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公開番号
2024154613
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023068535
出願日
2023-04-19
発明の名称
電源装置
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20241024BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】各バッテリの構成に拘わらず適切な充放電を行うことが難しい。
【解決手段】nを2以上の整数としたとき、電源装置10は、第1~第nバッテリと、第1~第nバッテリに対する充放電電力を変換する第1~第n電力変換回路と、第1~第n電力変換回路を制御可能な制御部15と、を備える。制御部15は、第1~第n残容量の比が、第1~第n放電電力との比に近付くように、第1~第n電力変換回路を制御する残容量比制御を実行可能である。また、制御部15は、第1~第n空容量の比が、第1~第n充電電力の比に近付くように、第1~第n電力変換回路を制御する空容量比制御を実行可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
nを2以上の整数としたとき、
第1~第nバッテリと、
前記第1~第nバッテリのそれぞれに対応し、充放電電力を変換する第1~第n電力変換回路と、
前記第1~第n電力変換回路を制御可能な制御部と、
を備え、
前記第1~第nバッテリが蓄電可能な電力量をそれぞれ第1~第n容量とし、
前記第1~第nバッテリが放電できる定格電力をそれぞれ第1~第n放電電力とし、
前記第1~第nバッテリが蓄えている電力量をそれぞれ第1~第n残容量とし、
xを1以上n以下の任意の整数とし、yを1以上n以下のxとは別の任意の整数としたとき、
第x容量と第y容量との比、及び第x放電電力と第y放電電力との比のうち、少なくとも一方の比は、1:1ではなく、
前記制御部は、前記第1~第n残容量の比が、前記第1~第n放電電力の比に近付くように、前記第1~第n電力変換回路を制御する残容量比制御を実行可能である、
電源装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記第1~第nバッテリがそれぞれ蓄えるべき電力量の目標値を第1~第n目標残容量とし、
前記第1~第n残容量と前記第1~第n目標残容量との差の絶対値をそれぞれ第1~第n差分値としたとき、
前記制御部は、前記残容量比制御において、前記第1~第n残容量の比が、前記第1~第n放電電力の比に近付くように、前記第1~第n目標残容量を設定し、
第x差分値が第y差分値よりも大きい場合に、第xバッテリから放電される電力が、第yバッテリから放電される電力よりも大きくなるように、第x電力変換回路及び第y電力変換回路を制御する、
請求項1に記載の電源装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記残容量比制御において、第x残容量を前記第x放電電力で除算した値が、第y残容量を前記第y放電電力で除算した値よりも小さい場合に、第xバッテリから放電される電力が第yバッテリから放電される電力よりも小さくなるように、第x電力変換回路及び第y電力変換回路を制御する、
請求項1に記載の電源装置。
【請求項4】
前記残容量比制御において、第x残容量を前記第x放電電力で除算した値が、第y残容量を前記第y放電電力で除算した値よりも小さい場合に、
前記制御部は、第xバッテリから放電される電力がゼロとなるように第x電力変換回路を制御し、且つ、前記第x残容量を前記第x放電電力で除算した値が、前記第y残容量を前記第y放電電力で除算した値と同じになるまで第yバッテリから放電されるように、第y電力変換回路を制御する、
請求項1に記載の電源装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記残容量比制御において、第x残容量を前記第x放電電力で除算した値が大きいほど、第xバッテリから放電される電力が大きくなるように、第x電力変換回路を制御する、
請求項1に記載の電源装置。
【請求項6】
前記制御部は、予め定められた特定の時間帯に限って前記残容量比制御を実行する、
請求項1に記載の電源装置。
【請求項7】
前記第1~第nバッテリは、負荷に対して電力を出力可能であり、
前記負荷は、前記第1~第nバッテリとは別の外部電源からも電力の供給を受けることが可能であり、
前記外部電源から前記負荷への電力供給が途絶えている場合に、
前記制御部は、前記残容量比制御を実行する、
請求項1に記載の電源装置。
【請求項8】
前記nは2である
請求項1に記載の電源装置。
【請求項9】
前記第1バッテリが蓄電可能な電力量を第1容量とし、
前記第2バッテリが蓄電可能な電力量を第2容量とし、
前記第1バッテリのSOCを第1SOCとし、
前記第2バッテリのSOCを第2SOCとしたとき、
前記第1残容量は前記第1容量と前記第1SOCとの積で算出され、
前記第2残容量は前記第2容量と前記第2SOCとの積で算出される、
請求項8に記載の電源装置。
【請求項10】
