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公開番号2024131169
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041263
出願日2023-03-15
発明の名称ケーシング
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F16J 15/10 20060101AFI20240920BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ケーシング本体とサービスカバーとの間で隙間腐食が生じることを回避又は抑制する。
【解決手段】ケーシングは、サービスホールを有するケーシング本体と、前記サービスホールを塞ぐサービスカバーと、前記ケーシング本体と前記サービスカバーとの間に介挿され、前記サービスホールを気密に封止するガスケットと、を備えてもよい。前記ガスケットは、環状の本体部分と、前記本体部分から前記ケーシング本体と前記サービスカバーとの間を径方向外側へ延びるフランジ部分と、を有してもよい。前記フランジ部分は、前記径方向において少なくとも一つの屈曲部を有し、前記フランジ部分と前記ケーシング本体との間の隙間、及び/又は、前記フランジ部分と前記サービスカバーとの間の隙間に、ラビリンス構造を形成してもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
サービスホールを有するケーシング本体と、
前記サービスホールを塞ぐサービスカバーと、
前記ケーシング本体と前記サービスカバーとの間に介挿され、前記サービスホールを気密に封止するガスケットと、
を備え、
前記ガスケットは、
環状の本体部分と、
前記本体部分から前記ケーシング本体と前記サービスカバーとの間を径方向外側へ延びるフランジ部分と、を有し、
前記フランジ部分は、前記径方向において少なくとも一つの屈曲部を有し、前記フランジ部分と前記ケーシング本体との間の隙間、及び/又は、前記フランジ部分と前記サービスカバーとの間の隙間に、ラビリンス構造を形成する、
ケーシング。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、ケーシングに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電力変換器用のケーシングが記載されている。このケーシングは、ケーシング本体とサービスカバーとを備える。ケーシング本体にはサービスホールが形成されており、そのサービスホールをサービスカバーが塞いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-122914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したようなケーシングでは、サービスホールへの異物の侵入を防ぐため、ケーシング本体とサービスカバーとの間にガスケットが介挿される。ガスケットは、サービスホールを取り囲むように環状形状を有し、サービスカバーと共にサービスホールを気密に封止する。その一方で、ガスケットの径方向外側では、ケーシング本体とサービスカバーとの間に隙間が存在する。このような隙間が存在すると、水分(雨水、塩水)や油分等が隙間内に侵入して、長く保持されることがある。このような状況は、ケーシング本体やサービスカバーに酸化や膨潤といった劣化(以下、隙間腐食という)を招き、サービスホールにおけるシール性を低下させてしまう。
【0005】
上記した課題を鑑み、本明細書は、ケーシング本体とサービスカバーとの間で隙間腐食が生じることを回避又は抑制し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する技術に係るケーシングは、サービスホールを有するケーシング本体と、前記サービスホールを塞ぐサービスカバーと、前記ケーシング本体と前記サービスカバーとの間に介挿され、前記サービスホールを気密に封止するガスケットと、を備えてもよい。前記ガスケットは、環状の本体部分と、前記本体部分から前記ケーシング本体と前記サービスカバーとの間を径方向外側へ延びるフランジ部分と、を有してもよい。前記フランジ部分は、前記径方向において少なくとも一つの屈曲部を有し、前記フランジ部分と前記ケーシング本体との間の隙間、及び/又は、前記フランジ部分と前記サービスカバーとの間の隙間に、ラビリンス構造を形成してもよい。
【0007】
上記したケーシングでは、ガスケットが、本体部分とフランジ部分とを有する。フランジ部分は、本体部分の径方向外側において、ケーシング本体とサービスカバーとの間の隙間に介在する。フランジ部分は、径方向において少なくとも一つの屈曲部を有し、ケーシング本体とサービスカバーとの間の隙間に、ラビリンス構造を形成する。このような構成によると、水分や油分等といった異物が、ケーシングの外部から当該隙間に侵入し難くなる。従って、ケーシング本体とサービスカバーとの間で、隙間腐食が生じることが回避又は抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ケーシングの構成を示す図。
ガスケットの変形例を示す端面図。
ケーシングの別の参考例を示す端面図
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0009】
図面を参照して、実施例のケーシング10について説明する。特に限定されないが、本実施例のケーシング10は、車両用の電力変換装置に採用されており、各種の電気部品(図示省略)を収容する。電力変換装置は、車両に搭載されて、車両のバッテリから走行用モータへ供給される電力を制御する。電力変換装置は、前記した電気部品として、例えばインバータ回路やコンバータ回路を含む。
【0010】
図1に示すように、ケーシング10は、ケーシング本体12と、サービスカバー18と、ガスケット20とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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