TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024127119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036023
出願日2023-03-08
発明の名称車両の駆動装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F16H 3/14 20060101AFI20240912BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】車両全体としての構成を簡素化しつつ前後進ともにトルクの増幅機能を実現可能とする。
【解決手段】車両の駆動装置は、駆動源と、駆動源からの動力が入力されるトルクコンバータと、車輪につながる最終出力軸と、ギヤ機構と、クラッチ制御装置とを備える。ギヤ機構は、コンバータ出力軸と最終出力軸との間に位置する動力伝達経路に介在している。ギヤ機構は、コンバータ出力軸と同じ又は逆の第1回転方向でトルクコンバータからの動力を後段に伝達する前進ギヤと、車両前進時に係合され、前進ギヤからの動力を最終出力軸に伝達する前進クラッチと、第1回転方向と逆の第2回転方向でトルクコンバータからの動力を後段に伝達する後進ギヤと、車両後進時に係合され、後進ギヤからの動力を最終出力軸に伝達する後進クラッチとを含む。クラッチ制御装置は、パーキングレンジが選択された場合に、前進クラッチ及び後進クラッチの双方を係合状態とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
駆動源と、
前記駆動源からの動力が入力されるトルクコンバータと、
車輪につながる最終出力軸と、
前記トルクコンバータの出力軸であるコンバータ出力軸と前記最終出力軸との間に位置する動力伝達経路に介在するギヤ機構と、
クラッチ制御装置と、
を備え、
前記ギヤ機構は、
前記コンバータ出力軸と同じ又は逆の第1回転方向で前記トルクコンバータからの動力を後段に伝達する前進ギヤと、
車両前進時に係合され、前記前進ギヤからの動力を前記最終出力軸に伝達する前進クラッチと、
前記第1回転方向と逆の第2回転方向で前記トルクコンバータからの動力を後段に伝達する後進ギヤと、
車両後進時に係合され、前記後進ギヤからの動力を前記最終出力軸に伝達する後進クラッチと、
を含み、
前記クラッチ制御装置は、パーキングレンジが選択された場合に、前記前進クラッチ及び前記後進クラッチの双方を係合状態とする
ことを特徴とする車両の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電気自動車の駆動ユニットを開示している。駆動ユニットは、モータと、モータからの動力が入力されるトルクコンバータと、動力出力部とを備えている。動力出力部は、トルクコンバータからの動力を駆動輪へと出力する。動力出力部は、第1ギヤ列と、第2ギヤ列とを有する。第1ギヤ列は、トルクコンバータからの動力を第1回転方向で出力する。第2ギヤ列は、トルクコンバータからの動力を第1回転方向とは反対方向の第2回転方向で出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-14901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の駆動ユニットでは、後進時のトルクの増幅機能の追加のためにギヤ及び切り替え機構等の構成が純粋に増えてしまう。この点に関し、上記の増幅機能を実現するための構成は、他の機能を兼ね備えることによって、車両全体としての構成を簡素化しつつ実現されることが望ましい。
【0005】
本開示は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、車両全体としての構成を簡素化しつつ前後進ともにトルクの増幅機能を実現できるようにした車両の駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る車両の駆動装置は、駆動源と、駆動源からの動力が入力されるトルクコンバータと、車輪につながる最終出力軸と、ギヤ機構と、クラッチ制御装置と、を備える。ギヤ機構は、トルクコンバータの出力軸であるコンバータ出力軸と最終出力軸との間に位置する動力伝達経路に介在している。ギヤ機構は、コンバータ出力軸と同じ又は逆の第1回転方向でトルクコンバータからの動力を後段に伝達する前進ギヤと、車両前進時に係合され、前進ギヤからの動力を最終出力軸に伝達する前進クラッチと、第1回転方向と逆の第2回転方向でトルクコンバータからの動力を後段に伝達する後進ギヤと、車両後進時に係合され、後進ギヤからの動力を最終出力軸に伝達する後進クラッチと、を含む。クラッチ制御装置は、パーキングレンジが選択された場合に、前進クラッチ及び後進クラッチの双方を係合状態とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る車両の駆動装置によれば、車両全体としての構成を簡素化しつつ、前後進ともにトルクの増幅機能を実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る駆動装置の構成を概略的に示す図である。
実施の形態に係る前進クラッチ及び後進クラッチの制御を説明するための図である。
実施の形態に係る駆動装置の構成の他の例を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面とともに、本開示の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略又は簡略する。
【0010】
1.駆動装置の構成
図1は、実施の形態に係る駆動装置10の構成を概略的に示す図である。より詳細には、図1(A)は、駆動装置10の全体構成を概略的に示している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
回転機構
4か月前
個人
回転伝達機構
1か月前
株式会社フジキン
配管
15日前
丸一株式会社
配管構造
3か月前
個人
ロックナット
1か月前
個人
ネジの緩み止め装置
4か月前
個人
弁装置
2か月前
個人
リンクプレート
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
株式会社ニフコ
留め具
3か月前
株式会社キッツ
管継手
2か月前
株式会社フジキン
バルブ装置
4か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
今日
マフレン株式会社
自動給脂器
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
北村精工株式会社
固定具
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
株式会社不二工機
電動弁
15日前
日本精工株式会社
直動案内装置
2か月前
株式会社TOK
着脱装置
4か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
14日前
株式会社三五
ドライブシャフト
21日前
スズキ株式会社
防振装置
21日前
株式会社テイエルブイ
自動弁装置
2か月前
個人
クラッチシェル保護板
25日前
カヤバ株式会社
バルブ装置
4か月前
三和テッキ株式会社
配管固定装置
2か月前
株式会社NejiLaw
雌ねじ体
2か月前
帝人株式会社
衝撃吸収部材
3か月前
ヒロホー株式会社
締結構造
4か月前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
4か月前
中国電力株式会社
配管接続具
1か月前
個人
遊星式回転-直動運動変換装置
4か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
4か月前
竹内工業株式会社
防振支持具
2か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
5か月前
続きを見る