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公開番号2024154008
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-30
出願番号2023067579
出願日2023-04-18
発明の名称電池パック
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/48 20060101AFI20241023BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】全固体電池における反応ムラを適切に検出する。
【解決手段】制御装置は、充電中である場合に(S100にてYES)、各面圧センサから検出値を取得するステップ(S102)と、反応ムラ箇所があると判定される場合に(S104にてYES)、対応する部分加圧部を特定するステップ(S106)と、加圧指令を出力するステップ(S108)と、加圧が完了したか否かを判定するステップ(S110)と、加圧が完了したと判定される場合(S110にてYES)、加圧解除指令を出力するステップ(S112)とを含む、処理を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
第１全固体電池と、
第２全固体電池と、
拘束状態の前記第１全固体電池と前記第２全固体電池との間に設けられ、前記第１全固体電池と前記第２全固体電池との間における面内圧力の分布を検出する面圧センサと、
前記面圧センサからの検出結果を用いて前記第１全固体電池と前記第２全固体電池との間における局所的な圧力上昇が発生する箇所を反応ムラの発生箇所として検出する制御装置とを備える、電池パック。
続きを表示（約 250 文字）【請求項２】
前記第１全固体電池および前記第２全固体電池は、前記電池パックの充放電時に前記反応ムラが発生することによって前記第１全固体電池と前記第２全固体電池の配列方向の厚さが初期状態よりも増加する特性を有する、請求項１に記載の電池パック。
【請求項３】
前記面圧センサは、前記第１全固体電池と前記第２全固体電池との間であって、かつ、面内の前記第１全固体電池の第１端子と前記第２全固体電池の第２端子との各々に近い端部側の面内圧力の分布を検出する、請求項１に記載の電池パック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電池パックの構成に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
二次電池として、たとえば、固体電解質を用いて電池を全固体化した全固体電池が公知である。また、全固体電池においては、構成部材である正極層と固体電解質層と負極層との密着性が、電池の各種特性に影響を与えるため、この密着性に起因する反応ムラを適切に検出する技術が求められる。
【０００３】
特開２０２０－１６１３００号公報（特許文献１）には、推定モデルを用いて負極活物質層におけるリチウムの分布状態を推定する技術が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－１６１３００号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、全固体電池における反応ムラは面内にばらついて発生するため面内の反応ムラの位置を適切に検出することが求められる。特許文献１には、面内の反応ムラについて考慮されていないため、面内の反応ムラの位置を適切に検出することができない。
【０００６】
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、全固体電池における反応ムラを適切に検出する電池パックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示のある局面に係る電池パックは、第１全固体電池と、第２全固体電池と、第１全固体電池と第２全固体電池との間に設けられ、拘束状態の第１全固体電池と第２全固体電池との間における面内圧力の分布を検出する面圧センサと、面圧センサからの検出結果を用いて第１全固体電池と第２全固体電池との間における局所的な圧力上昇が発生する箇所を反応ムラの発生箇所として検出する制御装置とを備える。
【０００８】
このようにすると、面圧センサを用いることによって、第１全固体電池と第２全固体電池との間の面内圧力の分布が検出されるので局所的な圧力上昇が発生する箇所を検出することで反応ムラの発生箇所を精度高く検出することができる。
【０００９】
ある実施の形態においては、第１全固体電池および第２全固体電池は、電池パックの充放電時に反応ムラが発生することによって第１全固体電池と第２全固体電池の配列方向の厚さが初期状態よりも増加する特性を有する。
【００１０】
このようにすると、面圧センサを用いて局所的な圧力上昇が発生する箇所を検出することで反応ムラの発生箇所を精度高く検出することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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