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公開番号
2024157697
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072205
出願日
2023-04-26
発明の名称
回転電機
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02K
5/22 20060101AFI20241031BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】動力線端子と動力線との接続部に発生する応力を抑制又は緩和し得る技術を提供する。
【解決手段】本明細書が開示する回転電機は、ロータと、ロータと径方向において対向するとともに、ステータコイルを有するステータと、ステータコイルから延びる動力線の先端が固定された端子台と、端子台に固定された固定部と固定部から延びる延在部とを有するブラケットと、を備える。動力線の先端は、端子台とブラケットの延在部との間に挟持された動力線端子を有する。動力線端子とブラケットの延在部との間、及び/又は、動力線端子と端子台との間には、ダンパ部材が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転電機であって、
ロータと、
前記ロータと径方向において対向するとともに、ステータコイルを有するステータと、
前記ステータコイルから延びる動力線の先端が固定された端子台と、
前記端子台に固定された固定部と前記固定部から延びる延在部とを有するブラケットと、
を備え、
前記動力線の先端は、前記端子台と前記ブラケットの前記延在部との間に挟持された動力線端子を有し、
前記動力線端子と前記ブラケットの前記延在部との間、及び/又は、前記動力線端子と前記端子台との間には、ダンパ部材が配置されている、
回転電機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、回転電機に関する。特に、ステータのステータコイルから延びる動力線の先端が固定された端子台を備える回転電機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、回転電機の端子台が記載されている。端子台には、ステータのステータコイルから延びる複数の動力線の各先端が固定されている。詳しくは、動力線の各先端には、動力線端子が設けられており、それらの動力線端子が、ボルトを用いて端子台に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-079531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、ロータが回転すると、ステータが振動する。その場合、ステータの振動は、ステータコイルおよび動力線を介して端子台に伝達される。端子台は、動力線ほど振動しない。このため、端子台に固定された動力線端子とその動力線端子に接続された動力線との接続部には、振動に起因した応力が発生する。本明細書では、動力線端子と動力線との接続部に発生する応力を抑制又は緩和し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する回転電機は、ロータと、前記ロータと径方向において対向するとともに、ステータコイルを有するステータと、前記ステータコイルから延びる動力線の先端が固定された端子台と、前記端子台に固定された固定部と前記固定部から延びる延在部とを有するブラケットと、を備える。前記動力線の先端は、前記端子台と前記ブラケットの前記延在部との間に挟持された動力線端子を有する。前記動力線端子と前記ブラケットの前記延在部との間、及び/又は、前記動力線端子と前記端子台との間には、ダンパ部材が配置されている。
【0006】
上述した回転電機では、端子台にブラケットが設けられ、動力線の先端に設けられた動力線端子が、端子台とブラケットとの間に挟持されている。特に、動力線端子は、一又は複数のダンパ部材と共に、ブラケットの延在部において挟持されている。このような構成によると、端子台に対して動力線端子が変位可能に固定されることから、動力線に振動が生じたときでも、動力線端子と動力線との接続部に発生する応力が抑制又は緩和される。
【0007】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施例の回転電機10の部分的な断面図を示す。
第2実施例の回転電機10A及び第3実施例の回転電機10Bにおける図1と同様の断面図を示す。
第4実施例の回転電機10C、第5実施例の回転電機10D及び第6実施例の回転電機10Eにおける図1と同様の断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施例)
図1は、第1実施例の回転電機10の部分的な断面図を示す。本実施例の回転電機10は、モータ及び発電機の両方の機能を有するモータジェネレータとして、ハイブリッド車両に搭載される。変形例では、回転電機10は、モータまたは発電機のいずれか一方として機能してもよい。
【0010】
図示は省略したが、回転電機10は、円筒形状を有するロータと、ロータに対して径方向外側から対向するステータと、を備える。ロータ及びステータは、磁性体で構成されている。ステータの外側には、ステータコイルが巻かれている。回転電機10では、ステータコイルに電流が流れることによって、ステータとロータとの間に磁力が発生し、ロータが回転する。
(【0011】以降は省略されています)
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