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公開番号
2025005709
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106005
出願日
2023-06-28
発明の名称
荷運装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62B
3/02 20060101AFI20250109BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】据え置き式の固定具等を用いることなく、コンテナ本体を装置載置面上に安定して載置することができる荷運装置を提供する。
【解決手段】荷運装置は、コンテナユニットと載置運搬台を備える。コンテナユニットはコンテナ本体と脚部を備える。脚部は、コンテナ本体の被支持部の下端よりも下方に突出して装置載置面に当接可能とされている。載置運搬台は、台座部とコンテナ支持部と昇降操作部を備える。台座部は装置載置面に当接可能とされている。コンテナ支持部は、コンテナユニットの被支持部の下面に当接してコンテナ本体を支持する。昇降操作部は、台座部に配置されてコンテナ支持部を昇降操作する。脚部の下端からコンテナユニットの被支持部までの高さは、装置載置面に当接した台座部の接地部の下端から、最下降状態にあるコンテナ支持部の上端部までの高さよりも高くなっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コンテナユニットと、
前記コンテナユニットを支持した状態で運搬可能であり、かつ前記コンテナユニットを装置載置面に載置可能である載置運搬台と、を備え、
前記コンテナユニットは、
内部に物品を収容可能なコンテナ本体と、
前記コンテナ本体の被支持部の下端よりも下方に突出して下端が前記装置載置面に当接可能な脚部と、を備え、
前記載置運搬台は、
下端の接地部が前記装置載置面に当接可能な台座部と、
前記コンテナユニットの前記被支持部の下面に当接して前記コンテナ本体を支持するコンテナ支持部と、
前記台座部に配置されて前記コンテナ支持部を昇降操作する昇降操作部と、を備え、
前記脚部の下端から前記コンテナユニットの前記被支持部までの高さは、前記装置載置面に当接した前記台座部の前記接地部の下端から、最下降状態にある前記コンテナ支持部の上端部までの高さよりも高くなっていることを特徴とする荷運装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記台座部は、
前記昇降操作部が設置される台座本体と、
前記装置載置面上を転動可能な車輪を保持し、かつ前記車輪の高さ位置を調整可能に前記台座本体に連結された車輪保持機構と、を備え、
前記車輪保持機構は、前記台座本体に対して前記車輪が所定距離下方に突出する突出状態と、前記突出状態の前記車輪の高さ位置よりも前記車輪が上方に位置される収納状態と、の間で状態変化が可能とされ、
前記車輪は、前記車輪保持機構が前記収納状態のときに、前記装置載置面に当接する前記接地部を構成することを特徴とする請求項1に記載の荷運装置。
【請求項3】
前記コンテナユニットの前記脚部に脱着可能に取り付けられる補助脚部をさらに備え、
前記脚部に取り付けられた前記補助脚部の下端から前記コンテナユニットの前記被支持部までの高さは、前記突出状態で前記装置載置面に当接した前記車輪の下端から、最下降状態にある前記コンテナ支持部の上端部までの高さよりも高くなっていることを特徴とする請求項2に記載の荷運装置。
【請求項4】
前記車輪は、前記突出状態において、前記台座本体の前部寄りに配置される前輪と、前記台座本体の後部寄りに配置される後輪と、を有し、
前記車輪保持機構は、前記前輪を保持する前輪保持機構と、前記後輪を保持する後輪保持機構と、を有し、
前記前輪保持機構は、
上端部が前記台座本体に前後方向にスライド可能に、かつ回動可能に連結されるとともに、下端部が前記前輪の支持部に連結される後アームと、
上端部が前記台座本体の前部に回動可能に連結されるともに、下端部が前記後アームの下部寄りの中途部に回動可能に連結される前アームと、を備え、
前記後アームの上端部は、前記突出状態のときに前記台座本体の前部側に配置され、前記収納状態のときに前記台座本体の後部側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の荷運装置。
【請求項5】
前記後輪保持機構は、上端部が前記台座本体に前後方向にスライド可能に、かつ回動可能に連結されるとともに、下端部に前記後輪の支持部が連結される後輪支持アームを備え、
前記後輪支持アームの上端部は、前記突出状態のときに前記台座本体の後部側に配置され、前記収納状態のときに前記台座本体の前部側に配置されることを特徴とする請求項4に記載の荷運装置。
【請求項6】
前記コンテナユニットが搭載される車両の荷室開口部の下部に取り付けられるカバー部材をさらに備え、
前記載置運搬台の前部にはガイド車輪が設けられ、
前記カバー部材には、前記ガイド車輪を案内する案内壁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の荷運装置。
【請求項7】
前記カバー部材には、前記荷室開口部を開閉するドアを閉状態に保持するためのストライカーに係合可能な係合部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の荷運装置。
【請求項8】
前記コンテナユニットの前記コンテナ本体は、後方を撮影する撮像装置が後壁に配置されるとともに、前記撮像装置で撮影した映像を前方側に写し出すモニター装置が前壁に設置されていることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の荷運装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテナを備えた荷運装置に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
