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公開番号2024153191
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023066939
出願日2023-04-17
発明の名称二次電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20241022BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】二次電池の内部抵抗の上昇や電池容量の低下を抑制することである。
【解決手段】電池Btの電極体30は、正極シート40、セパレータ41、負極シート42およびセパレータ43の積層体が、巻回軸線O1を中心に巻回され、扁平形状に形成される。テープ部材100は、電極体30の幅方向Wの中央部において、電極体30の外周に巻き付けられ、テープ部材200、300は、それぞれ電極体30の端面53側および端面54側に巻き付けられている。テープ部材100の巻き付け時(貼付時)の張力Tcは、テープ部材200、300の巻き付け時の張力Teよりも大きくされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
正極層と負極層とが積層された電極体を備える二次電池であって、
前記電極体の外周には、１周以上巻かれた複数のテープ部材が設けられており、
前記複数のテープ部材のうち前記電極体の中央部に位置するテープ部材は、他のテープ部材よりも、前記電極体が積層方向へ膨張したときに前記電極体への拘束力が大きくなるよう構成されている、二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、二次電池に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特開２００３－１２３８４３号公報（特許文献１）には、正極層と、負極層と、正極層と負極層の間に形成したセパレータとが積層された電池素子と、電池素子の外周部に取り付けられ、充放電時に電池素子が積層方向に近接離間するのを規制するテープ部材を備えた、電池（二次電池）が開示されている。この電池では、テープ部材によって、充放電時に電池素子が積層方向に近接離間するのを規制することにより、内部抵抗の上昇、電池容量の低下や、サイクル特性の劣化を抑制できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００３－１２３８４３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
電池素子（電極体）において、周辺部より中央部の方が、充放電時に積層方向へ膨張しやすい。特許文献１では、電極体の外周部に、複数のテープ部材を設けることも開示されている。しかし、電極体が積層方向に近接離間するのを規制する程度は、複数のテープ部材において同じである。
【０００５】
本開示の目的は、より効果的に、二次電池の内部抵抗の上昇や電池容量の低下を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の二次電池は、正極層と負極層とが積層された電極体を備える二次電池である。二次電池の電極体の外周には、１周以上巻かれた複数のテープ部材が設けられており、複数のテープ部材のうち電極体の中央部に位置するテープ部材は、他のテープ部材よりも、電極体が積層方向へ膨張したときに電極体への拘束力が大きくなるよう構成されている。
【０００７】
この構成によれば、二次電池の充放電時に、電極体が積層方向に膨張したとき、中央部に位置するテープ部材が、他のテープ部材に比較して、電極体への拘束力が大きくなる。このため、充放電時に、電極体の中央部に溜まりやすいガスが周辺部へ押し出されやすくなるので、二次電池の内部抵抗や電池容量の低下を、効果的に抑制することができる。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、より効果的に、二次電池の内部抵抗の上昇や電池容量の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
（Ａ）および（Ｂ）は、実施の形態１に係る二次電池の構成を概略的に示す図である。
（Ａ）および（Ｂ）は、実施の形態２に係る二次電池の構成を概略的に示す図である。
実施の形態２における電極体の概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
（【００１１】以降は省略されています）

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