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公開番号
2024129953
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023039379
出願日
2023-03-14
発明の名称
治具
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
B23K
26/02 20140101AFI20240920BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】レーザ溶接装置からワークの加工点までの鉛直距離が最適な焦点距離か否かを正確に確認することが可能な治具を実現する。
【解決手段】本開示の一形態に係る治具(1)は、レーザ溶接装置(6)の焦点距離を確認するための治具であって、レーザ溶接装置(6)に取り付けられる取り付け部(2)と、治具(1)がレーザ溶接装置(6)に取り付けられた状態で、取り付け部(2)から鉛直下方に突出する回転軸(3)と、回転軸(3)を中心に回転可能であって、且つ回転軸(3)を中心とする径方向にスライド可能に回転軸(3)に支持されるアーム部(4)と、治具(1)がレーザ溶接装置(6)に取り付けられた状態で、鉛直方向にスライド可能にアーム部(4)に支持される焦点距離確認部(5)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
レーザ溶接装置の焦点距離を確認するための治具であって、
前記レーザ溶接装置に取り付けられる取り付け部と、
前記治具が前記レーザ溶接装置に取り付けられた状態で、前記取り付け部から鉛直下方に突出する回転軸と、
前記回転軸を中心に回転可能であって、且つ前記回転軸を中心とする径方向にスライド可能に当該回転軸に支持されるアーム部と、
前記治具が前記レーザ溶接装置に取り付けられた状態で、鉛直方向にスライド可能に前記アーム部に支持される焦点距離確認部と、
を備える、治具。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記治具が前記レーザ溶接装置に取り付けられ、前記レーザ溶接装置のレーザ出射軸が鉛直方向に配置された状態で、前記回転軸の中心軸は、前記レーザ出射軸上に配置される、請求項1に記載の治具。
【請求項3】
前記アーム部が前記回転軸を中心とする径方向にスライド可能な距離は、前記レーザ溶接装置のレーザ照射範囲の半径以上である、請求項1又は2に記載の治具。
【請求項4】
前記取り付け部は、前記レーザ溶接装置の干渉光学系を保護するための保護透明部を当該レーザ溶接装置の筐体の下端部に挿抜するための挿抜部に挿抜可能な板状部材であって、前記回転軸における前記アーム部の側に対して逆側の端部に形成された雄ねじ部がねじ込まれる雌ねじ部が形成されている、請求項1又は2に記載の治具。
【請求項5】
前記アーム部は、前記回転軸に締結部材を介して着脱可能である、請求項1又は2に記載の治具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、治具に関し、例えば、レーザ溶接装置の焦点距離を確認するための治具に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、レーザ溶接装置の溶接品質を維持するために、テスト時に良品条件を満たした焦点距離を再現してワークを溶接することが好ましい。そのため、例えば、図5に示すような治具101をレーザ溶接装置に取り付けて、レーザ溶接装置からワークの加工点までの鉛直距離が最適な焦点距離となるように、ロボットアームの各関節部の回転角などをティーチング処理している。
【0003】
詳細には、治具101は、図5に示すように、レーザ溶接装置に取り付けられる取り付け部102、及び治具101がレーザ溶接装置に取り付けられた状態で、鉛直方向にスライド可能に取り付け部102に支持される焦点距離確認部103を備えている。
【0004】
そして、例えば、焦点距離確認部103に目盛りなどが示されており、焦点距離確認部103の下端部をワークの加工点に接触させつつ、作業員が焦点距離確認部103の目盛りを目視して最適な焦点距離となるように、ロボットアームの各関節部の回転角などをティーチング処理する。
【0005】
ちなみに、特許文献1には、レーザ溶接装置の照射角度を調整するための治具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-19024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本出願人は、以下の課題を見出した。レーザ溶接装置をワークの加工点の直上に配置することができる場合、治具101を用いてレーザ溶接装置からワークの加工点までの鉛直距離が最適な焦点距離か否かを正確に確認することができる。
【0008】
しかしながら、図6に示すように、ワークWの加工点Pの直上に干渉物Oが存在し、ワークWに段差部Sが存在する場合、レーザ溶接装置104をワークWの加工点Pの直上に配置することができず、しかも、ワークWの加工点Pに対して高低差が存在する。
【0009】
そのため、図6に示すように、ワークWの加工点Pと同一高さに平板PLを設けて、レーザ溶接装置104から平板PLまでの鉛直距離が最適な焦点距離か否かの確認結果をレーザ溶接装置104からワークWの加工点Pまでの鉛直距離が最適な焦点距離か否かの確認結果として代替している。
【0010】
このとき、平板PLの撓みなどの影響によって、レーザ溶接装置104から平板PLまでの鉛直距離が最適な焦点距離か否かを正確に確認することは難しい。そのため、治具101を用いて焦点距離を確認する場合、レーザ溶接装置104からワークWの加工点Pまでの鉛直距離が最適な焦点距離か否かを正確に確認することが困難な場合があった。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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