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公開番号2025101492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218372
出願日2023-12-25
発明の名称車両構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62K 19/38 20060101AFI20250630BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ブレーキアームをホイール側に移動させる外力が作用しても、ブレーキ軸がホイール側に押し込まれる事態を抑制すること。
【解決手段】ホイール(15w)の内側に設けられたドラムブレーキ(50)と、ドラムブレーキ(50)から車幅方向一方に延びるブレーキ軸(51)と、ドラムブレーキ(50)の車幅方向一方でブレーキ軸(51)に接続されるブレーキアーム(52)と、ドラムブレーキ(50)の車幅方向一方に配置されるケース部材(43)と、を備える車両構造において、ケース部材(43)は、ブレーキアーム(52)とドラムブレーキ(50)との間に位置するブレーキアーム周辺部(43r)を有し、ブレーキアーム周辺部(43r)は、ブレーキ軸(51)が貫通する貫通孔(43h)周辺の少なくとも一部が隆起した補強部(60)を有し、ブレーキアーム(52)に対向する対向面(43r1)に、ブレーキアーム(52)に向けて補強部(60)よりも突出する突出部(61)を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ホイール(15w)の内側に設けられたドラムブレーキ(50)と、
前記ドラムブレーキ(50)から車幅方向一方に延びるブレーキ軸(51)と、
前記ドラムブレーキ(50)の車幅方向一方で前記ブレーキ軸(51)に接続されるブレーキアーム(52)と、
前記ドラムブレーキ(50)の車幅方向一方に配置されるケース部材(43)と、を備える車両構造において、
前記ケース部材(43)は、前記ブレーキアーム(52)と前記ドラムブレーキ(50)との間に位置するブレーキアーム周辺部(43r)を有し、
前記ブレーキアーム周辺部(43r)は、前記ブレーキ軸(51)が貫通する貫通孔(43h)周辺の少なくとも一部が隆起した補強部(60)を有し、前記ブレーキアーム(52)に対向する対向面(43r1)に、前記ブレーキアーム(52)に向けて前記補強部(60)よりも突出する突出部(61)を有する
車両構造。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記ブレーキアーム(52)は、前記ブレーキ軸(51)を挿通する基部(52a)の一部を切り欠いた切欠部(52k)を有し、前記切欠部(52k)の間隔を狭めることによって前記ブレーキ軸(51)を固定する割り締め構造を有し、
前記突出部(61)は、前記ブレーキ軸(51)の軸線視で、前記ブレーキアーム(52)の作動に伴う前記切欠部(52k)の可動範囲(MR)と重ならない位置に設けられる
請求項1に記載の車両構造。
【請求項3】
前記ケース部材(43)は、前記ブレーキアーム(52)の少なくとも一部が進入すると共に前記ブレーキアーム(52)のアーム部(52b)が延出する方向に解放する解放部(71)を有し、
前記ブレーキアーム周辺部(43r)の前記対向面(43r1)は、前記貫通孔(43h)の周囲に設けられた段差(62)を有し、
前記突出部(61)と前記段差(62)のうち、前記ブレーキアーム周辺部(43r)の表面からの突出量が高い方が、前記表面からの突出量が低い方よりも、前記解放部(71)が解放する方向の反対側に設けられる
請求項1又は2に記載の車両構造。
【請求項4】
前記解放部(71)は、前記ブレーキアーム(52)をブレーキ作動方向の反対側に付勢する付勢部材(75)の少なくとも一部が挿入される挿入孔部(73)を有し、前記挿入孔部(73)の軸線(LA)に沿って解放する形状であり、
前記突出部(61)は前記挿入孔部(73)の開放方向に向けて先細りな形状である
請求項3に記載の車両構造。
【請求項5】
前記突出部(61)のうち、前記ブレーキアーム周辺部(43r)から隆起する隆起部分の一部は、前記ブレーキアーム(52)の基部(52a)に設けられた回転止め用突起(52t)が当接する段差(62)である
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両構造。
【請求項6】
前記突出部(61)は、前記補強部(60)の一部から隆起し、前記突出部(61)のうちの隆起部分の表面と前記補強部(60)の表面とは交差する関係からなる非連続の関係である
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
鞍乗り型車両等の車両構造には、後輪のホイールの内側に設けられたドラムブレーキと、ドラムブレーキから車幅方向一方に延びるブレーキ軸と、ドラムブレーキの車幅方向一方でブレーキ軸に接続されるブレーキアームと、ドラムブレーキの車幅方向一方に配置されるケース部材と、を備えた構成が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/161980号
特開2005-212661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ブレーキアームをホイール側に移動させる外力が作用しても、ブレーキアームがホイール側に移動することを抑制し、ブレーキ軸がホイール側に押し込まれる事態を抑制することが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ブレーキアームをホイール側に移動させる外力が作用しても、ブレーキ軸がホイール側に押し込まれる事態を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ホイールの内側に設けられたドラムブレーキと、前記ドラムブレーキから車幅方向一方に延びるブレーキ軸と、前記ドラムブレーキの車幅方向一方で前記ブレーキ軸に接続されるブレーキアームと、前記ドラムブレーキの車幅方向一方に配置されるケース部材と、を備える車両構造において、前記ケース部材は、前記ブレーキアームと前記ドラムブレーキとの間に位置するブレーキアーム周辺部を有し、前記ブレーキアーム周辺部は、前記ブレーキ軸が貫通する貫通孔周辺の少なくとも一部が隆起した補強部を有し、前記ブレーキアームに対向する対向面に、前記ブレーキアームに向けて前記補強部よりも突出する突出部を有する車両構造を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ブレーキアームをホイール側に移動させる外力が作用しても、ブレーキ軸がホイール側に押し込まれる事態を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
鞍乗り型車両の車両後部構造を左側方から示す図である。
鞍乗り型車両を後方から示す図である。
図3の領域αを拡大した図である。
ブレーキ軸の断面を周辺構成と共に示す図である。
ブレーキ軸を周辺構成と共に示す斜視図である。
突出部及び段差を車体後方から周辺構成と共に示す図である。
車体側面視で、解放部の断面構造を周辺構成と共に示す図である。
ギアケースを左斜め下方から示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、駆動輪である後輪15を駆動するモータ12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17と、車体フレーム11を覆う車体カバー18と、を備える電動の自動二輪車である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。本実施の形態の鞍乗り型車両10は、低床のステップフロア19、サイドスタンド20a及びセンタースタンド20bを備えるスクータ型の電動二輪車である。
【0010】
車体フレーム11は、車体前部に設けられるヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から後下方に延びるダウンフレーム22と、ダウンフレーム22から後方に延びるアンダーフレーム23と、アンダーフレーム23から後上方に延びる左右のリアフレーム24と、を備える。ステップフロア19は、アンダーフレーム23の上方に支持され、シート17に着座する乗員が足を載せる。
(【0011】以降は省略されています)

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