨されている。
【0005】
そのため、例えば、操縦部をキャビンで覆っているトラクタにあっては、キャビンのルーフ上にGNSSアンテナを設けたり、キャビンを設けないトラクタにあっては、操縦部の後部に設ける安全フレームの上部にGNSSアンテナを設けて、測位衛星から出される電波を遮蔽物から遠ざけて適正に捕捉することができるようにしている。なお、この場合、GNSSアンテナは走行機体の一番高い位置で屋外となる頂部に設けるため、風雨に晒されても耐え得る全天候型となす必要がある。
【0006】
また、作業車両を納屋に格納する場合にアンテナ等を有する測位装置を納屋の天井に当てるおそれがあったり、作業車両をトラックに載せて運搬する場合にその測位装置をトラックの荷台の天井に当てるおそれがある。そこで、測位装置を設ける取付ステーを枢軸回りに回転することで、測位装置を使用位置より低い位置に移動させることにより、測位装置を障害物に当てるのを防止することが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-41745号公報
特開2022-170826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述のように測位衛星から出される電波に基づいて走行機体の現在位置を取得する作業車両にあっては、自らの位置情報を取得するために設けるGNSSアンテナを、走行機体の最も高い位置となる頂部に設けることによって、少なくとも走行機体に設ける他の構造物等によって測位衛星から出される電波を遮られることがないので、多数の測位衛星から出される電波をGNSSアンテナが捕捉して、その測位精度を向上させることができる。
【0009】
しかし、GNSSアンテナを走行機体の頂部に設けると、前述の特許文献1に記載されているように、作業車両を納屋に格納する場合にアンテナ等を有する測位装置を納屋の天井に当てるおそれがあったり、作業車両をトラックに載せて運搬する場合にその測位装置をトラックの荷台の天井に当てるおそれがある。そこで、このような虞がある場合は、測位装置を使用位置より低い格納位置に移動させることによって、障害物との当接を防止しなければならない。
【0010】
但し、アンテナ等が納屋の天井やトラックの荷台の天井に当たるおそれが無い場合であっても、トラックに載せて運搬する場合に作業車両を風雨から避けるために耐候性に優れた重量のある帆布トラックシート(幌)や、それより比較的軽いポリエチレンなどの合成樹脂製のシート(ブルーシート)等で覆い、また、このシートのハトメにロープ等を通してシートを絞ってトラックに固定する場合に、アンテナを覆う樹脂製カバーにシートが直接接触してこのカバーに傷を付けたり、アンテナ毎破損させてしまうという虞が十分に考えられる。
(【0011】以降は省略されています)
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