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公開番号
2025099352
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215958
出願日
2023-12-21
発明の名称
回転電機
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02K
11/25 20160101AFI20250626BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】冷却液の流路に臨んで配置されるコイルの温度を迅速に、かつ正確に検出することができる回転電機を提供する。
【解決手段】回転電機は、ステータ10と、ロータと、回転電機ケースと、温度センサ70を備える。ステータ10は、ステータコア14とコイル15を有する。ロータはステータ10に対して回転する。回転電機ケースは、ステータ10及びロータを内部に収容し、当該内部にステータ冷却用の冷却液の流路が設けられている。温度センサ70は、冷却液の流路に臨む位置でコイル15に接触して当該コイル15の温度を検出する。コイル15の外面には凹溝50が設けられている。温度センサ70は、コイル15の凹溝50の内面に接触した状態で保持部材61で外側を覆われ、保持部材61を介してコイル15に取り付けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ステータコア、及び当該ステータコアに巻回されるコイルを有するステータと、
前記ステータに対して回転するロータと、
前記ステータ及び前記ロータを内部に収容し、当該内部にステータ冷却用の冷却液の流路が設けられた回転電機ケースと、
前記流路に臨む位置で前記コイルに接触して当該コイルの温度を検出する温度センサと、を備え、
前記コイルの外面には、凹溝が設けられ、
前記温度センサは、前記凹溝の内面に接触した状態で保持部材で外側を覆われ、前記保持部材を介して前記コイルに取り付けられていることを特徴とする回転電機。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記保持部材には、前記温度センサの外面に接触した状態で当該温度センサの外面を抱持する凹状の抱持溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記回転電機ケースの内部には、前記ステータコアの軸方向の一方の端面に臨む第1液室と、前記ステータコアの軸方向の他方の端部に臨む第2液室と、が設けられ、
前記ステータコアには、当該ステータコアを軸方向に貫通して前記コイルが挿通される複数のスロットが設けられ、
複数の前記スロットは、前記第1液室に導入された冷却液を前記第2冷却室側に流通させ、かつ、前記第1液室及び前記第2液室とともに前記流路を構成していることを特徴とする請求項1または2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記温度センサは、前記第2液室に臨む位置で前記保持部材によって前記コイルに取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の回転電機。
【請求項5】
前記凹溝は、前記コイルの前記スロット内に挿通される部位にも当該コイルの延出方向に沿って連続して設けられ、
前記凹溝は、前記スロットの内部において前記冷却液の流れる流通隙間を形成していることを特徴とする請求項3に記載の回転電機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動モータや発電機等の回転電機に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電動モータや発電機等の回転電機は、ステータと、ステータに対して相対回転するロータと、を備えている。ステータは、ステータコアと、ステータコアに巻回されるコイルと、を備えている。ステータコアは、例えば円筒状のバックヨーク(ヨーク)と、バックヨークから径方向の内側に突出する複数のティースが一体に形成されている。周方向で隣り合う複数のティースの間には、径方向内側に開口するように夫々スロットが形成されている。各スロットには、コイルの複数の導線部が挿入されている。
【0003】
この種の回転電機は、使用時にコイルが発熱して高温になる。このため、使用時におけるコイルの温度を正確に検出し、その検出温度に応じて回転電機の供給電力や冷却部の出力を制御することが重要となる。使用時におけるコイルの温度を検出するために、サーミスタ等の温度センサを設けた回転電機が知られている(特許文献1参照)。
【0004】
また、回転電機のコイルを効率良く冷却するための手法としては、ステータを収容する回転電機ケースの内部に冷却液を連続的に流すものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-165340号公報
国際公開第2021/032238号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
回転電機ケースの内部に冷却液を連続的に流す回転電機において、回転電機ケース内のコイルの温度をサーミスタのような温度センサによって検出する場合、温度センサとコイルの温度検出部が冷却液に常に接した状態になり易い。このため、温度センサによる検出結果は、冷却液の温度によって大きく影響されることになり、コイルの実際の発熱状態をリアルタイムで反映したものになりにくい。現在、この点の改善が望まれている。
【0007】
そこで本発明は、冷却液の流路に臨んで配置されるコイルの温度を迅速に、かつ正確に検出することができる回転電機を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る回転電機は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係る回転電機は、ステータコア(例えば、実施形態のステータコア14)、及び当該ステータコアに巻回されるコイル(例えば、実施形態のコイル15)を有するステータ(例えば、実施形態のステータ10)と、前記ステータに対して回転するロータ(例えば、実施形態のロータ11)と、前記ステータ及び前記ロータを内部に収容し、当該内部にステータ冷却用の冷却液の流路(例えば、実施形態の第1液室21、スロット31、第2液室22)が設けられた回転電機ケース(例えば、実施形態の回転電機ケース12)と、前記流路に臨む位置で前記コイルに接触して当該コイルの温度を検出する温度センサ(例えば、実施形態の温度センサ70)と、を備え、前記コイルの外面には、凹溝(例えば、実施形態の凹溝50)が設けられ、前記温度センサは、前記凹溝の内面に接触した状態で保持部材(例えば、実施形態の保持部材61)で外側を覆われ、前記保持部材を介して前記コイルに取り付けられていることを特徴とする。
【0009】
上記の構成により、温度センサは、コイルの外面の凹溝内の広い面積部分に接触し、かつ外側が保持部材によって覆われることになる。このため、温度センサとコイルの温度検出部が冷却液の流路に臨んで配置されていても、温度センサの検出結果は冷却液の温度の影響を大きく受けにくくなる。したがって、コイルの温度を温度センサによって迅速に、かつ正確に検出することが可能になる。
【0010】
前記保持部材には、前記温度センサの外面に接触した状態で当該温度センサの外面を抱持する凹状の抱持溝(例えば、実施形態の抱持溝62)が形成されるようにしても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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