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公開番号2025096819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212760
出願日2023-12-18
発明の名称鞍乗り型車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62J 15/00 20060101AFI20250623BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】部品点数の増加を抑制しながら剛性を確保できると共に、意匠性の自由度を向上させ易いフロントフェンダーを備えた鞍乗り型車両を提供する。
【解決手段】鞍乗り型車両はフロントフォーク(14)とフロントフェンダー(26)とを備え、フロントフェンダー(26)は前部フェンダー(60)と後部フェンダー(50)とを備え、前部フェンダー(60)には前部フェンダー重ね部(65)が形成され、後部フェンダー(50)には後部フェンダー重ね部(56)が形成され、後部フェンダー(50)は、複数の車体締結部(54、55)を備え、後部フェンダー重ね部(56)には、フロントフォーク延伸方向視において、複数の車体締結部(54、55)を結ぶ領域(R10)と後部フェンダー重ね部(56)との共通部分にリブ(71b、72a、72b、74a、74b、75a、75b、78)が設けられる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
フロントフォーク(14)と、分割構造を有するフロントフェンダー(26)と、を備えた鞍乗り型車両であって、
前記フロントフェンダー(26)は、前部フェンダー(60)と、前記前部フェンダー(60)とは別体の後部フェンダー(50、250、350)と、を備え、
前記前部フェンダー(60)には、前部フェンダー重ね部(65)が形成され、
前記後部フェンダー(50、250、350)には、前記前部フェンダー重ね部(65)に重ねられる後部フェンダー重ね部(56)が形成され、
前記後部フェンダー(50、250、350)は、車体に締結される複数の車体締結部(54L、54R、55L、55R)を備え、
前記後部フェンダー重ね部(56)には、フロントフォーク延伸方向視において、複数の前記車体締結部(54L、54R、55L、55R)を結ぶ最外郭線で囲まれた領域(R10)と前記後部フェンダー重ね部(56)との共通部分に、前記前部フェンダー重ね部(65)に向けた凸形状を成すリブ(71b、72a、72b、74a、74b、75a、75b、78、274、275、276、278、374、375、378)が設けられる
ことを特徴とする鞍乗り型車両。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記後部フェンダー(50、250、350)は、前記前部フェンダー(60)に締結される複数のフェンダー締結部(58L、58R、59L、59R)を備え、
前記後部フェンダー重ね部(56)には、フロントフォーク延伸方向視において、複数の前記フェンダー締結部(58L、58R、59L、59R)を結ぶ最外郭線で囲まれた領域(R20)と前記後部フェンダー重ね部(56)との共通部分に、前記前部フェンダー重ね部(65)に向けた凸形状を成すリブ(71b、72a、72b、73a、74a、74b、75a、75b、77、78、274、275、276、277、278、374、375、377、378)が設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記後部フェンダー重ね部(56)は、前記前部フェンダー重ね部(65)の下側に重ねられ、
前記リブ(71b、72a、72b、73a、74a、74b、75a、75b、77、78、274、275、276、277、278、374、375、377、378)は、上方に凸形状に設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
フロントフォーク延伸方向視で、少なくとも一部の前記リブ(71b、72a、72b、73a、276)は、車体左右方向に延伸する直線形状を成す
ことを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
フロントフォーク延伸方向視で、少なくとも一部の前記リブ(74a、74b、75a、75b、77、78、274、275、277、278、374、375、377、378)は、車体後方に進むに連れて車体左右方向に傾斜する直線形状を成す
ことを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
フロントフォーク延伸方向視で、少なくとも一部の前記リブ(77、78、277、278、374、375、377、378)は、トラス形状を成す
ことを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
【請求項7】
複数の前記車体締結部(54L、54R、55L、55R)は、前記後部フェンダー(50、250、350)において、前部左側、前部右側、後部左側、および、後部右側の四か所に設けられ、
フロントフォーク延伸方向視で、前部左側の前記車体締結部(54L)と前部右側の前記車体締結部(54R)とを結ぶ直線領域(R11)と、一部の前記リブ(71b、74a、74b、75a、75b、274、275、374、375)とは、重なり、
フロントフォーク延伸方向視で、後部左側の前記車体締結部(55L)と後部右側の前記車体締結部(55R)とを結ぶ直線領域(R12)と、一部の前記リブ(72a、72b、78、278、378)と、は重なる
ことを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両。
【請求項8】
フロントフォーク延伸方向視で、前部左側の前記車体締結部(54L)と後部右側の前記車体締結部(55R)とを結ぶ直線領域(R13)と、一部の前記リブ(72a、74a、74b、75a、75b、274、275、276、278、374、375、378)とは、重なり、
