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公開番号2024130121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039649
出願日2023-03-14
発明の名称冷却装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類F28D 15/02 20060101AFI20240920BHJP(熱交換一般)
要約【課題】冷却効率の向上を図ることができる冷却装置を提供する。
【解決手段】冷却装置1は、発熱部材2からの熱で沸騰する冷媒Rが収められる容器と、容器に収められ、発熱部材2から離間する方向と発熱部材2に接近する方向とに移動することで、冷媒Rを攪拌する攪拌部とを備え、攪拌部は、発熱部材2に対向して配置され、貫通孔31が設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
発熱部材からの熱で沸騰する冷媒が収められる容器と、
前記容器に収められ、前記発熱部材から離間する方向と前記発熱部材に接近する方向とに移動することで、前記冷媒を攪拌する攪拌部とを備え、
前記攪拌部は、前記発熱部材に対向して配置され、貫通孔が設けられる
冷却装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記攪拌部には、前記発熱部材に対向する面から突出する突出部が設けられ、
前記突出部には、前記貫通孔に向かって前記冷媒を案内する突出片が設けられる
請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
前記突出片には、前記貫通孔に向かうにつれて、前記発熱部材から離間する方向に傾斜する傾斜面が設けられる
請求項2に記載の冷却装置。
【請求項4】
前記貫通孔の縁部には、曲面が設けられる
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷却装置。
【請求項5】
前記攪拌部は、前記発熱部材から離間する方向と、前記発熱部材に接近する方向に移動する方向と、に交差する方向に移動可能である
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、発熱部材からの熱によって沸騰する冷媒を用いる、所謂沸騰冷却を行う冷却装置が知られている。
特許文献1は、発熱体に対する絶縁性を確保しつつ、冷却性能を向上できる沸騰冷却装置およびその製造方法を開示する。特許文献1の沸騰冷却装置は、熱を受熱する第1プレートと、第1プレートと対向して配置される第2プレートと、第1プレートと第2プレートとを接続すると共に第1プレートと第2プレートとの間に冷媒流路を形成するリブ部と、を有するプレート本体部と、第1プレートの対向面に配置されると共に、冷媒の沸騰を促進する沸騰促進部と、を備える。プレート本体部は、本体用セラミックス粉末からなり、沸騰促進部は、本体用セラミックス粉末の粒径よりも粒径の大きい積層用セラミックス粉末からなり、プレート本体部および沸騰促進部が焼結されることで一体的に形成されており、プレート本体部は、緻密質焼結体であり、沸騰促進部は、積層用セラミックス粉末が粒子状で積層された粒子積層体である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-110792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の構成では、発熱部材と、冷媒との熱交が行われる箇所に、冷媒の沸騰に伴って生じる気泡が付着し、冷却効率が低下する虞がある。
本発明は、冷却効率の向上を図ることができる冷却装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、発熱部材からの熱で沸騰する冷媒が収められる容器と、前記容器に収められ、前記発熱部材から離間する方向と前記発熱部材に接近する方向とに移動することで、前記冷媒を攪拌する攪拌部とを備え、前記攪拌部は、前記発熱部材に対向して配置され、貫通孔が設けられる冷却装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、冷却効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態1に係る冷却装置を示す図である。
気泡剥離促進板の斜視図である。
気泡剥離促進板の斜視図である。
気泡剥離促進板の動作を示す図である。
気泡剥離促進板の動作を示す図である。
実施形態2に係る冷却装置を示す図である。
気泡剥離促進板の斜視図である。
気泡剥離促進板の動作を示す図である。
気泡剥離促進板の動作を示す図である。
変形例に関わる冷却装置1を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<実施形態1>
以下、図面を参照して実施形態1について説明する。
図1は、本実施形態に係る冷却装置1を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の冷却装置1は、発熱部材2を冷却する装置である。
発熱部材2は、作動に伴って発熱する発熱体である。発熱部材2は、例えば、PCU(Power Control Unit)やインバータ等の電子基板や電気部品を備える電子機器、あるいはモータ等の回転電機等、駆動に伴って発熱する各種の部材が相当する。本実施形態では、発熱部材2は、自動車や鞍乗り型車両、あるいは除雪機や芝刈り機等の作業機に搭載されるPCUである。
【0009】
冷却用容器10は、発熱部材2を冷却するための冷媒Rが貯留される内部空間11を備える槽状、あるいは容器状の部材である。冷却用容器10は、内部空間11の内部全体が冷媒Rに満たされる所謂液密構造である。本実施形態の冷却用容器10は、略直方体状に形成される。
【0010】
冷却用容器10は、発熱部材2の一側面に、外側面13が接する。本実施形態では、外側面13は、平坦面である。外側面13は、平面視で発熱部材2よりも大きい平面である。外側面13は、冷却用容器10の一側面を形成する側壁15の外側に位置する平面である。
このように配置される冷却装置1では、冷却用容器10の壁面を介して、発熱部材2と、冷媒Rとの熱交換が行われる。このため、冷却用容器10は、熱伝導率が高い材料が用いられることが望ましい。
冷却用容器10は、「容器」に相当する。
(【0011】以降は省略されています)

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