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公開番号2025018301
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121890
出願日2023-07-26
発明の名称検査装置、検査方法及び車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G01M 17/007 20060101AFI20250130BHJP(測定;試験)
要約【課題】簡易な構成で車両のギヤの消耗状態を推定する。
【解決手段】モータが発生した駆動力が複数のギヤを介して駆動輪に伝達される車両を検査するための検査装置は、車両が停止している状態において、互いに異なる2つの回転方向のそれぞれのトルクをモータに発生させる発生部と、車両が停止している状態におけるトルクに応じたモータの回転量に基づいて、複数のギヤの摩耗状態を推定する推定部と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
モータが発生した駆動力が複数のギヤを介して駆動輪に伝達される車両を検査するための検査装置であって、
前記車両が停止している状態において、互いに異なる2つの回転方向のそれぞれのトルクを前記モータに発生させる発生手段と、
前記車両が停止している状態における前記トルクに応じた前記モータの回転量に基づいて、前記複数のギヤの摩耗状態を推定する推定手段と、を備える、検査装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記発生手段は、前記車両のパーキング機構が作動したことに応じて、前記モータに前記トルクを発生させる、請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記パーキング機構は、前記車両のシフトポジションがパーキングレンジに変化したことに応じて作動する、請求項2に記載の検査装置。
【請求項4】
前記パーキング機構は、パーキングギヤと、前記パーキングギヤに選択的に噛合するパーキングポールとを含む、請求項2に記載の検査装置。
【請求項5】
前記推定手段は、前記複数のギヤのうち、前記モータから前記パーキングギヤまでのトルクの伝達経路上にあるギヤの摩耗状態を推定する、請求項4に記載の検査装置。
【請求項6】
前記複数のギヤは、前記伝達経路上に、
第1のギヤと、
前記第1のギヤに噛合する第2のギヤと、
第3のギヤと、
前記第3のギヤに噛合する第4のギヤと、を含み、
前記推定手段は、前記第1のギヤと前記第2のギヤとの噛合と、前記第3のギヤと前記第4のギヤとの噛合とのそれぞれについて摩耗状態を推定する、請求項5に記載の検査装置。
【請求項7】
前記推定された摩耗状態が所定の条件を満たすことに応じて、前記複数のギヤが摩耗していることを通知する通知手段をさらに備える、請求項1に記載の検査装置。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか1項に記載の検査装置を備える車両。
【請求項9】
モータが発生した駆動力が複数のギヤを介して駆動輪に伝達される車両を検査するための検査方法であって、
前記車両が停止している状態において、互いに異なる2つの回転方向のそれぞれのトルクを前記モータに発生させる発生工程と、
前記車両が停止している状態における前記トルクに応じた前記モータの回転量に基づいて、前記複数のギヤの摩耗状態を推定する推定工程と、を有する、検査方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検査装置、検査方法及び車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両は、駆動源で発生した駆動力を駆動輪に伝達するためのギヤを含む。ギヤは、車両の走行につれて摩耗する。大きく消耗したギヤは交換する必要がある。車両を分解してギヤを取り出し、そのギヤの消耗状態を確認することは煩雑である。特許文献1は、ギヤを取り出すことなく、レーザーを用いてギヤの消耗状態を推定する技術を提案する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-121151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術では、レーザーを用いてギヤの消耗状態を推定するため、構造が複雑になりうる。本発明の一部の側面は、簡易な構成で車両のギヤの消耗状態を推定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一部の実施形態によれば、モータが発生した駆動力が複数のギヤを介して駆動輪に伝達される車両を検査するための検査装置であって、前記車両が停止している状態において、互いに異なる2つの回転方向のそれぞれのトルクを前記モータに発生させる発生手段と、前記車両が停止している状態における前記トルクに応じた前記モータの回転量に基づいて、前記複数のギヤの摩耗状態を推定する推定手段と、を備える、検査装置が提供される。
【発明の効果】
【0006】
一部の実施形態によれば、簡易な構成で車両のギヤの消耗状態を推定できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一部の実施形態に係る車両の構成例を説明する模式図。
一部の実施形態に係るパワーユニットの構成例を説明する断面模式図。
一部の実施形態に係るギヤの構成例を説明する模式図。
一部の実施形態に係る検査方法の例を説明するフロー図。
一部の実施形態に係るトルク及び回転量の時間変化を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
<車両の構成>
図1を参照して、一部の実施形態に係る車両Vの構成例について説明する。図1では、車両Vの平面図及び側面図が示されている。車両Vは、図1に示される構成要素を有してもよい。車両Vは、図1に示されない構成要素をさらに有してもよいし、図1に示される構成要素の一部を有していなくてもよい。車両Vは、駆動源としてモータを有する車両であってもよい。例えば、車両Vは、電動車両であってもよいし、ハイブリッド車両であってもよい。車両Vは、四輪車両であってもよいし、二輪車両であってもよいし、それ以外の車両であってもよい。車両Vは、乗員による運転操作を必要とせずに自動的に走行を行う運転支援機能を有する自動運転車両であってもよいし、このような運転支援機能を有していない車両であってもよい。図1では、車両Vが四輪の電動車両である場合について説明する。
【0010】
電子制御ユニット1は、パワーユニット2、油圧装置3等を含む車両Vの複数の構成要素を制御する制御装置として機能する。電子制御ユニット1は、1つのECU(Electronic Control Unit)によって構成されてもよいし、複数のECUによって構成されてもよい。複数のECUは、それぞれ別々の構成要素(パワーユニット2、油圧装置3など)を制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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