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公開番号2024151793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065508
出願日2023-04-13
発明の名称回転電機
出願人株式会社アイシン
代理人個人
主分類H02K 3/34 20060101AFI20241018BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】絶縁のためにコイルの隣接する接合部の間に絶縁部を配置する装置において、装置構成を簡素化することが可能な回転電機を提供する。
【解決手段】この回転電機100は、シャフト11を含むロータ101と、ステータコア20と、セグメント導体21a同士を接合した複数の接合部23が軸方向の一方側に設けられ、ステータコア20から軸方向の一方側に突出するコイルエンド部22aを有するコイル21と、を含む、ステータ102と、ロータ101およびステータ102を覆うモータハウジング103と、を備える。モータハウジング103には、隣接する接合部23の間に配置され、隣接する接合部23間を絶縁する絶縁部40が一体的に設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シャフトを含むロータと、
ステータコアと、セグメント導体同士を接合した複数の接合部が軸方向の一方側に設けられ、前記ステータコアから前記軸方向の一方側に突出するコイルエンド部を有するコイルと、を含む、ステータと、
前記ロータおよび前記ステータを覆うモータハウジングと、を備え、
前記モータハウジングには、隣接する前記接合部の間に配置され、前記隣接する前記接合部間を絶縁する絶縁部が一体的に設けられている、回転電機。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記モータハウジングは、
開口を有する中空のハウジングケースと、
前記絶縁部が一体的に設けられ、前記開口を塞ぐように前記ハウジングケースに取り付けられるハウジングカバーと、を含み、
前記ハウジングカバーは、前記ハウジングケースに取り付けられることにより、前記絶縁部を隣接する前記接合部の間に配置するように構成されている、請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記ハウジングカバーは、前記絶縁部が一体的に設けられた樹脂製の樹脂カバー部と、前記シャフトを支持する金属製の金属カバー部とにより形成されている、請求項2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記コイルの前記接合部は、前記ステータコアから離間する前記軸方向の一方に向けて延びており、
前記コイルは、絶縁被膜と、前記絶縁被膜が剥離された前記接合部とを有し、
前記絶縁部は、モータハウジング本体から前記軸方向の他方に突出しており、
前記絶縁部の前記軸方向の他方側の先端部は、前記接合部を越えて隣接する前記絶縁被膜の間まで延びている、請求項1に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、セグメント導体同士を電気的に接続する接続部において、隣接する接続部間を絶縁する絶縁部を備える回転電機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、ステータコアの一端から突出するセグメント導体同士を電気的に接続する複数の接続部(接合部)が設けられたコイルを含むステータと、コイルの複数の接続部を覆うカバーと、ロータとを備える回転電機が開示されている。上記カバーは、軸方向の一方側からステータコアに取り付けられ、軸方向の一方側から接続部を含むコイルエンド部を覆っている。カバーは、隣接する接続部間を絶縁する絶縁部を有している。カバーは、ステータコアに取り付けられることにより、絶縁部を、隣接する接続部の間に配置する。絶縁部の先端位置は、隣接する接続部の間に配置される。その結果、絶縁部により、隣接する接続部間が絶縁される。また、回転電機は、ロータ、ステータおよびカバーを覆うケースをさらに備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-117469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の回転電機では、コイルの複数の接続部(接合部)が、絶縁部を有するカバーと、ロータ、ステータおよびカバーを覆うケースとの両方に2重で覆われており、構造が複雑化している。なお、回転電機の分野では、構造の複雑化を解消して構造を簡素化することが望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、絶縁のためにコイルの隣接する接合部の間に絶縁部を配置する構成において、構造を簡素化することが可能な回転電機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の一の局面による回転電機では、上記のように、シャフトを含むロータと、ステータコアと、セグメント導体同士を接合した複数の接合部が軸方向の一方側に設けられ、ステータコアから軸方向の一方側に突出するコイルエンド部を有するコイルと、を含む、ステータと、ロータおよびステータを覆うモータハウジングと、を備え、モータハウジングには、隣接する接合部の間に配置され、隣接する接合部間を絶縁する絶縁部が一体的に設けられている。
【0008】
この発明の一の局面による回転電機では、上記のように、ロータおよびステータを覆うモータハウジングに、隣接する接合部の間に配置され、隣接する接合部間を絶縁する絶縁部を一体的に設ける。これによって、従来のような絶縁部を有するカバーと、ロータ、ステータおよびカバーを覆うケースとの両方を備える構造(2重で接続部を覆って、絶縁部により隣接する接続部間を絶縁する構造)とは異なり、絶縁部が一体的に設けられ、ロータおよびステータを覆うモータハウジングのみにより、隣接する接合部間を絶縁することができる。その結果、回転電機の部品点数を削減することができるので、絶縁のためにコイルの隣接する接合部の間に絶縁部を配置する構成において、構造を簡素化することができる。また、従来のようなカバーが不要となるので、回転電機を小型化することができる。また、従来のような2重のカバーの組み付けが不要となり、回転電機の組立工程を簡略化することができる。
【0009】
上記一の局面による回転電機において、好ましくは、モータハウジングは、開口を有する中空のハウジングケースと、絶縁部が一体的に設けられ、開口を塞ぐようにハウジングケースに取り付けられるハウジングカバーと、を含み、ハウジングカバーは、ハウジングケースに取り付けられることにより、絶縁部を隣接する接合部の間に配置するように構成されている。
【0010】
このように構成すれば、モータハウジングを構成するハウジングカバーをハウジングケースに取り付けるだけで、絶縁部を隣接する接合部の間に配置して、隣接する接合部間を絶縁することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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