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公開番号2025021248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023125050
出願日2023-07-31
発明の名称光センサシステム
出願人アズビル株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01J 1/42 20060101AFI20250205BHJP(測定;試験)
要約【課題】光電スイッチを容易に設置すること。
【解決手段】本実施形態に係る光センサシステム100は、投光部110と、レンズ120と、受光部130と、受光感度調整部140と、受光感度制御部150とを備える。投光部110は、光を検出領域に投光する。レンズ120は、投光部110により投光されて検出領域で反射された光を集光する。受光部130は、複数の受光素子を有し、レンズ120により集光された光を当該受光素子毎に受光する。受光感度調整部140は、受光部の受光素子毎の受光感度を調整する。受光感度制御部150は、予め検出対象が検出領域に存在する状態下での各受光素子が受光する第1の受光量と、検出対象が検出領域に存在しない状態下での各受光素子が受光する第2の受光量とを比較し、受光素子毎に第1および第2の受光量の差分に基づいて受光感度調整部140に受光感度設定信号を与える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
光を検出領域に投光する投光部と、
前記投光部により投光されて前記検出領域で反射された光を集光するレンズと、
複数の受光素子を有し、前記レンズにより集光された光を当該受光素子毎に受光する受光部と、
前記受光部の受光素子毎の受光感度を調整する受光感度調整部と、
予め検出対象が前記検出領域に存在する状態下での前記各受光素子が受光する第1の受光量と、前記検出対象が前記検出領域に存在しない状態下での前記各受光素子が受光する第2の受光量とを比較し、前記受光素子毎に第1および第2の受光量の差分に基づいて前記受光感度調整部に受光感度設定信号を与える受光感度制御部と
を備えたことを特徴とする光センサシステム。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
請求項1に記載の光センサシステムにおいて、
前記受光感度制御部は、
予め検出対象が前記検出領域に存在する状態下での前記各受光素子が受光する第1の受光量と、前記検出対象が前記検出領域に存在しない状態下での前記各受光素子が受光する第2の受光量とを比較して、前記受光素子毎に第1および第2の受光量の差分をとり、前記受光量の差分が所定の閾値を下回った場合には該当する受光素子の受光感度を下げるように前記受光感度調整部に受光感度設定信号を与えること
を特徴とする光センサシステム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の光センサシステムにおいて、
前記受光感度制御部は、
前記第2の受光量に基づいて前記受光感度調整部に前記受光素子の初期受光感度設定信号を与えること
を特徴とする光センサシステム。
【請求項4】
請求項1または2に記載の光センサシステムにおいて、
前記受光感度制御部は、
前記検出対象の種別に対応させて前記受光感度調整部に前記受光素子の初期受光感度設定信号を与えること
を特徴とする光センサシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光センサシステムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、工場における荷物搬送の現場や電車のホームに設置されているホームドアなどで、物体や人を検知する光電スイッチ(光電センサ)が設置されている。光電スイッチは、光を出す投光部と光を受ける受光部とから構成されており、受光部に入光する光量の変化を電気信号に変換する。そのため、光電スイッチは、投光された光が物体によって遮られたり反射したりすることによる受光部の光量の変化を出力することにより、検出対象の物体や人(以下、ターゲットとも呼称)の有無を判定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-226997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の技術には、光電スイッチの設置作業において改善の余地がある。例えば、従来技術は、光電スイッチの設置の際に、周囲の物体やターゲット以外からの反射光により誤検知することがないように、細かな光軸調整やスリットの設置を行うため、光電スイッチの設置に多大な工数を要する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述した課題を解決するために、本発明の光センサシステムは、光を検出領域に投光する投光部と、投光部により投光されて検出領域で反射された光を集光するレンズと、複数の受光素子を有し、レンズにより集光された光を当該受光素子毎に受光する受光部と、受光部の受光素子毎の受光感度を調整する受光感度調整部と、予め検出対象が検出領域に存在する状態下での各受光素子が受光する第1の受光量と、検出対象が検出領域に存在しない状態下での各受光素子が受光する第2の受光量とを比較し、受光素子毎に第1および第2の受光量の差分に基づいて受光感度調整部に受光感度設定信号を与える受光感度制御部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、光電スイッチを容易に設置することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、従来の光電スイッチの一例と本実施形態に係る光センサシステムとを示す図である。
図2は、実施形態に係る光センサシステムを示す図である。
図3は、実施形態に係る光センサシステムの構成例を示す図である。
図4は、実施形態に係る記憶部に記憶されるデータを示す図である。
図5は、実施形態に係る光センサシステムによる処理の具体例を示す図である。
図6は、実施形態に係る受光素子の位置とターゲットの検出との関係を示す図である。
図7は、実施形態に係る光センサシステムの処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本願に係る光センサシステムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る光センサシステムが限定されるものではない。
【0009】
〔1.はじめに〕
今日、様々な現場で、非接触でターゲットの存在の有無を検知するために、光電スイッチが設置されている。光電スイッチは、前述したとおり、受光部に入光する光量によって、ターゲットの存在を検知するため、ターゲット以外からの反射光を検知しないように、その設置の際に細かな調整を要する。
【0010】
例えば、荷物搬送の現場において、コンベアで移動してくる荷物や吊り下げられている荷物をターゲットとして透過型光電スイッチを設置した場合に、装置壁面に反射した投光を検出しないように細かい光軸の調整が行われる。また、例えば、工作機械のツールチェンジャ部のツールのみをターゲットとして光電スイッチを設置した場合に、ターゲット以外の周囲の部分を誤検出しないようにスリット等を使用してビームを絞る調整が行われる。
(【0011】以降は省略されています)

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