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公開番号
2024154503
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023068326
出願日
2023-04-19
発明の名称
電池
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
50/627 20210101AFI20241024BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】本開示は、構造信頼性が向上された電池を提供することを主目的とする。
【解決手段】本開示においては、積層体およびシール部材を有する発電部材と、上記発電部材の側面に配置された注液枠と、上記注液枠を封止する封止部材と、を有する電池であって、上記電池を上記厚さ方向に沿って断面視した場合、上記注液枠の上記枠部は、上記発電部材の上記側面と接し、かつ、上記厚さ方向と直交する第1方向に延在する基幹部と、上記封止部材と接し、かつ、上記厚さ方向において上記基幹部よりも長いヘッド部と、を有し、上記断面視において、上記基幹部の上記第2A辺と上記ヘッド部の上記第2B辺とのなす角αは、90°より大きく、上記第2B辺と上記第1B辺とのなす角βは、90°より小さい、電池を提供することにより上記課題を解決する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
積層体およびシール部材を有する発電部材と、前記発電部材の側面に配置された注液枠と、前記注液枠を封止する封止部材と、を有する電池であって、
前記積層体は、厚さ方向に積層された複数の電極を有し、
前記シール部材は、前記厚さ方向から平面視した場合、前記積層体の外縁を覆うように配置され、
前記注液枠は、枠部と、前記枠部により囲われた注液口部と、を有し、
前記電池を前記厚さ方向に沿って断面視した場合、
前記注液枠の前記枠部は、前記発電部材の前記側面と接し、かつ、前記厚さ方向と直交する第1方向に延在する基幹部と、前記封止部材と接し、かつ、前記厚さ方向において前記基幹部よりも長いヘッド部と、を有し、
前記断面視において、
前記基幹部は、前記側面と接する第1A辺と、前記第1A辺と接続する第2A辺と、前記第1A辺と接続し、かつ、前記第2A辺と対向する第3A辺と、を有し、
前記ヘッド部は、前記封止部材と接する第1B辺と、前記第1B辺および前記第2A辺を接続する第2B辺と、前記第1B辺および前記第3A辺を接続する第3B辺と、を有し、
前記第2A辺と前記第2B辺とのなす角αは、90°より大きく、
前記第2B辺と前記第1B辺とのなす角βは、90°より小さい、電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電池に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池等の電池は、注液口を介して電解液を電池内部に注液し、その後、注液口を封止材で封止して製造されることが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、電池ケースに収容された電極体に、注液枠の注液口を介して電解液を注液し、その後、電池ケースを押圧する拘束状態で、充電工程およびガス抜き工程を行う電池の製造方法が開示され、充電工程後に注液口を本封止することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-021104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電池において、注液口を封止した部分は脆弱部になりやすい。そのため、電池を充電およびエージングすることによりガスが発生して電池の内圧が上昇した場合、注液口を封止した部分が開放して電解液が漏れる恐れがあり、電池の構造信頼性を向上できる余地がある。
【0006】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、構造信頼性が向上された電池を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]
積層体およびシール部材を有する発電部材と、上記発電部材の側面に配置された注液枠と、上記注液枠を封止する封止部材と、を有する電池であって、上記積層体は、厚さ方向に積層された複数の電極を有し、上記シール部材は、上記厚さ方向から平面視した場合、上記積層体の外縁を覆うように配置され、上記注液枠は、枠部と、上記枠部により囲われた注液口部と、を有し、上記電池を上記厚さ方向に沿って断面視した場合、上記注液枠の枠部は、上記発電部材の上記側面と接し、かつ、上記厚さ方向と直交する第1方向に延在する基幹部と、上記封止部材と接し、かつ、上記厚さ方向において上記基幹部よりも長いヘッド部と、を有し、上記断面視において、上記基幹部は、第1A辺と、第2A辺と、第3A辺と、を有し、上記ヘッド部は、第1B辺と、第2B辺と、第3B辺と、を有し、上記第2A辺と上記第2B辺とのなす角αは、90°より大きく、上記第2B辺と上記第1B辺とのなす角βは、90°より小さい、電池。
【発明の効果】
【0008】
本開示においては、構造信頼性が向上された電池を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示における電池を例示する概略断面図である。
本開示における注液枠を例示する概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示における電池について、図面を用いて詳細に説明する。以下に示す各図は、模式的に示したものであり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
(【0011】以降は省略されています)
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