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公開番号2024151946
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065786
出願日2023-04-13
発明の名称電線固定構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/32 20060101AFI20241018BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】本発明は、放熱性能を確保しつつ小型化および軽量化を図った電線固定構造を提供することを目的とする。
【解決手段】電線Cを車体Pに固定するための電線固定構造1、1Aは、電線Cが設置されるクランプ本体2と、電線の熱を車体に伝導させる熱伝導部3と、電線をクランプ本体に押し付ける押付け部材4と、を備え、クランプ本体は、電線が設置可能な曲面8aを有する電線設置部5、5Aと、該電線設置部から車体に沿って延びて形成された板延在部6と、を備え、熱伝導部は、クランプ本体に支持される熱伝導部本体301と、該熱伝導部本体から車体に沿って延びて形成された熱伝導延出部302と、板延在部と車体との間に設けられる金属板31と、を備え、熱伝導延出部は、金属板31に接触するように板延在部と金属板31との間に挟まった状態で、車体にボルト固定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線を車体に固定するための電線固定構造であって、
前記電線が設置されるクランプ本体と、
前記電線の熱を前記車体に伝導させる熱伝導部と、
前記電線を前記クランプ本体に押し付ける押付け部材と、を備え、
前記クランプ本体は、前記電線が設置可能な曲面を有する電線設置部と、該電線設置部から前記車体に沿って延びて形成された板延在部と、を備え、
前記熱伝導部は、前記クランプ本体に支持される熱伝導部本体と、
該熱伝導部本体から前記車体に沿って延びて形成された熱伝導延出部と、
前記板延在部と前記車体との間に設けられる金属板と、を備え、
前記熱伝導延出部は、前記金属板に接触するように前記板延在部と前記金属板との間に挟まった状態で、前記車体にボルト固定されることを特徴とする電線固定構造。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記電線設置部は、
前記電線が設置可能な曲面を有する板状に形成された被設置部と、
該被設置部を挿入可能な挿入口を有し、前記挿入口の周縁に連続して前記被設置部における前記曲面に連続する面を覆う覆い部と、を備え、
前記被設置部は金属製であり、前記覆い部は樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載の電線固定構造。
【請求項3】
前記被設置部は、一対の分割部を有し、
前記一対の分割部は、それぞれが前記曲面を有し、
前記一対の分割部の間に前記熱伝導部本体が挟んで保持されていることを特徴とする請求項2に記載の電線固定構造。
【請求項4】
前記被設置部は、一対の前記電線を設置可能とするように前記曲面を一対有し、
前記熱伝導部本体を一対有し、
前記各曲面に、前記各熱伝導部本体を介して前記各電線が設置されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電線固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線固定構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車には、多種多様な電子機器が搭載され、電子機器に電力や制御信号等を伝えるために、ワイヤハーネスが配索されている。このようなワイヤハーネスが、例えば、高電圧のバッテリとインバータ等の電気機器間に配索される場合には、当該ワイヤハーネスを構成する電線に大電流が流れる場合がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1には、複数の導電路と、該導電路の両端部に取り付けられた一対のコネクタと、複数の導電路を一括して包囲して各導電路に発生した熱を放散する放熱機能を有する保護管と、を備えて構成されたワイヤハーネスが開示されている。
【0004】
保護管は、下側のケースと上側のカバーとが組み付けられて一体化されている。この保護管には、車体への取り付け位置毎に1つずつバネ部材(放熱部材)が設置されている。この構成によれば、車体への取り付け位置にバネ部材が設置されるため、各バネ部材から保護管を通じて車体等に熱を逃がしやすくなり、放熱性が高められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-91940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
今般、電気自動車やハイブリッド自動車における電動駆動系の大電流化が進みつつあり、これに伴って電線等の長尺導電部材は大径化する傾向にある。また長尺導電部材の大径化により、車体配索スペースの確保が困難となる場合があった。
【0007】
本発明は、放熱性能を確保しつつ小型化および軽量化を図った電線固定構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、電線を車体に固定するための電線固定構造であって、前記電線が設置されるクランプ本体と、前記電線の熱を前記車体に伝導させる熱伝導部と、前記電線を前記クランプ本体に押し付ける押付け部材と、を備え、前記クランプ本体は、前記電線が設置可能な曲面を有する電線設置部と、該電線設置部から前記車体に沿って延びて形成された板延在部と、を備え、前記熱伝導部は、前記クランプ本体に支持される熱伝導部本体と、該熱伝導部本体から前記車体に沿って延びて形成された熱伝導延出部と、前記板延在部と前記車体との間に設けられる金属板と、を備え、前記熱伝導延出部は、前記金属板に接触するように前記板延在部と前記金属板との間に挟まった状態で、前記車体にボルト固定されている。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、放熱性能を確保しつつ小型化および軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態に係る電線固定構造を示す断面図である。
前記電線固定構造を下方から見た底面図である。
前記電線固定構造を示す分解斜視図である。
前記電線固定構造を構成するクランプ本体および押し付け部材を示す斜視図である。
前記電線固定構造が用いられて前記電線を車体に固定する手順を説明するための図である。
前記電線固定構造の作用効果を説明するための図である。
本発明の第2実施形態に係る電線固定構造を示す断面図である。
本発明の参考例に係る電線固定構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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