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公開番号2024153377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067241
出願日2023-04-17
発明の名称二次電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 4/131 20100101AFI20241022BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】充放電を繰り返した後の抵抗増加を低減可能な二次電池を開示する。
【解決手段】本開示の二次電池は、正極活物質層、固体電解質層及び負極活物質層を有し、前記正極活物質層が、O2型構造を有する正極活物質を含み、前記正極活物質層が、30GPa以下のヤング率を有する無機固体電解質を含むことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
二次電池であって、正極活物質層、固体電解質層及び負極活物質層を有し、
前記正極活物質層が、O2型構造を有する正極活物質を含み、
前記正極活物質層が、30GPa以下のヤング率を有する無機固体電解質を含む、
二次電池。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1に記載の二次電池であって、
前記正極活物質が、構成元素として、少なくとも、Mn、Ni及びCoのうちの少なくとも1種の遷移金属元素と、Liと、Oとを含む、
二次電池。
【請求項3】
請求項2に記載の二次電池であって、
前記正極活物質が、Li

Na

Mn
x-p
Ni
y-q
Co
z-r

p+q+r


(ここで、0<a≦1.00、0≦b≦0.20、x+y+z=1、かつ、0≦p+q+r≦0.15であり、元素Mは、B、Mg、Al、K、Ca、Ti、V、Cr、Fe、Cu、Zn、Ga、Ge、Sr、Y、Zr、Nb、Mo及びWから選ばれる少なくとも1種である。)で示される化学組成を有する、
二次電池。
【請求項4】
請求項1に記載の二次電池であって、
前記無機固体電解質が、構成元素として、少なくともLi、P、S及びハロゲン元素を含む、
二次電池。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の二次電池であって、
前記無機固体電解質のヤング率が、10GPa以上30GPa以下である、
二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は二次電池を開示する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、二次電池の正極活物質層において、O2型構造を有する正極活物質とともに固体電解質を用いることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-085829号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の二次電池は、充放電を繰り返した場合に抵抗が増加し易い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願は上記課題を解決するための手段として、以下の複数の態様を開示する。
<態様1>
二次電池であって、正極活物質層、固体電解質層及び負極活物質層を有し、
前記正極活物質層が、O2型構造を有する正極活物質を含み、
前記正極活物質層が、30GPa以下のヤング率を有する無機固体電解質を含む、
二次電池。
<態様2>
態様1の二次電池であって、
前記正極活物質が、構成元素として、少なくとも、Mn、Ni及びCoのうちの少なくとも1種の遷移金属元素と、Liと、Oとを含む、
二次電池。
<態様3>
態様1又は2の二次電池であって、
前記正極活物質が、Li

Na

Mn
x-p
Ni
y-q
Co
z-r

p+q+r


(ここで、0<a≦1.00、0≦b≦0.20、x+y+z=1、かつ、0≦p+q+r≦0.15であり、元素Mは、B、Mg、Al、K、Ca、Ti、V、Cr、Fe、Cu、Zn、Ga、Ge、Sr、Y、Zr、Nb、Mo及びWから選ばれる少なくとも1種である。)で示される化学組成を有する、
二次電池。
<態様4>
態様1~3のいずれかの二次電池であって、
前記無機固体電解質が、構成元素として、少なくともLi、P、S及びハロゲン元素を含む、
二次電池。
<態様5>
態様1~4のいずれかの二次電池であって、
前記無機固体電解質のヤング率が、10GPa以上30GPa以下である、
二次電池。
【発明の効果】
【0006】
本開示の二次電池は、充放電を繰り返した場合の抵抗の増加が小さい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
二次電池の構成の一例を概略的に示している。
正極活物質層に含まれる固体電解質のヤング率と、二次電池の抵抗増加率との関係を示している。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の二次電池の一実施形態について説明するが、本開示の二次電池は以下に示される実施形態に限定されるものではない。
【0009】
図1に示されるように、一実施形態に係る二次電池100は、正極活物質層10、固体電解質層20及び負極活物質層30を有する。前記正極活物質層10は、O2型構造を有する正極活物質を含む。また、前記正極活物質層10は、30GPa以下のヤング率を有する無機固体電解質を含む。
【0010】
1.正極活物質層
正極活物質層10は、O2型構造を有する正極活物質と、30GPa以下のヤング率を有する無機固体電解質とを含む。また、正極活物質層10は、任意に、導電助剤やバインダーを含んでいてもよい。また、正極活物質層10は、任意に、その他の正極活物質やその他の電解質を含んでいてもよい。また、正極活物質層10は、任意に、各種の添加剤を含んでいてもよい。正極活物質層10における各成分の含有量は、目的とする電池性能に応じて適宜決定されればよい。例えば、正極活物質層10全体(固形分全体)を100質量%として、O2型構造を有する正極活物質の含有量が、40質量%以上、50質量%以上又は60質量%以上であってもよく、99質量%以下、95質量%以下、90質量%以下又は85質量%以下であってもよい。また、正極活物質層10全体(固形分全体)を100質量%として、30GPa以下のヤング率を有する無機固体電解質の含有量が、1質量%以上、5質量%以上又は10質量%以上であってもよく、60質量%以下、50質量%以下又は40質量%以下であってもよい。正極活物質層10の形状は、特に限定されるものではなく、例えば、略平面を有するシート状であってもよい。正極活物質層10の厚みは、特に限定されるものではなく、例えば、0.1μm以上又は1μm以上であってもよく、2mm以下又は1mm以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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