TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024154110
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023067752
出願日
2023-04-18
発明の名称
回転電機
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
3/34 20060101AFI20241023BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】ステータコイルに対する冷却効率の向上を図ることができる回転電機の提供。
【解決手段】ステータコア径方向に並置された複数のステータコイルを内包する絶縁部材23には、スロット22に導入された冷却媒体を絶縁部材23の内包空間に導く開口が形成されている。ステータコイル21aは、スロット22の一方の側壁の方向に凸に屈曲した第1屈曲部と、スロット22の他方の側壁の方向に凸に屈曲した第2屈曲部とがスロット延在方向に沿って交互に設けられている。ステータコア径方向に互いに隣接するステータコイル(例えば、ステータコイル21aとステータコイル21b)における絶縁部材23との間の隙間S1,S2の一部が、領域S12においてステータコア径方向に重なり合っている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ロータおよびステータを備える回転電機であって、
前記ステータは、
複数のスロットが形成された環状のステータコアと、
前記スロットに配設され、ステータコア径方向に並置された複数のステータコイルと、
前記スロットに配設され、複数の前記ステータコイルを内包する絶縁部材と、
を備え、
前記ステータコアには、複数の前記スロットのそれぞれに冷却媒体を導入する流路が形成され、
前記絶縁部材には、前記スロットに導入された前記冷却媒体を前記ステータコイルが内包された空間に導く開口が形成され、
前記ステータコイルは、前記スロットの一方の側壁の方向に凸に屈曲した第1屈曲部と、前記スロットの他方の側壁の方向に凸に屈曲した第2屈曲部とが、スロット延在方向に沿って交互に設けられ、
互いに隣接する前記ステータコイルと前記絶縁部材との隙間領域の一部が、ステータコア径方向に重なり合っていることを特徴とする、回転電機。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の回転電機において、
前記第1屈曲部および前記第2屈曲部は、前記ステータコイルの弾性力により前記絶縁部材を前記スロットの側壁に押圧することを特徴とする、回転電機。
【請求項3】
請求項1に記載の回転電機において、
前記ステータコイルは、スロット延在方向に直線的に延びる直線部が前記開口に対向する領域に形成されていることを特徴とする、回転電機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ステータコイルのコイルエンドを冷却する構成として、コイルエンドの上方から冷却媒体を供給する冷却管を備える回転電機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-34873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した回転電機では、コイルエンドに冷却媒体を供給して冷却する構成であるため、スロット内に収納されたコイル部分を含めたステータコイルに対する冷却が、不十分となる問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様による回転電機は、ロータおよびステータを備える回転電機であって、前記ステータは、複数のスロットが形成された環状のステータコアと、前記スロットに配設され、ステータコア径方向に並置された複数のステータコイルと、前記スロットに配設され、複数の前記ステータコイルを内包する絶縁部材と、を備え、前記ステータコアには、複数の前記スロットのそれぞれに冷却媒体を導入する流路が形成され、前記絶縁部材には、前記スロットに導入された前記冷却媒体を前記ステータコイルが内包された空間に導く開口が形成され、前記ステータコイルは、前記スロットの一方の側壁の方向に凸に屈曲した第1屈曲部と、前記スロットの他方の側壁の方向に凸に屈曲した第2屈曲部とが、スロット延在方向に沿って交互に設けられ、互いに隣接する前記ステータコイルと前記絶縁部材との隙間領域の一部が、ステータコア径方向に重なり合っていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ステータコイルに対する冷却効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態の回転電機の概略構成を示す図である。
図2は、図1のA-A断面図である。
図3は、ステータコアを説明する図である。
図4は、絶縁部材の展開図である。
図5は、図2のB-B断面図である。
図6は、ステータコイルの形状を説明する図である。
図7は、図5のD1-D1断面図である。
図8は、図5のD2-D2断面図である。
図9は、冷却媒体の流れを示す模式図である。
図10は、変形例1を示す図である。
図11は、変形例2を示す図である。
図12は、変形例2におけるD2-D2断面図である。
図13は、第2の実施形態における回転電機1Aを示す図である。
図14は、第2の実施形態におけるステータコアの構成を説明する図である。
図15は、図13のA-A断面図である。
図16は、第2の実施形態における絶縁部材23を示す図である。
図17は、図15のB-B断面図である。
図18は、図17のD3-D3断面図である。
図19は、図17のD4-D4断面図である。
図20は、冷却媒体の流れを示す模式図である。
図21は、絶縁部材の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。また、以下の説明では、同一または類似の要素および処理には同一の符号を付し、重複説明を省略する場合がある。なお、以下に記載する内容はあくまでも本発明の実施の形態の一例を示すものであって、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、他の種々の形態でも実施をすることが可能である。
【0009】
図1~9は、本発明の第1の実施形態の回転電機1を説明する図である。図1は、回転電機1のステータ2およびロータ3を、ロータ3の軸方向に沿ってz座標軸の正方向から見た図である。図2は、図1のA-A断面図である。回転電機1は、ケース4と、ケース4内に配置された環状のステータ2と、ステータ2の内周側に配置されたロータ3とを備える。ステータ2は、ステータコア20(20a,20b)、ステータコイル21を備える。
【0010】
ステータコア20の内周側に形成されている複数のスロット22は、オープンスロットであり、スロット22のスロット開口は楔40により閉じられている。各スロット22には、ステータコイル21のコイル辺を構成する4本のコイル導体が収納されている。スロット22とステータコイル21との間には、絶縁部材23が配設されている。ステータコイル21には、断面形状が矩形である角線のコイル導体が用いられている。コイル導体は、2つの対向する側面がスロット22の側壁と対向するように配置されている。なお、ステータコイル21に用いられるコイル導体は角線に限られず、丸線を用いても良い。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
可変磁力式同期機
1か月前
株式会社ダイヘン
電源装置
6日前
株式会社ダイヘン
電源装置
6日前
カヤバ株式会社
モータ
6日前
個人
ゼロカーボン発電循環装置
6日前
株式会社東光高岳
充電器
27日前
西芝電機株式会社
回転電機
今日
株式会社アイシン
回転電機
1か月前
帝国繊維株式会社
作業用車両
29日前
株式会社村田製作所
電源装置
27日前
日置電機株式会社
電流制限回路
27日前
株式会社SUBARU
充電装置
29日前
株式会社ダイヘン
電源装置
7日前
サンデン株式会社
モータ制御装置
27日前
マツダ株式会社
モータ
今日
株式会社辰巳菱機
電力供給システム
5日前
キヤノン電子株式会社
ステッピングモータ
19日前
マツダ株式会社
モータ
今日
株式会社正興電機製作所
充電表示器
1か月前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
29日前
富士電機株式会社
電力変換装置
20日前
株式会社ダイヘン
充電システム
21日前
本田技研工業株式会社
回転電機
28日前
日動電工株式会社
鳥害防止器具
1か月前
株式会社サタケ
電動機の端子箱
27日前
富士電機株式会社
電力変換装置
6日前
株式会社豊田自動織機
駆動装置
27日前
株式会社ダイヘン
給電システム
7日前
株式会社日立製作所
動力装置
20日前
株式会社デンソー
電気機器
1か月前
日野自動車株式会社
電動機
13日前
株式会社豊田自動織機
誘導電動機
6日前
ミネベアミツミ株式会社
電子機器
1か月前
株式会社サタケ
制御盤の扉
6日前
ヤマハ発動機株式会社
電力変換装置
今日
株式会社プロテリアル
リニアモータ
27日前
続きを見る
他の特許を見る