前記第1バッテリのSOCを第1SOCとし、
前記第2バッテリのSOCを第2SOCとしたとき、
前記第1SOC又は前記第2SOCが、予め定められた規定割合以下になった場合に、前記制御部は、前記残容量比制御を実行する、
請求項8に記載の電源装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているパワーコンディショナは、2つの蓄電池と、蓄電池毎の2つのDC-DCコンバータと、DC-DCコンバータ制御部と、司令部と、を備えている。各DC-DCコンバータは、各蓄電池の放電電力又は充電電力を制御する。DC-DCコンバータ制御部は、司令部から出力された指令値に基づいて、各DC-DCコンバータを個別に制御する。司令部は、各蓄電池のSOC(State Of Charge)が等しくなるように、各蓄電池における放電電力の指令値又は充電電力の指令値を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/255624号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2つの蓄電池が蓄えることのできる電力量、2つの蓄電池が出力できる最大放電電力等の構成に違いがあるパワーコンディショナは、各蓄電池のSOCを等しくするように制御した場合に、2つの蓄電池に供給される充電電力を有効活用できないという問題があった。なお、ここでいう充電電力とは、外部電源から供給される充電電力だけでなく、充電され蓄電池に蓄積された電力、すなわち蓄電池が放電可能な電力のことを含む。そこで本発明は、仮に蓄えることのできる電力量及び放電電力などの構成が、バッテリ毎に異なっていたとしても、適切な充放電が可能なパワーコンディショナの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、nを2以上の整数としたとき、第1~第nバッテリと、前記第1~第nバッテリのそれぞれに対応し、充放電電力を変換する第1~第n電力変換回路と、前記第1~第n電力変換回路を制御可能な制御部と、を備え、前記第1~第nバッテリが蓄電可能な電力量をそれぞれ第1~第n容量とし、前記第1~第nバッテリが放電できる定格電力をそれぞれ第1~第n放電電力とし、前記第1~第nバッテリが蓄えている電力量をそれぞれ第1~第n残容量とし、xを1以上n以下の任意の整数とし、yを1以上n以下のxとは別の任意の整数としたとき、第x容量と第y容量との比、及び第x放電電力と第y放電電力との比のうち、少なくとも一方の比は、1:1ではなく、前記制御部は、前記第1~第n残容量の比が、前記第1~第n放電電力の比に近付くように、前記第1~第n電力変換回路を制御する残容量比制御を実行可能である、電源装置である。
【0006】
上記構成によれば、例えば、各バッテリが蓄えることのできる最大の電力量、各バッテリが放電できる最大の放電電力、各バッテリの充電時における最大の充電電力のいずれかの構成に違いがあったとしても、一方のバッテリの残容量のみが先にゼロになる事態は生じにくい。したがって、仮に蓄えることのできる電力量及び放電電力などの構成がバッテリ毎に異なっていても、適切な放電を実行できる。
【0007】
また、上記課題を解決するため、本発明の一態様は、nを2以上の整数としたとき、第1~第nバッテリと、前記第1~第nバッテリのそれぞれに対応し、充放電電力を変換する第1~第n電力変換回路と、前記第1~第n電力変換回路を制御可能な制御部と、を備え、前記第1~第nバッテリに充電できる定格電力を第1~第n充電電力とし、前記第1~第nバッテリが蓄電可能な電力量を、それぞれ第1~第n容量とし、前記第1~第n容量と、対応する前記第1~第nバッテリが蓄えている電力量との差を、それぞれ第1~第n空容量とし、xを1以上n以下の任意の整数とし、yを1以上n以下のxとは別の任意の整数としたとき、第x容量と第y容量との比、及び第x充電電力と第y充電電力との比のうち、少なくとも一方の比は、1:1ではなく、前記制御部は、前記第1~第n空容量の比が、前記第1~第n充電電力の比に近付くように、前記第1~第n電力変換回路を制御する空容量比制御を実行可能である、電源装置である。
【0008】
上記構成によれば、例えば、各バッテリが蓄えることのできる最大の電力量、各バッテリが放電できる最大の放電電力、各バッテリの充電時における最大の充電電力のいずれかの構成に違いがあったとしても、一方のバッテリの空容量のみが先にゼロになる事態は生じにくい。したがって、仮に蓄えることのできる電力量及び放電電力などの構成がバッテリ毎に異なっていても、適切な充電を実行できる。
【発明の効果】
【0009】
各バッテリの構成に拘わらず、2つの蓄電池に供給される充電電力を有効活用できるパワーコンディショナの提供を目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
電源装置の全体構成の概略図である。
残容量比制御の説明図である。
残容量比制御の説明図である。
残容量比制御の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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