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公開番号2024156492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023070999
出願日2023-04-24
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B60W 50/00 20060101AFI20241029BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の盗難を防止すること。
【解決手段】自動運転が可能に構成された車両であって、車両の複数の所定機能を実行する車両プラットフォームと、自動運転の指示を出し車両プラットフォームに着脱可能な自動運転キットと、自動運転キットと通信可能に構成され、自動運転キットからの指示にしたがって車両プラットフォームに制御指示を出す車両制御インターフェースボックスとを備える。車両プラットフォームの状態を示す車両モード状態は、車両の運転者の制御下にあるマニュアルモードと、自動運転キットの制御下にある自動運転モードと、運転者による車両プラットフォームの操作が禁止されるスタンバイモードとを含む。車両モード状態は、自動運転キットからの制御指示(時刻t1~t3)に従い車両プラットフォームが起動された場合、スタンバイモードに移行される(時刻t5)。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
自動運転が可能に構成された車両であって、
前記車両の複数の所定機能を実行する車両プラットフォームと、
自動運転の指示を出し前記車両プラットフォームに着脱可能な自動運転キットと、
前記自動運転キットと通信可能に構成され、前記自動運転キットからの指示にしたがって前記車両プラットフォームに制御指示を出す車両制御インターフェースボックスとを備え、
前記車両プラットフォームの状態を示す車両モード状態は、前記車両の運転者の制御下にあるマニュアルモードと、前記自動運転キットの制御下にある自動運転モードと、前記運転者による前記車両プラットフォームの操作が禁止されるスタンバイモードとを含み、
前記車両モード状態は、前記自動運転キットからの制御指示に従い前記車両プラットフォームが起動された場合、前記スタンバイモードに移行される、車両。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記車両モード状態は、前記自動運転キットからの制御指示に従い前記車両プラットフォームが起動された場合、起動後に、前記マニュアルモードから前記スタンバイモードに移行される、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記車両モード状態は、前記スタンバイモードに移行された後、前記自動運転キットから前記自動運転モードへの移行の要求を受けたことを条件として、前記スタンバイモードから前記自動運転モードに移行される、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記車両モード状態は、前記自動運転キットからの制御指示に従い前記車両プラットフォームが起動された場合、起動後に、前記運転者による運転操作が可能とされる前に、前記マニュアルモードから前記スタンバイモードに移行される、請求項2に記載の車両。
【請求項5】
前記運転者によって前記車両プラットフォームが起動された場合、前記車両モード状態は、前記マニュアルモードとされる、請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この開示は、車両に関し、特に、自動運転が可能に構成された車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両および情報処理装置が協働して自動運転を実行するシステムがあった(たとえば、特許文献1参照)。このシステムにおいては、情報処理装置は、自動運転制御ソフトウェアによって制御情報を自動的に生成し、車両へ送信する。車両は、受信した制御情報に基づいて自動運転を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-177807号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のシステムにおいては、車外から自動運転車両を起動すると、ReadyON状態(IgnitionON状態)になる。このため、悪意のある者が運転席に侵入すると、手動運転で車両を動かすことが可能となり、車両の盗難にあう虞がある。
【0005】
この開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車両の盗難を防止することが可能な車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この開示に係る車両は、自動運転が可能に構成された車両であって、車両の複数の所定機能を実行する車両プラットフォームと、自動運転の指示を出し車両プラットフォームに着脱可能な自動運転キットと、自動運転キットと通信可能に構成され、自動運転キットからの指示にしたがって車両プラットフォームに制御指示を出す車両制御インターフェースボックスとを備える。車両プラットフォームの状態を示す車両モード状態は、車両の運転者の制御下にあるマニュアルモードと、自動運転キットの制御下にある自動運転モードと、運転者による車両プラットフォームの操作が禁止されるスタンバイモードとを含む。車両モード状態は、自動運転キットからの制御指示に従い車両プラットフォームが起動された場合、スタンバイモードに移行される。
【0007】
このような構成によれば、自動運転キットから車両プラットフォームが起動された場合、運転者による車両プラットフォームの操作が禁止されるので、悪意のある運転者が車両プラットフォームを操作することができなくなる。その結果、車両の盗難を防止することが可能な車両を提供することができる。
【0008】
車両モード状態は、自動運転キットからの制御指示に従い車両プラットフォームが起動された場合、起動後に、マニュアルモードからスタンバイモードに移行されるようにしてもよい。このような構成によれば、車両プラットフォームの起動後にスタンバイモードに移行されるので、車両の盗難を防止できる。
【0009】
車両モード状態は、スタンバイモードに移行された後、自動運転キットから自動運転モードへの移行の要求を受けたことを条件として、スタンバイモードから自動運転モードに移行されるようにしてもよい。このような構成によれば、マニュアルモードを経ることなく自動運転モードに移行されるので、車両の盗難を防止できる。
【0010】
車両モード状態は、自動運転キットからの制御指示に従い車両プラットフォームが起動された場合、起動後に、運転者による運転操作が可能とされる前に、マニュアルモードからスタンバイモードに移行されるようにしてもよい。このような構成によれば、運転者による運転操作が可能となる前にスタンバイモードに移行されるので、車両の盗難を防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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