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公開番号
2025016135
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119209
出願日
2023-07-21
発明の名称
鞍乗り型車両
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
B62J
11/00 20200101AFI20250124BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】シート底板の剛性を確保しながら軽量化を図ることができ、外観性への影響が小さい荷掛け紐部材の収納構造を提供する。
【解決手段】鞍乗り型車両は、シート(17)の裏に荷掛け紐部材(101、102)が収納される鞍乗り型車両において、シート(17)の裏に、左右に一対設けられた荷掛け紐部材取付部(82、83)と、荷掛け紐部材取付部(82、83)のそれぞれに取り付けられた荷掛け紐部材(101、102)と、車体前後方向に長手方向となるように収納された車載工具(94、95、96、97)と、を備え、荷掛け紐部材(101、102)は、展開位置と、収納位置と、の間を移動可能に取り付けられ、荷掛け紐部材(101、102)が、車載工具(94、95、96、97)に引っ掛けられて収納位置に保持される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
シート(17)の裏に荷掛け紐部材(101、102)が収納される鞍乗り型車両において、
前記シート(17)の裏に、少なくとも左右に一対設けられた荷掛け紐部材取付部(82、83)と、
前記荷掛け紐部材取付部(82、83)のそれぞれに取り付けられた輪形状の荷掛け紐部材(101、102)と、
前記シート(17)の裏に、車体前後方向に長手方向となるように収納された車載工具(94、95、96、97)と、を備え、
前記荷掛け紐部材(101、102)は、前記シート(17)の側部よりも車体幅方向外側に展開した展開位置と、前記シート(17)の側部よりも車体幅方向内側に収納された収納位置と、の間を移動可能に取り付けられ、
前記荷掛け紐部材(101、102)が、前記車載工具(94、95、96、97)に引っ掛けられて前記収納位置に保持される
ことを特徴とする鞍乗り型車両。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記荷掛け紐部材取付部(82、83)は、それぞれ、前記車載工具(94、95、96、97)よりも車体幅方向外側に設置され、
前記荷掛け紐部材(101、102)は、前記展開位置に移動した場合には、それぞれの前記荷掛け紐部材取付部(82、83)よりも車体幅方向外側に展開され、
前記荷掛け紐部材(101、102)は、前記収納位置に移動した場合には、それぞれの前記荷掛け紐部材取付部(82、83)よりも車体幅方向内側に収納される
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記車載工具(94、95、96、97)は、少なくとも一部が同一径で長手方向に連続する第1の車載工具(94、97)を備え、
前記荷掛け紐部材(101、102)が、前記第1の車載工具(94、97)に引っ掛けられて前記収納位置に保持される
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
前記第1の車載工具(94、97)は、ドライバー(94)または六角レンチ(97)の少なくともいずれかである
ことを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
前記車載工具(94、95、96、97)は、長手方向に凹凸を備える第2の車載工具(95、96)を備え、
前記第1の車載工具(94、97)は、左右に配置され、
前記第1の車載工具(94、97)の間には、前記第2の車載工具(95、96)が配置される
ことを特徴とする請求項3または4に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
前記第2の車載工具(95、96)は、スパナ(95)またはフックレンチ(96)の少なくともいずれかである
ことを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
【請求項7】
前記第2の車載工具(95、96)は、スパナ(95)およびフックレンチ(96)であり、
前記フックレンチ(96)のフック部(96b)は、前記スパナ(95)の前方に配置され、
前記フック部(96b)の車幅方向で占める範囲(A1)と、前記スパナ(95)の車幅方向で占める範囲(A2)とは少なくとも一部が重複する
ことを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鞍乗り型車両においては、シートの後部に荷物を括り付けるため、リアフレームやシートに、荷掛けフックを設ける技術が知られている。このような荷掛けフックは、使用しない場合にも外観露出していることが多く、引っ掛かったりして邪魔になる虞がある。そこで、荷掛けフックの収納構造に関する技術が提案されている(例えば、非特許文献1、2参照)。非特許文献1、2には、シート底板に支持された荷掛けフックがシートの幅方向に突き出した状態が開示される。非特許文献1、2に記載の車体では、荷掛けフックはシート底板に回動可能に支持されており、シートの幅方向に展開された展開位置と、シートの底板の内面に沿った収容位置と、の間を回動可能に支持される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
CBF190WH PARTS CATALOGUE、本田技研工業株式会社、2015年11月1日、p.66
CBF190WH PARTS CATALOGUE、本田技研工業株式会社、2019年4月20日、p.71
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、シートのシート底板は、下方に延びる外周壁部を備えている。このため、非特許文献1、2に記載のように、折り曲げ棒状の荷掛けフックがシート底板に支持される構成では、シート底板の外周壁面に切り欠き形状のフック逃げ部を設け、このフック逃げ部を通じて荷掛けフックが展開位置に保持される。しかしながら、フック逃げ部は外観性に影響を与え易い上に、シート底板の剛性を確保するためにシート底板が重量化し易いという課題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、シート底板の剛性を確保しながら軽量化を図ることができ、外観性への影響が小さい鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
鞍乗り型車両は、シートの裏に荷掛け紐部材が収納される鞍乗り型車両において、前記シートの裏に、少なくとも左右に一対設けられた荷掛け紐部材取付部と、前記荷掛け紐部材取付部のそれぞれに取り付けられた輪形状の荷掛け紐部材と、前記シートの裏に、車体前後方向に長手方向となるように収納された車載工具と、を備え、前記荷掛け紐部材は、前記シートの側部よりも車体幅方向外側に展開した展開位置と、前記シートの側部よりも車体幅方向内側に収納された収納位置と、の間を移動可能に取り付けられ、前記荷掛け紐部材が、前記車載工具に引っ掛けられて前記収納位置に保持されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
シート底板の剛性を確保しながら軽量化を図ることができ、外観性への影響が小さい鞍乗り型車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
実施の形態に係る車体フレームの斜視図である。
実施の形態に係るシートの斜視図である。
実施の形態に係るシートの底面図である。
実施の形態に係るシート底板の後部を前方から見た斜視図である。
従来技術の説明図である。
図6のVII-VII線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
【0010】
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
(【0011】以降は省略されています)
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