荷運装置として、コンテナの下面に、コンテナの移動を容易にするための搬送補助機能部を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の荷運装置は、コンテナの下面に搬送補助機能部として転動可能なローラが設置されている。この荷運装置では、コンテナを運搬車両の荷台や路面の上にローラを介して載置し、コンテナの移動を容易に行えるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-71855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の荷運装置は、コンテナの下面に転動用のローラが設置されているため、コンテナを装置載置面(荷台)の上で自由に移動させることができるものの、コンテナを装置載置面に安定して支持させることが難しい。このため、この対策として装置載置面である荷台に据え置き式の固定具を設置し、その固定具によってコンテナを固定する必要があった。
【0006】
そこで本発明は、据え置き式の固定具等を用いることなく、コンテナ本体を装置載置面上に安定して載置することができる荷運装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る荷運装置は、コンテナユニット(例えば、実施形態のコンテナユニット10)と、前記コンテナユニットを支持した状態で運搬可能であり、かつ前記コンテナユニットを装置載置面に載置可能である載置運搬台(例えば、実施形態の載置運搬台11)と、を備え、前記コンテナユニットは、内部に物品を収容可能なコンテナ本体(例えば、実施形態のコンテナ本体12)と、前記コンテナ本体の被支持部(例えば、実施形態の下面15)の下端よりも下方に突出して下端が前記装置載置面に当接可能な脚部(例えば、実施形態の脚部13)と、を備え、前記載置運搬台は、下端の接地部(例えば、実施形態の前輪60F、及び、後輪60R)が前記装置載置面に当接可能な台座部(例えば、実施形態の台座部17)と、前記コンテナユニットの前記被支持部の下面に当接して前記コンテナ本体を支持するコンテナ支持部(例えば、実施形態のコンテナ支持部18)と、前記台座部に配置されて前記コンテナ支持部を昇降操作する昇降操作部(例えば、実施形態の昇降装置19)と、を備え、前記脚部の下端から前記コンテナユニットの前記被支持部までの高さは、前記装置載置面に当接した前記台座部の前記接地部の下端から、最下降状態にある前記コンテナ支持部の上端部までの高さよりも高くなっていることを特徴とする。
【0008】
上記の構成において、コンテナユニットを装置載置面(例えば、車両の荷台)上に載置する場合には、載置運搬台上にコンテナユニットを載置し、載置運搬台の台座部の接地部を装置載置面上に当接させる。このとき、載置運搬台のコンテナ支持部は、昇降操作部によって上昇状態にあり、コンテナユニットの脚部の下端は、装置載置面の上面から離間している。このため、コンテナユニットは、載置運搬台を通して装置載置面上の所望の位置に移動させることができる。
次に、この状態から昇降操作部の操作によって装置搬送台のコンテナ支持部を下降させる。こうしてコンテナ支持部が下降すると、コンテナ支持部に支持されたコンテナユニットが同時に下降する。コンテナ支持部が所定高さ以下に下降すると、コンテナユニットの脚部の下端が装置載置面に当接する。コンテナ支持部がさらに下降すると、コンテナ支持部がコンテナユニットの被支持部の下面から離間する。
上記のようにしてコンテナユニットの脚部が装置載置面に当接すると、コンテナユニットは脚部を通して装置載置面に安定して支持される。また、昇降操作部の操作によってコンテナ支持面がコンテナユニットの被支持部から離間すると、載置運搬台はコンテナユニットに対して自由な移動が可能となる。このため、この状態から装置搬送台だけを別の位置に移動させて使用することも可能になる。
【0009】
前記台座部は、前記昇降操作部が設置される台座本体(例えば、実施形態のベースブロック20)と、前記装置載置面上を転動可能な車輪(例えば、実施形態の前輪60F、及び、後輪60R)を保持し、かつ前記車輪の高さ位置を調整可能に前記台座本体に連結された車輪保持機構(例えば、実施形態の前輪保持機構21、及び、後輪保持機構22)と、を備え、前記車輪保持機構は、前記台座本体に対して前記車輪が所定距離下方に突出する突出状態と、前記突出状態の前記車輪の高さ位置よりも前記車輪が上方に位置される収納状態と、の間で状態変化が可能とされ、前記車輪は、前記車輪保持機構が前記収納状態のときに、前記装置載置面に当接する前記接地部を構成するようにしても良い。
【0010】
この場合、車輪保持機構が収納状態である状況でコンテナ支持部が上昇すると、台座部の接地部である車輪が装置載置面に接地した状態において、コンテナユニットの脚部の下端が装置載置面から浮上する。このとき、載置運搬台は、コンテナユニットを支持した状態において、車輪を通して装置載置面上を自由に移動させることが可能になる。
また、車輪保持機構が収納状態である状況でコンテナ支持部が下降すると、コンテナユニットの脚部の下端が装置載置面に接地し、コンテナ支持部がコンテナユニットの被支持部から離間する。この状態では、載置運搬台を車輪を通して独立して移動させることが可能となる。このため、載置運搬台はコンテナユニットから切り離し、別の場所で利用することも可能になる。
また、例えば、装置載置面の一形態である車両の荷台からコンテナユニットを車外に降ろして移動させる場合には、車輪保持機構を突出状態にして車輪を所定距離下方に突出させる。このとき、載置運搬台のコンテナ支持部は、コンテナユニットの被支持部に当接している。この状態において車輪が車外の路面(装置載置面)に当接すると、コンテナユニットは、車輪保持機構と車輪を通して路面上を自由に移動させることが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
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