フロントフォーク延伸方向視で、前部右側の前記車体締結部(54R)と後部左側の前記車体締結部(55L)とを結ぶ直線領域(R14)と、一部の前記リブ(72a、74a、74b、75a、75b、274、275、276、278、374、375、378)とは、重なる
ことを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両。
【請求項9】
複数の前記フェンダー締結部(58L、58R、59L、59R)は、前記後部フェンダーの前部左側、前部右側、後部左側、および、後部右側の四か所に設けられ、
フロントフォーク延伸方向視で、前部左側の前記フェンダー締結部(58L)と前部右側の前記フェンダー締結部(58R)とを結ぶ直線領域(R21)と、一部の前記リブ(71b、74a、74b、75a、75b、77、274、275、277、374、375、377)とは、重なり、
フロントフォーク延伸方向視で、後部左側の前記フェンダー締結部(59L)と後部右側の前記フェンダー締結部(59R)とを結ぶ直線領域(R22)と、一部のリブ(73a)とは、重なる
ことを特徴とする請求項8に記載の鞍乗り型車両。
【請求項10】
フロントフォーク延伸方向視で、前部左側の前記フェンダー締結部(58L)と後部右側の前記フェンダー締結部(59R)とを結ぶ直線領域(R23)と、一部の前記リブ(72a、72b、75a、75b、78、275、276、278、375、378)とは、重なり、
フロントフォーク延伸方向視で、前部右側の前記フェンダー締結部(58R)と後部左側の前記フェンダー締結部(59L)とを結ぶ直線領域(R24)と、一部の前記リブ(72a、72b、74a、74b、78、274、276、278、374、378)とは、重なる
ことを特徴とする請求項9に記載の鞍乗り型車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鞍乗り型車両において、フロントフェンダーの支持構造に関する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、前側フェンダーと後側フェンダーとの二分割構造のフロントフェンダーが開示される。特許文献1では、前側フェンダーと、後側フェンダーとは、それぞれ、下方に延びる締結腕を備えており、前側フェンダーは、前側フェンダーの締結腕によりフォークパイプの前側に締結されて、後側フェンダーは、後側フェンダーの締結腕により、フォークパイプの後部に締結されて支持される。
特許文献2には、フロントフェンダーが、フロントフェンダーの下側に配置されるフォークブレースと共に共締めされて、左右一対のフォークパイプに支持される構造が記載されている。特許文献2に記載のフォークブレースは、金属製の板状であり、左右のフォークパイプのねじれを抑制する部材である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6248015号公報
特開2010-235102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、フロントフェンダーは剛性が確保された状態で鞍乗り型車両に取り付けられている。
ここで、特許文献1に記載の技術では、前側フェンダーと後側フェンダーとは、それぞれがフォークパイプに固定されるため、それぞれの剛性を確保可能である。しかしながら、特許文献1では、前側フェンダーと後側フェンダーとのそれぞれに締結腕が必要となるため、フロントフェンダーの意匠性の自由度が制約され易いという課題がある。そこで、例えば、特許文献2に記載のようなフォークブレースに、フロントフェンダーを固定することにより、フロントフェンダーの剛性を確保することも考えられる。しかしながら、この場合には、部品点数が増加し易いという課題が生じる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、部品点数の増加を抑制しながら剛性を確保できると共に、意匠性の自由度を向上させ易いフロントフェンダーを備えた鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
鞍乗り型車両は、フロントフォークと、分割構造を有するフロントフェンダーと、を備えた鞍乗り型車両であって、前記フロントフェンダーは、前部フェンダーと、前記前部フェンダーとは別体の後部フェンダーと、を備え、前記前部フェンダーには、前部フェンダー重ね部が形成され、前記後部フェンダーには、前記前部フェンダー重ね部に重ねられる後部フェンダー重ね部が形成され、前記後部フェンダーは、車体に締結される複数の車体締結部を備え、前記後部フェンダー重ね部には、フロントフォーク延伸方向視において、複数の前記車体締結部を結ぶ最外郭線で囲まれた領域と前記後部フェンダー重ね部との共通部分に、前記前部フェンダー重ね部に向けた凸形状を成すリブが設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
部品点数の増加を抑制しながら剛性を確保できると共に、意匠性の自由度を向上させ易いフロントフェンダーを備えた鞍乗り型車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
フロントフェンダーの周辺部の左側面図である。
フロントフェンダーの後部フェンダーの縦断面を上方から見た斜視図である。
フロントフェンダーの分解左側面図である。
フロントフェンダーの分解平面図である。
フロントフェンダーの分解底面図である。
本発明の第1の実施の形態の後部フェンダーの要部を示す左前方から見た斜視図である。
後部フェンダーの要部を示すフロントフォーク延伸方向視の図である。
図8に対応する図である。
フロントフェンダーの周辺部を左前方から見た斜視図である。
フロントフェンダーの周辺部を左後方から見た斜視図である。
本発明の第2の実施の形態の後部フェンダーの要部を示す左前方から見た斜視図である。
本発明の第3の実施の形態の後部フェンダーの要部を示す左前方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
【0010】
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
(【0011】以降は省略されています)

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