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公開番号2025017582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120719
出願日2023-07-25
発明の名称回転電機用ステータ
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 1/20 20060101AFI20250130BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】回転電機用ステータを周方向均一に冷却する。
【解決手段】回転電機用ステータは、略水平方向に延在する軸線CL0を中心にして周方向に複数のスロット22が設けられたステータコア20と、スロット22に配置されたコイルと、を備える。ステータコア20は、入口部を介して冷却油が導かれる、軸線CL1を中心とした略円環状の環状流路PA1と、環状流路PA1に連通し、軸方向に延在する周方向複数の軸流路とPA2、を有する。環状流路PA1は、入口部から離れるに従い流路断面積が小さくなるように形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
略水平方向に延在する軸線を中心にして周方向に複数のスロットが設けられたステータコアと、
前記スロットに配置されたコイルと、を備える回転電機用ステータであって、
前記ステータコアは、
入口部を介して冷却油が導かれる、前記軸線を中心とした略円環状の第1流路と、
前記第1流路に連通し、軸方向に延在する周方向複数の第2流路と、を有し、
前記第1流路および前記複数の第2流路の少なくとも一方は、前記入口部から離れるに従い流路断面積が小さくなるように形成されることを特徴とする回転電機用ステータ。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載の回転電機用ステータにおいて、
前記第1流路は、前記入口部から離れるに従い流路断面積が小さくなるように形成されるとともに、前記入口部から離れるに従い前記軸線から前記第1流路までの距離が長くなるように形成されることを特徴とする回転電機用ステータ。
【請求項3】
請求項1に記載の回転電機用ステータにおいて、
前記複数の第2流路は、前記入口部から離れるに従い流路断面積が小さくなるように形成されるとともに、前記入口部から離れるに従い前記軸線から前記複数の第2流路までの距離が長くなるように形成されることを特徴とする回転電機用ステータ。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の回転電機用ステータにおいて、
前記第1流路は、周方向に隣接する第1分割流路と第2分割流路とを含む略円弧状の複数の分割流路を有し、
前記第1分割流路と前記第2分割流路とは、前記軸方向に位置をずらして設けられることを特徴とする回転電機用ステータ。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか1項に記載の回転電機用ステータにおいて、
前記ステータコアは、上部と、下部と、前記上部と下部との間の中間部とを有し、
前記入口部は、前記ステータコアの前記上部に設けられ、
前記第1流路は、前記ステータコアの前記上部から前記中間部にかけて流路断面積が徐々に小さくなるように形成されることを特徴とする回転電機用ステータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機用ステータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、ステータコアに冷却油の流路を形成するようにした技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1では、ステータコアの外周面とモータケースの内周面との間に環状の流路が設けられるとともに、この流路と複数のコイル収納空間とを連通するように、放射状に延びる複数の流路が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-167045号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載のように、ステータコアの外周面の周囲に環状の流路を設けると、冷却油の流量に周方向で差が生じやすく、ステータコアを周方向均一に冷却することが難しい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である回転電機用ステータは、略水平方向に延在する軸線を中心にして周方向に複数のスロットが設けられたステータコアと、スロットに配置されたコイルと、を備える。ステータコアは、入口部を介して冷却油が導かれる、軸線を中心とした略円環状の第1流路と、第1流路に連通し、軸方向に延在する周方向複数の第2流路と、を有する。第1流路および複数の第2流路の少なくとも一方は、入口部から離れるに従い流路断面積が小さくなるように形成される。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ステータを周方向均一に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る回転電機用ステータを含む回転電機の要部構成を示す正面図。
図1のII-II線に沿った断面図。
ステータコアに設けられる複数の軸流路からの冷却油の流出量の一例を示す図。
本発明の実施形態に係る回転電機用ステータを構成するステータコアの要部構成を示す正面図。
図4の変形例を示す図。
図5の変形例を示す図。
図4のさらなる変形例を示す図。
図7の矢視VIII図。
本発明の実施形態に係る回転電機用ステータの作用効果をまとめた図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図9を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る回転電機用ステータを含む回転電機100の要部構成を示す断面図である。回転電機100は、ハイブリッド車両や電気自動車に搭載され、車両駆動用の電動機として用いることができ、発電機として用いることもできる。なお、回転電機100は、車両以外に搭載し、種々の用途に用いることもできる。
【0009】
図1は、回転電機100の要部構成を示す、軸線CL0に直交する正面図である。図1に示すように、回転電機100は、水平方向(例えば左右方向)に延在する軸線CL0を中心に回転するロータ1と、ロータ1の外周面1aを包囲するようにロータ1の外側に設けられたステータ2とを備える。ステータ2の周囲にはケース3が配置される。以下では、軸線CL0の延在する方向を軸方向、軸線CL0から放射状に延びる方向を径方向、軸線CL0を中心とした円の円周に沿った方向を周方向と定義する。図1には、軸線CL0を通って上下方向に延在する基準線L1が示される。
【0010】
回転電機100は、例えば埋込磁石型同期モータとして構成される。したがって、ロータ1は、軸線CL0を中心とした略円環形状のロータコア10と、ロータコア10に形成された周方向複数の磁極部(不図示)と、を有する。磁極部には永久磁石が埋設される。ロータコア10の内周面10aには、例えば回転電機100の出力軸を構成する不図示のロータシャフトが嵌合され、ロータ1はロータシャフトと一体に回転する。ロータ1の外周面1aはロータコア10の外周面に相当する。ロータコア10は、磁性体である金属製の複数枚(例えば数十枚)の電磁鋼板を軸方向に積層して形成される。
(【0011】以降は省略されています)

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