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公開番号
2025017480
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120529
出願日
2023-07-25
発明の名称
コンクリート壁面筋状態探査装置
出願人
KEYTEC株式会社
代理人
個人
主分類
G01V
3/12 20060101AFI20250130BHJP(測定;試験)
要約
【課題】鉄筋コンクリート構造体の壁面の上部等の高所において、コンクリートに埋設されている鉄筋の位置や状態を手間暇かけずに安全に探査することができ、加えて、鉄筋コンクリート構造物の入隅部等の狭隘な箇所でも探索や測定を行うことができるコンクリート壁面筋状態探査装置を提供する。
【解決手段】コンクリート壁面等に対して負圧を利用して吸着するための壁面等吸着部0120と、コンクリート壁面等の内部の金属構造体を探査するための電磁波レーダ0130と、を有する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリート壁面等(天井面を言う場合もあり。以下同じ。)に対して負圧を利用して吸着するための壁面等吸着部と、
コンクリート壁面等の内部の金属構造体を探査するための探査部と、
を有するコンクリート壁面筋状態探査装置。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記探査部は、レーダ探査手段又は/及び電気抵抗探査手段を有する請求項1に記載のコンクリート壁面筋状態探査装置。
【請求項3】
さらに飛行するための飛行部を有する請求項1又は請求項2に記載のコンクリート壁面筋状態探査装置。
【請求項4】
前記飛行部は、ドローン機能を有する請求項3に記載のコンクリート壁面筋状態探査装置。
【請求項5】
前記壁面吸着部は複数あり、一の壁面吸着部が一の壁面に吸着中に他の壁面吸着部が吸着中の壁面位置から他の壁面位置に移動することを許容する壁面吸着移動部をさらに有する請求項1又は請求項2に記載のコンクリート壁面筋状態探査装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、後日提出する予定の国内優先権主張出願の基礎となるものである。
本発明は、鉄筋コンクリート構造体の壁面等の内部に埋設されている鉄筋の深さや配列等の鉄筋位置や鉄筋の腐食の有無等の鉄筋状態を探査するコンクリート壁面筋状態探査装置に関する。なお、本発明の鉄筋には、断面円形の丸鋼と呼ばれる鉄筋、及び、表面に凹凸を設けた異形鉄筋と呼ばれる鉄筋の双方を含むが、本明細書において、便宜上断面円形の丸鋼として扱うこととする。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、1955年頃から1973年頃までの日本が急速な経済成長を遂げた時期、所謂高度成長期に作られたビルや橋梁等の鉄筋コンクリート構造物の老朽化が進行しており、これらの老朽化が進んだ鉄筋コンクリート構造物の中には、近い将来の発生が予想される大地震に対する耐震性が不足しているものがある。鉄筋コンクリート構造物において、震災に耐え得る十分な耐震性を確保するためには、まず、補強工事における孔あけ等の施工に必要な埋設鉄筋の深さや配列等の位置を把握するのに加えて、鉄筋自体に腐食が生じているか否か等の状態(コンクリート壁面筋状態)を把握したうえで、補強工事を実施する必要がある。
【0003】
従来において、鉄筋の深さや配列等の位置については、鉄筋が埋設されている鉄筋コンクリート構造体である、例えば、ビルの壁面上を電磁波レーダで走査して、このレーダ走査の間に鉄筋で反射して戻る反射波の情報であるハイパボーラ(hyperbola)波形を取得することによって把握し、一方、鉄筋自体の腐食の有無については、電磁波レーダの走査で把握した鉄筋の直上の壁面上に鉄筋腐食探知器の電極を置いて電流を供給して、その際の電気抵抗増加や電位の変化をパラメータとして測定することで腐食の程度を評価している。
【0004】
ところが、上記した鉄筋の深さや配列等の位置を把握する作業及び鉄筋自体の腐食の有無を測定する作業は、いずれも測定者が電磁波レーダや鉄筋腐食探知器等のセンサを手で持って行うようにしているので、壁面の上部等の高所において鉄筋の位置探査や状態測定を行う場合には、足場や高所作業車を用いて行う必要がある。つまり、足場を組んだり高所作業車を手配したりする分だけ手間暇がかかるうえ、災害発生時における緊急対応が困難であり、そして何よりも、高所においてセンサを手に持って行う鉄筋の位置探査や状態測定の作業には危険を伴うという欠点があった。
【0005】
このような従来の欠点を補い得るものとしては、例えば、特許文献1に記載された壁面検査装置がある。この壁面検査装置は、ドローンと、このドローンにおける胴体部の左右方向に沿う転動軸の両端部に回転自在に支持された転動輪を備えており、転動輪は、例えば鉄筋コンクリート構造物の壁面である被検査面にドローンに先んじて当接することで、ドローンの複数のロータが被検査面に接触するのを防ぎつつ、ドローン自体の上昇下降動作によって被検査面に沿ってドローンの胴体部とともに上下に転動するようになっている。この壁面検査装置では、左右の転動輪によってコンクリート構造物の被検査面に沿うよう飛翔制御されるドローンに搭載した打撃機構によって被検査面を打撃し、その打音の解析によって健全部分であるか不健全部分であるかを判定するようにしている。
【0006】
そして、最近では、このような壁面検査装置に、電磁波レーダや鉄筋腐食探知器等のセンサを搭載することで、鉄筋の深さや配列等の位置探索や鉄筋自体の腐食の有無の測定を手作業で行わなくても済むようにする試みがなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-118622号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載された壁面検査装置に、電磁波レーダや鉄筋腐食探知器等のセンサを搭載した場合には、探査精度及び測定精度を高めるために、センサを被検査面に押し付ける必要があるので、この押し付けるための押圧手段を搭載したり、この押圧手段の重量が増す分だけロータ数を増やしたり、ロータ径を大きくしたりしなくてはならず、その結果、装置が大型化してしまうという問題がある。
また、ドローン自体の上昇下降動作によって被検査面に沿ってセンサをドローンの胴体部とともに上下に移動させることで、鉄筋の深さや配列等の位置探索や鉄筋自体の腐食の有無の測定を実施することになるので、装置が大型化することとも相まって鉄筋コンクリート構造物の天井面は勿論のこと、入隅部等の狭隘な箇所の探索や測定を行うことができない、すなわち、探索や測定を行う範囲が限定されるという問題もある。
【0009】
本発明は、上記した従来の課題を解決するためになされたものであり、例えば、鉄筋コンクリート構造体の壁面の上部等の高所において、足場を組んだり高所作業車を手配したりすることなく手間暇かけずにコンクリート内部に埋設されている鉄筋の位置や状態を安全に探査することが可能であり、加えて、鉄筋コンクリート構造物の入隅部等の狭隘な箇所でも探索や測定を行うことができるコンクリート壁面筋状態探査装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明は以下のコンクリート壁面筋状態探査装置を提供する。
すなわち、本発明の第一の態様は、コンクリート壁面等(天井面を言う場合もあり。以下同じ。)に対して負圧を利用して吸着するための壁面等吸着部と、コンクリート壁面等の内部の金属構造体を探査するための探査部と、を有する構成としている。
(【0011】以降は省略されています)
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