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公開番号2024154724
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023068713
出願日2023-04-19
発明の名称締結工具
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B25B 21/00 20060101AFI20241024BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】締結工具以外の装置を用いることなく、首切りボルトから切断された頭部を締結工具から取り外す。
【解決手段】締結工具1、1’、1”は、首切りボルト10の頭部11と係合して首切りボルトに締付トルクを付与する締付部2、2’、2”と、締付部を覆う被覆部3、3’、3”と、首切りボルトの破断により締付部に残された頭部を被覆部の外部に露出させる露出部とを備える。露出部は、締結工具の長手方向にスライド可能であり、スライド動作によって頭部を被覆部の外部に露出させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
首切りボルトの締結に用いられる締結工具であって、
前記首切りボルトの頭部と係合して該首切りボルトに締付トルクを付与する締付部と、
前記締付部を覆う被覆部と、
前記首切りボルトの破断により前記締付部に残された前記頭部を前記被覆部の外部に露出させる露出部と
を備え、
前記露出部は、当該締結工具の長手方向にスライド可能であり、スライド動作によって前記頭部を前記被覆部の外部に露出させる、締結工具。
続きを表示（約 210 文字）【請求項２】
前記頭部は前記締付部において磁石によって保持される、請求項１に記載の締結工具。
【請求項３】
前記露出部はスライド動作によって前記頭部を押圧する、請求項１又は２に記載の締結工具。
【請求項４】
前記被覆部が前記露出部として機能する、請求項１又は２に記載の締結工具。
【請求項５】
前記露出部を付勢するスプリングを更に備える、請求項１又は２に記載の締結工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は締結工具に関する。
続きを表示（約 990 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、二つ以上の部材を締結するために首切りボルトを用いることが知られている。首切りボルトの締結には締結工具が用いられる。締結工具から付与された締結トルクにより首切りボルトは破断し、首切りボルトの頭部が切断される。頭部の切断により、部材の締結が解除されることを防止することができる。
【０００３】
首切りボルトによって締結された部材上に頭部を残存させることは望ましくないため、切断された頭部を除去する必要がある。これに関して、特許文献１には、切断された頭部を締結工具に保持し、締結工具とは別個の回収装置に設けられた磁石の吸引力によって頭部を締結工具から取り外すことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１８－０７９５３６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、締結工具とは別個に回収装置を設けることは、生産設備のコスト及び占有スペースの増加をもたらし、生産効率を低下させるおそれがある。
【０００６】
そこで、上記課題に鑑みて、本発明の目的は、締結工具以外の装置を用いることなく、首切りボルトから切断された頭部を締結工具から取り外すことにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の要旨は以下のとおりである。
【０００８】
（１）首切りボルトの締結に用いられる締結工具であって、前記首切りボルトの頭部と係合して該首切りボルトに締付トルクを付与する締付部と、前記締付部を覆う被覆部と、前記首切りボルトの破断により前記締付部に残された前記頭部を前記被覆部の外部に露出させる露出部とを備え、前記露出部は、当該締結工具の長手方向にスライド可能であり、スライド動作によって前記頭部を前記被覆部の外部に露出させる、締結工具。
【０００９】
（２）前記頭部は前記締付部において磁石によって保持される、上記（１）に記載の締結工具。
【００１０】
（３）前記露出部はスライド動作によって前記頭部を押圧する、上記（１）又は（２）に記載の締結工具。
（【００１１】以降は省略されています）

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