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公開番号2024162300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077673
出願日2023-05-10
発明の名称電磁アクチュエータ
出願人株式会社ミクニ
代理人個人
主分類H01F 7/126 20060101AFI20241114BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】構造の簡素化、低コスト化、部品点数の削減を図れ、必要な磁路面積を確保でき、可動子の円滑な動作を保証し得る電磁アクチュエータを提供する。
【解決手段】所定の軸線Sに沿って往復動する可動子80、可動子を軸線の方向に往復動自在に収容すると共に軸線の方向に離隔して配置された第1固定子10及び第2固定子20、第1固定子及び第2固定子の周りに配置され励磁用のコイル40が巻回されたボビン30、ボビンの周りを囲繞しかつ第1固定子に接続されて磁路を形成する所定の板厚をなす筒部材60、第2固定子及び筒部材に接続されて磁路を形成する平板部材70を備え、筒部材60は、軸線の方向の一端部において板厚の幅をなす環状端面を含むと共に前記環状端面が前記平板部材に密接した状態で、冶金的接合又は圧入により平板部材に固定されている。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
所定の軸線に沿って往復動する可動子と、前記可動子を前記軸線の方向に往復動自在に収容すると共に前記軸線の方向に離隔して配置された第1固定子及び第2固定子と、前記第1固定子及び前記第2固定子の周りに配置され励磁用のコイルが巻回されたボビンと、前記ボビンの周りを囲繞しかつ前記第1固定子に接続されて磁路を形成する所定の板厚をなす筒部材と、前記第2固定子及び前記筒部材に接続されて磁路を形成する平板部材と、を備え、
前記筒部材は、前記板厚の幅をなす環状端面を含むと共に前記環状端面が前記平板部材に密接した状態で、冶金的接合又は圧入により前記平板部材に固定されている、
ことを特徴とする電磁アクチュエータ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記平板部材は、前記軸線の方向に開口して環状底面及び環状内壁面を画定する環状凹部を含み、
前記筒部材は、前記環状端面を含む端部領域が前記環状凹部に嵌合され、前記環状端面が前記環状底面に密接しかつ前記環状端面に連続する内周面及び外周面が前記環状内壁面に密接した状態で固定されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項3】
前記冶金的接合は、溶接、ろう接、圧接のいずれかを含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項4】
前記筒部材は、前記板厚をなす平板材を切断及びロール加工して成形された成形品である、
ことを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項5】
前記筒部材は、前記軸線の方向の前記環状端面と反対側において、周方向に交互に配置された前記板厚の幅をなす複数の弧状端面及び複数のカシメ片を含み、
前記第1固定子は、前記軸線に垂直な方向に延出する環状フランジ部を含むと共に前記環状フランジ部が前記複数の弧状端面に密接した状態で前記カシメ片がカシメ処理されて前記筒部材に固定されている、
ことを特徴とする請求項1,2,4いずれか一つに記載の電磁アクチュエータ。
【請求項6】
前記環状フランジ部の外縁領域には、周方向に複数の切欠き部が形成され、
前記複数のカシメ片は、前記複数の切欠き部にそれぞれ嵌め込んでカシメ処理されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項7】
前記平板部材は、取付対象物に取り付けるためのフランジ部材を兼ねる、
ことを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項8】
前記ボビンは、前記第1固定子及び前記第2固定子を通す貫通孔と、前記貫通孔において部分的に形成され前記第1固定子及び前記第2固定子を嵌合させて前記軸線上に位置決めする位置決め部を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項9】
前記位置決め部は、前記軸線の方向において前記貫通孔の一端側開口寄りに形成されて前記第1固定子を位置決めする第1位置決め部と、前記軸線の方向において前記貫通孔の他端側開口寄りに形成されて前記第2固定子を位置決めす第2位置決め部を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の電磁アクチュエータ。
【請求項10】
前記位置決め部は、前記貫通孔の内壁面から突出して前記軸線の方向に伸長する複数の突条部を含む、
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の電磁アクチュエータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ソレノイドの電磁力を駆動力とする電磁アクチュエータに関し、特に、可動子を往復動自在に収容する円筒状の固定子(インナーヨーク)を備えた電磁アクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電磁アクチュエータとしては、所定の軸線方向に往復動するプランジャと、プランジャと一緒に移動するピンと、プランジャ及びピン(可動子)を往復動自在に収容すると共に磁路を形成する二つの部材からなるヨーク(第1固定子)及びコア(第2固定子)と、有底円筒状のハウジングと、ヨーク及びコアの周りに配置されてコイルが巻回されたボビンと、ハウジングの端部においてカシメ処理に固定されたブラケットを備えたソレノイド部を含む電磁弁が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
また、ハウジングは、端部において、ハウジングの板厚よりも幅の狭い環状端面と、環状端面の周囲を囲むと共にブラケットの取付部を延出させるべく切欠き部が形成されたカシメ部を備え、環状端面にブラケットの円板状部を接合させて、円板状部の外縁領域を囲むようにカシメ部をカシメ処理してハウジングのブラケットを固定している。このようなカシメ手法では、カシメ部の内周壁と円板状部の外周壁との間に隙間が生じ易く、又、環状端面の幅が狭いため、必要な磁路面積を確保することが困難である。
【0004】
また、プランジャ及びピンが円滑に移動できるように、ヨークとコアの位置決め(軸心合わせ)を行う円筒状のカラーを採用している。このように、位置決め専用の部品であるカラーを採用してヨーク及びコアの位置決めを行う構成では、部品点数の増加、構造の複雑化、及び高コスト化を招く。
さらに、ハウジングは有底状であるため、鍛造又は切削により成形する必要があり、高コスト化を招く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6999089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、低コスト化、部品点数の削減を図れ、必要な磁路面積を確保でき、可動子の円滑な動作を保証し得る電磁アクチュエータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電磁アクチュエータは、所定の軸線に沿って往復動する可動子と、可動子を軸線の方向に往復動自在に収容すると共に軸線の方向に離隔して配置された第1固定子及び第2固定子と、第1固定子及び第2固定子の周りに配置され励磁用のコイルが巻回されたボビンと、ボビンの周りを囲繞しかつ第1固定子に接続されて磁路を形成する所定の板厚をなす筒部材と、第2固定子及び筒部材に接続されて磁路を形成する平板部材を備え、筒部材は、上記板厚の幅をなす環状端面を含むと共に環状端面が平板部材に密接した状態で、冶金的接合又は圧入により平板部材に固定されている、構成となっている。
【0008】
上記電磁アクチュエータにおいて、平板部材は、軸線の方向に開口して環状底面及び環状内壁面を画定する環状凹部を含み、筒部材は、環状端面を含む端部領域が環状凹部に嵌合され、環状端面が環状底面に密接しかつ環状端面に連続する内周面及び外周面が環状内壁面に密接した状態で固定されている、構成を採用してもよい。
【0009】
上記電磁アクチュエータにおいて、冶金的接合は、溶接、ろう接、圧接のいずれかを含む、構成を採用してもよい。
【0010】
上記電磁アクチュエータにおいて、筒部材は、上記板厚をなす平板材を切断及びロール加工して成形された成形品である、構成を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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