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公開番号2024157471
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071871
出願日2023-04-25
発明の名称電源システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類H02H 3/16 20060101AFI20241030BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】第1電源と第2電源とを有し、負荷への給電の冗長化が図られた電源システムにおいて、電流を検出することで地絡の発生を検出する場合と比べて、地絡が発生した場合に第1電源と第2電源との接続を早期に遮断すること。
【解決手段】メイン電源12は、経路R1を介してEPB16に電力を供給し、経路R2,R3を介してSBW18及びBRK20に電力を供給する。また、メイン電源12は、経路R2を介してバックアップ電源14に電力を供給する。SBW18の端子にて地絡が発生し、それに起因して、端子Tの電圧が閾値以下になった場合、制御回路30は、経路R3上に存在するスイッチング素子群28をオフにする。これにより、メイン電源12とバックアップ電源14との接続が遮断され。その結果、メイン電源12からEPB16に印加される電圧の低下を防止することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
負荷に電力を供給する第1電源と、
前記第1電源に接続されて前記第1電源からの電力の供給を受けて充電され、前記第1電源から前記負荷に対して電力が供給されないときに前記負荷に電力を供給する第2電源と、
前記第1電源の電圧が閾値以下になった場合、前記第1電源と前記第2電源との接続を遮断するスイッチ装置と、
を有する電源システム。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電源システムにおいて、
前記スイッチ装置は、互いに向かい合わせて接続された2つのスイッチによって構成されている、
ことを特徴とする電源システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、地絡が発生した場合に電源同士の接続を遮断するシステムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
負荷に対して2つの電源のいずれからも電力供給可能にすることで給電の冗長化が図られた電源システムが知られている。
【0003】
特許文献1に記載のシステムでは、第1系統バスが、第1電源から供給される電力を第1負荷へ送電し、第2系統バスが、第2電源から供給される電力を第2負荷へ送電する。系統間バスが、第1系統バスと第2系統バスとを電気的に接続する。系統間バスには、電流の通電と遮断とを切り替える系統間スイッチが設けられている。当該システムでは、第2電源から放電される電流の値が取得され、その電流の値が遮断閾値を超えた場合、地絡が発生したとみなして系統間スイッチが遮断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-40475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のシステムのように電流を検出することで地絡の発生を検出するシステムでは、経路に設けられたヒューズが溶断して遮断閾値を超える電流が検出された場合に、地絡が発生したと判定される。しかし、ヒューズが溶断して遮断閾値を超える電流が検出するまでに時間を要する。そのため、その間に電圧が低下して負荷を使用することができないことがある。
【0006】
本開示の目的は、第1電源と第2電源とを有し、負荷への給電の冗長化が図られた電源システムにおいて、電流を検出することで地絡の発生を検出する場合と比べて、地絡が発生した場合に第1電源と第2電源との接続を早期に遮断することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの態様は、負荷に電力を供給する第1電源と、前記第1電源に接続されて前記第1電源からの電力の供給を受けて充電され、前記第1電源から前記負荷に対して電力が供給されないときに前記負荷に電力を供給する第2電源と、前記第1電源の電圧が閾値以下になった場合、前記第1電源と前記第2電源との接続を遮断するスイッチと、を有する電源システムである。
【0008】
上記の構成によれば、第1電源の電圧が閾値以下になった場合に、第1電源と第2電源との接続が遮断される。電圧の低下を検出することで、電流を検出することで地絡の発生を検出する場合と比べて、第1電源と第2電源との接続を早期に遮断することができる。その結果、負荷を使用することができない期間を発生させることなく、負荷を継続して使用することができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、第1電源と第2電源とを有し、負荷への給電の冗長化が図られた電源システムにおいて、電流を検出することで地絡の発生を検出する場合と比べて、地絡が発生した場合に第1電源と第2電源との接続を早期に遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る電源システムの構成を示すブロック図である。
地絡が発生したときの電源システムの状態を示すブロック図である。
SBWの端子にて地絡が発生したときの電圧の時間変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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