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公開番号2024153413
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067295
出願日2023-04-17
発明の名称作業用車両
出願人帝国繊維株式会社
代理人個人
主分類H02J 7/14 20060101AFI20241022BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】車載のオルタネータの出力電圧に制限されずに架装バッテリの能力を十分に発揮させ、架装バッテリの選定の自由度を高めることが可能な作業用車両を提供する。
【解決手段】オルタネータ14と、架装バッテリ17と、オルタネータ14から出力される電圧を変換して架装バッテリ17に充電用電力を供給するバッテリ充電用DC-DCコンバータ21と、バッテリ充電用DC-DCコンバータ21と架装バッテリ17とを接続する第2電力供給ライン19bに設けられる電流測定部23と、を備える。また、作業用車両1は、バッテリ充電用DC-DCコンバータ21の出力電圧を設定する出力電圧設定部50を備える。出力電圧設定部50は、電流測定部23により測定された電流値が所定範囲内(下限電流値以上かつ上限電流値未満)に収まるように、バッテリ充電用DC-DCコンバータ21の出力電圧を変換する制御を行うように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
オルタネータと、架装バッテリと、前記オルタネータから出力される電圧を変換して前記架装バッテリに充電用電力を供給するDC-DCコンバータと、前記DC-DCコンバータと前記架装バッテリとを接続する電力供給路に設けられる電流測定部と、を備えた作業用車両であって、
前記DC-DCコンバータの出力電圧を設定する出力電圧設定部を備え、
前記出力電圧設定部は、前記電流測定部により測定された電流値が所定範囲内に収まるように、前記DC-DCコンバータの出力電圧を変換する制御を行うように構成した、
ことを特徴とする作業用車両。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記出力電圧設定部は、複数種類の抵抗値を設定可能な抵抗回路部と、前記抵抗回路部の抵抗値を切り替えるための切替回路部と、前記切替回路部を制御する制御部とを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の作業用車両。
【請求項3】
前記制御部は、前記電流測定部で測定される電流値が下限電流値未満となった場合に前記抵抗回路部の抵抗値について1段階小さくなるように切り替える一方、前記電流測定部で測定される電流値が上限電流値以上となった場合に前記抵抗回路部の抵抗値について1段階大きくなるように切り替えるように構成した、
ことを特徴とする請求項2に記載の作業用車両。
【請求項4】
前記制御部は、所定時間毎に、前記電流測定部で測定される電流値に基づく前記抵抗回路部の抵抗値の切替制御を行うように構成した、
ことを特徴とする請求項3に記載の作業用車両。
【請求項5】
前記オルタネータは、走行用エンジンの動力によって駆動されるとともに走行関連電気機器に電力を供給するために設けられた第1オルタネータと、前記走行用エンジンの動力を取り出す動力取出装置によって駆動される第2オルタネータと、を備えている、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の作業用車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業用車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、火災や災害時において、消防活動や救助活動を円滑に支援するための作業用車両が用いられている。作業用車両としては、クレーン装置やウインチ装置等の油圧作業装置と、投光器と、活動支援のための必要な機材を収納するための収納庫とを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
作業用車両には、投光器の他に、走行や作業のために使用される各種の車載電気機器が搭載されている。従来の作業用車両には、作業関連の車載電気機器への電力供給が、架装物として搭載された架装バッテリから行われるものがあった。この架装バッテリは、バッテリ残量を維持するために、オルタネータの発電電力によって充電されていた。オルタネータは、走行用エンジンの動力がオルタネータベルトを介して伝達されることによって駆動される。このオルタネータは、シャシメーカーによって設けられる。シャシメーカーは、走行関連電気機器に電力を供給するために補機用バッテリを設ける。オルタネータは、本来、この補機用バッテリを充電するためのものである。
【0004】
補機用バッテリは、一般的にDC24Vのものが使用されている。オルタネータは、この補機用バッテリを100%充電するために必要十分な能力を有するものが使用されている。具体的には、従来のオルタネータの出力電圧は、DC24Vより少し大きい程度のものが使用されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-008146号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の作業用車両のオルタネータを架装バッテリの充電に利用しようとした場合、当該オルタネータの出力電圧に架装バッテリの充電能力が制限される。そのため、架装バッテリの出力電圧がオルタネータの出力電圧よりも高い場合には、架装バッテリを100%充電させることが難しかった。これにより、能力を十分に発揮させることが可能な架装バッテリを自由に選定することが困難という問題点があった。
【0007】
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、その目的は、車載のオルタネータの出力電圧に制限されずに架装バッテリの能力を十分に発揮させ、架装バッテリの選定の自由度を高めることが可能な作業用車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の課題を解決するために本明細書に開示する発明は、以下のように構成されている。すなわち、第1の発明は、オルタネータと、架装バッテリと、前記オルタネータから出力される電圧を変換して前記架装バッテリに充電用電力を供給するDC-DCコンバータと、前記DC-DCコンバータと前記架装バッテリとを接続する電力供給路に設けられる電流測定部と、を備えた作業用車両であって、前記DC-DCコンバータの出力電圧を設定する出力電圧設定部を備え、前記出力電圧設定部は、前記電流測定部により測定された電流値が所定範囲内に収まるように、前記DC-DCコンバータの出力電圧を変換する制御を行うように構成した、ことを特徴とする。
【0009】
第1の発明によれば、オルタネータの出力電圧を、架装バッテリを100%充電するために適切な電圧に変換することができる。また、出力電圧設定部が、架装バッテリに入力される電流を所定範囲内に調整することができる。これにより、架装バッテリの充電の際、架装バッテリには、適切な電圧値と電流値でオルタネータから電力が供給される。これにより、オルタネータの出力電圧よりも架装バッテリの出力電圧が高い場合であっても、100%までの架装バッテリの充電を途切れることなく安定して行うことができる。その結果、車載のオルタネータの出力電圧に制限されずに架装バッテリの能力を十分に発揮させ、架装バッテリの選定の自由度を高めることが可能な作業用車両にできる。
【0010】
第2の発明では、第1の発明において、前記出力電圧設定部は、複数種類の抵抗値を設定可能な抵抗回路部と、前記抵抗回路部の抵抗値を切り替えるための切替回路部と、前記切替回路部を制御する制御部とを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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