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公開番号
2025008476
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110686
出願日
2023-07-05
発明の名称
車両の容器保持部構造
出願人
本田技研工業株式会社
,
森六テクノロジー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60N
3/10 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約
【課題】部品点数の増加を抑制しつつ、保持部本体の底部から滴下した水滴が下方の他の部品に被着するのを防止することができる車両の容器保持部構造を提供する。
【解決手段】容器保持部構造は、容器保持部材10と、車体側支持部材40と、係止部材14とを備える。容器保持部材10は、飲料容器を載置可能な保持部本体11を有する。車体側支持部材40は、容器保持部材10が取り付けられる支持壁13を有する。係止部材14は、保持部本体11の底部に設けられた固定用貫通孔20に挿通されて、容器保持部材10を支持壁13に係止する。容器保持部材10には、固定用貫通孔20と支持壁13の少なくとも下方を覆う滴下水誘導部12が一体に設けられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
飲料容器を載置可能な保持部本体を有する容器保持部材と、
前記容器保持部材が取り付けられる支持壁を有する車体側支持部材と、
前記保持部本体の底部に設けられた固定用貫通孔に挿通されて、前記容器保持部材を前記支持壁に係止する係止部材と、
を備え、
前記容器保持部材には、前記固定用貫通孔と前記支持壁の少なくとも下方を覆う滴下水誘導部が一体に設けられていることを特徴とする車両の容器保持部構造。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記保持部本体の前記底部は、
上下方向に貫通する開口を有し、かつ上面側に前記飲料容器が載置される第1底壁と、
前記第1底壁の下方に前記開口と対向するように配置され、かつ前記固定用貫通孔が形成される第2底壁と、
上面が前記第1底壁の上面と面一になるように前記開口に取り付けられる底蓋部材と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両の容器保持部構造。
【請求項3】
前記滴下水誘導部は、
前記固定用貫通孔と前記支持壁の下方を覆うように配置される誘導部底壁と、
下端部が前記誘導部底壁の周囲四辺のうちの三辺に連設されるとともに、上端部が前記保持部本体に連設される誘導部周壁と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両の容器保持部構造。
【請求項4】
前記保持部本体の前記底部は、
上下方向に貫通する開口を有し、かつ上面側に前記飲料容器が載置される第1底壁と、
前記第1底壁の下方に前記開口と対向するように配置され、かつ前記固定用貫通孔が形成される第2底壁と、
を備え、
前記誘導部周壁は、前記誘導部底壁の対向する二辺に連設される一対の第1縦壁部と、前記誘導部底壁の前記二辺を接続する一辺に連設される第2縦壁部と、を有し、
前記第2底壁は、前記第2縦壁部に向かって下方に傾斜し、
前記第2底壁と前記第2縦壁部の間には上下に連通する水抜き部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両の容器保持部構造。
【請求項5】
前記第2底壁は、周囲の四方から上方に起立する壁によって前記第1底壁に連設され、
前記第2底壁の前記第2縦壁部に近接する側の辺から上方に起立する前記壁は、前記誘導部周壁の前記第2縦壁部の一部によって構成されていることを特徴とする請求項4に記載の車両の容器保持部構造。
【請求項6】
前記誘導部底壁は、前記第2縦壁部から離間する方向に向かって下方に傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の車両の容器保持部構造。
【請求項7】
前記誘導部底壁の上面は、一方の前記第1縦壁部に連接する第1上面領域と、他方の前記第1縦壁部に連接する第2上面領域と、を有し、
前記第1上面領域と前記第2上面領域の少なくとも一方は、当該両領域の境界部に向かって下方に傾斜していることを特徴とする請求項6に記載の車両の容器保持部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙コップやペットボトル等の飲料容器を載置するための車両の容器保持部構造に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
多くの車両は紙コップやペットボトル等の飲料容器を載置するための容器保持部(カップホルダ)が車室内に設置されている。容器保持部は、有底筒状の容器保持部材が、例えば、前席前方のインストルメントパネルやコンソールボックス等に係止手段によって取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
容器保持部材は、樹脂材料によって有底筒状に形成され、その底部がビス止め等によってインストルメントパネル等の車体側支持部材の支持壁に固定されている。容器保持部材の底部には、ビス等の係止部材を挿通するための固定用貫通孔が設けられている。容器保持部材は、固定用貫通孔に挿通された係止部材を車体側支持部材の支持壁に係止することにより、車体側支持部材に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-322474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の容器保持部構造は、容器保持部材の底部に設けられた固定用貫通孔に係止部材を挿通し、固定用貫通孔を貫通した係止部材の延出端を車体側係止部材の係止壁に係止させている。このため、飲料容器内の液体等が容器保持部材の底部に零れると、その液体(以下、「水滴」と称する。)が底部の固定用貫通孔を通って下方に流出する可能性がある。そして、容器保持部材を支持する支持壁の下方に電装部品が配置されている場合には、電装部品に水滴が被着するおそれがある。
【0006】
この対策として、電装部品の上方に被水防止壁を設置することが考えられるが、この場合、以下の不都合が生じる。
即ち、電装部品の上方に専用の被水防止壁を取り付けると、設置部品の増加によって組付け工数が増加するうえ、被水防止壁を設置するためのスペースが必要となる。この結果、車両生産の効率化が妨げられるとともに、容器保持部の下方の他部品の設置スペースが圧迫されることになる。
【0007】
そこで本発明は、部品点数の増加を抑制しつつ、保持部本体の底部から滴下した水滴が下方の他の部品に被着するのを防止することができる車両の容器保持部構造を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る車両の容器保持部構造は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係る車両の容器保持部構造は、飲料容器を載置可能な保持部本体(例えば、実施形態の保持部本体11)を有する容器保持部材(例えば、実施形態の容器保持部材10)と、前記容器保持部材が取り付けられる支持壁(例えば、実施形態の支持壁13)を有する車体側支持部材(例えば、実施形態のダッシュアッパパネル40)と、前記保持部本体の底部に設けられた固定用貫通孔(例えば、実施形態の固定用貫通孔20)に挿通されて、前記容器保持部材を前記支持壁に係止する係止部材(例えば、実施形態のビス14)と、を備え、前記容器保持部材には、前記固定用貫通孔と前記支持壁の少なくとも下方を覆う滴下水誘導部(例えば、実施形態の滴下水誘導部12)が一体に設けられていることを特徴とする。
【0009】
上記の構成により、容器保持部材は保持部本体の底部が係止部材によって車体側支持部材の支持壁に固定される。これにより、容器保持部材のぐらつきが防止される。また、保持部本体の底部の固定用貫通孔と支持壁の下方が、保持部本体と一体の滴下水誘導部によって覆われるため、固定用貫通孔を通して下方に滴下する水滴が支持壁の下方に位置される他の部品に被着するのを防止することができる。また、本構成では、滴下水誘導部が容器保持部材に一体に設けられているため、部品点数の増加は生じない。
【0010】
前記保持部本体の前記底部は、上下方向に貫通する開口(例えば、実施形態の開口17)を有し、かつ上面側に前記飲料容器が載置される第1底壁(例えば、実施形態の第1底壁15)と、前記第1底壁の下方に前記開口と対向するように配置され、かつ前記固定用貫通孔が形成される第2底壁(例えば、実施形態の第2底壁18)と、上面が前記第1底壁の上面と面一になるように前記開口に取り付けられる底蓋部材(例えば、実施形態の底蓋部材23)と、を備えるようにしても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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