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公開番号2024127112
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036009
出願日2023-03-08
発明の名称車両電源装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20240912BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】充電時に第1リレーの溶着を抑制できるようにする。
【解決手段】車両電源装置は、外部電源に接続可能な充電インレットに接続された電池と、充電インレットの側及び電池の側にそれぞれ配置された第1及び第2リレーと、充電インレットの側の正極ラインと負極ラインとの間の電圧を計測する第1電圧センサと、電池の側の正極ラインと負極ラインとの間の電圧を計測する第2電圧センサと、制御装置と、を備える。制御装置は、第1及び第2リレーのそれぞれが閉状態である補正値学習条件において、第1電圧センサの第1計測値と第2電圧センサの第2計測値との第1差分から第2計測値に応じた第1計測値の補正値を取得する。電池の充電に際し、制御装置は、第2計測値に応じた補正値と第1計測値との合計値と、第2計測値との第2差分が閾値範囲内にある場合、充電を開始し、第2差分が閾値範囲外にある場合、充電を行わない。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外部電源に接続可能な充電インレットに接続された電池と、
前記充電インレットの側に配置された第1リレーと、
前記電池の側に配置された第2リレーと、
前記充電インレットの側の正極ラインと負極ラインとの間の電圧を計測する第1電圧センサと、
前記電池の側の正極ラインと負極ラインとの間の電圧を計測する第2電圧センサと、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記第1及び第2リレーのそれぞれが閉状態である補正値学習条件において、前記第1電圧センサの第1計測値と前記第2電圧センサの第2計測値との第1差分から前記第2計測値に応じた前記第1計測値の補正値を取得し、
前記電池の充電に際し、前記第2計測値に応じた前記補正値と前記第1計測値との合計値と、前記第2計測値との第2差分が閾値範囲内にある場合、前記充電を開始し、前記第2差分が前記閾値範囲外にある場合、前記充電を行わない
ことを特徴とする車両電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、外部充電可能な車両に適用される車両電源装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両に搭載される充電制御装置を開示している。充電器をインレットに接続して電池を充電する場合、充電制御装置のECUは、インレット側の電圧センサVDCの計測値と電池側の電圧センサVBの計測値との差が所定値以内になったことに基づいて、充電リレーをオンする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-112004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術に関し、例えば電池の高電圧化により電圧センサVDC及びVBのそれぞれの計測値(認識値)と実値との差分が大きくなると、充電時に差(特許文献1に記載の差)が所定値以内であっても充電リレーの溶着のリスクが高まる。
【0005】
本開示は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、充電時に充電リレー(第1リレー)の溶着を抑制できるようにした車両電源装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る車両電源装置は、電池と、第1リレーと、第2リレーと、第1電圧センサと、第2電圧センサと、制御装置と、を備える。電池は、外部電源に接続可能な充電インレットに接続されている。第1リレーは、充電インレットの側に配置されている。第2リレーは、電池の側に配置されている。第1電圧センサは、充電インレットの側の正極ラインと負極ラインとの間の電圧を計測する。第2電圧センサは、電池の側の正極ラインと負極ラインとの間の電圧を計測する。制御装置は、第1及び第2リレーのそれぞれが閉状態である補正値学習条件において、第1電圧センサの第1計測値と第2電圧センサの第2計測値との第1差分から第2計測値に応じた第1計測値の補正値を取得する。電池の充電に際し、制御装置は、第2計測値に応じた補正値と第1計測値との合計値と、第2計測値との第2差分が閾値範囲内にある場合、充電を開始し、第2差分が閾値範囲外にある場合、充電を行わない。付け加えると、補正値学習条件において、補正値の学習のために機械学習が用いられてもよい。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、第1及び第2電圧センサのそれぞれの計測値と実値との差分が大きい場合であっても、充電時に第1リレーの溶着を抑制できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る車両電源装置の構成の一例を概略的に示す図である。
実施の形態に係る外部充電に関する処理を示すフローチャートである。
他の実施の形態に係る車両電源装置の構成の一例を概略的に示す図である。
他の実施の形態に係る外部充電に関する処理を示すフローチャートである。
充電時に実行される学習処理の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面とともに、本開示の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略又は簡略する。
【0010】
1.車両電源装置の構成
図1は、実施の形態に係る車両電源装置10の構成の一例を概略的に示す図である。車両電源装置10は、車両に適用(搭載)されている。車両は、外部電源からの電力による充電(外部充電)が可能な車両であり、例えばバッテリ電気自動車(BEV)である。
(【0011】以降は省略されています)

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