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公開番号2023153644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-18
出願番号2022063033
出願日2022-04-05
発明の名称熱交換器
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類F28F 3/00 20060101AFI20231011BHJP(熱交換一般)
要約【課題】流体の圧力損失を低減することが可能な熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器10は、隙間を有して積層して配置される複数のプレート22~25により構成される熱交換コア部20を有する。複数のプレート部材22~25の間には、冷却水が流れる冷却水流路102が形成される。熱交換コア部20には、冷却水流路102を迂回するバイパス流路103が設けられる。冷却水流路102にはフィン52が配置される。バイパス流路103にはフィンが配置されていない。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
隙間を有して積層して配置される複数のプレート部材(22,23,24,25)により構成される熱交換コア部(20)を有し、複数の前記プレート部材の間に、流体が流れる内部流路(102)が形成される熱交換器(10)であって、
前記熱交換コア部には、前記内部流路を迂回するバイパス流路(103,104)が設けられ、
前記内部流路にはフィン(52)が配置され、
前記バイパス流路にはフィンが配置されていない
熱交換器。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記熱交換コア部の外面に設けられ、前記熱交換コア部に前記流体を流入させる流入部(31)と、
前記熱交換コア部の外面に設けられ、前記熱交換コア部を流れた前記流体を流出させる流出部(32)と、を備え、
前記バイパス流路は、前記流入部から前記内部流路までの第1部分(71)と、前記内部流路から前記流出部までの第2部分(72)とを連通させる
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記熱交換コア部には、
複数の前記内部流路のそれぞれの一端部に連通され、前記流入部に流入する前記流体を複数の前記内部流路に分配する分配タンク孔(71)と、
複数の前記内部流路のそれぞれの他端部に連通され、複数の前記内部流路を流れた流体を集めるとともに、集められた前記流体を前記流出部に導く集合タンク孔(72)と、が形成され、
前記第1部分は、前記分配タンク孔であり、
前記第2部分は、前記集合タンク孔である
請求項2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記バイパス流路は、前記プレート部材に形成されている
請求項1~3のいずれか一項に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記バイパス流路は、前記プレート部材とは別の流路形成部材(26)に形成されている
請求項1~3のいずれか一項に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記流路形成部材は、ろう付けにより前記プレート部材に一体的に接合されている
請求項5に記載の熱交換器。
【請求項7】
前記内部流路を第1内部流路とし、前記流体を第1流体とするとき、
複数の前記プレート部材の間には、前記第1内部流路と、第2流体が流れる第2内部流路とが交互に設けられ、
前記第1流体は冷却水であり、前記第2流体は冷媒である
請求項1~6のいずれか一項に記載の熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱交換器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、下記の特許文献1に記載の熱交換器がある。この熱交換器は複数のプレートを重ね合わせることで構成されている。複数のプレートの間には、冷媒が流れる複数の冷媒流路と、冷却水が流れる複数の冷却水流路とが形成されている。複数の冷媒流路及び複数の冷却水流路のそれぞれにはフィンが配置されている。この熱交換器では、冷媒流路を流れる冷媒と、冷却水流路を流れる冷却水との間で熱交換が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-25764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の熱交換器では、小型化しようとすると、プレートの段数を少なくする必要がある。プレートの段数を少なくした場合、冷却水流路の数が少なくなるため、冷却水の圧力損失が増加する懸念がある。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、流体の圧力損失を低減することが可能な熱交換器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する熱交換器は、隙間を有して積層して配置される複数のプレート部材(22,23,24,25)により構成される熱交換コア部(20)を有し、複数のプレート部材の間に、流体が流れる内部流路(102)が形成される熱交換器(10)である。熱交換コア部には、内部流路を迂回するバイパス流路(103,104)が設けられる。内部流路にはフィンが配置される。バイパス流路にはフィンが配置されていない。
【0006】
この構成によれば、流体の一部がバイパス流路に流れる。バイパス流路にはフィンが配置されていないため、流入部から第1部分に流入した流体の全てが内部流路に流れる場合と比較すると、流体の圧力損失を低減することが可能である。
なお、上記手段、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【発明の効果】
【0007】
本開示の熱交換器によれば、流体の圧力損失を低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の熱交換器の正面構造を示す正面図である。
図2は、第1実施形態の熱交換器の分解構造を模式的に示す図である。
図3は、第1実施形態の熱交換器の上面構造を示す上面図である。
図4は、第1実施形態の熱交換器の分解構造を模式的に示す図である。
図5は、第1実施形態の熱交換器の底面構造を示す底面図である。
図6は、図5のVI-VI線に沿った断面構造を示す断面図である。
図7は、図5のVII-VII線に沿った断面構造を示す断面図である。
図8は、図7のVIII-VIII線に沿った断面構造を示す断面図である。
図9は、第1実施形態の変形例の熱交換器の底面構造を示す底面図である。
図10は、第2実施形態の熱交換器の分解構造を模式的に示す図である。
図11は、第2実施形態の熱交換器の底面構造を示す底面図である。
図12は、図11のXII-XII線に沿った断面構造を示す断面図である。
図13は、図12のXIII-XIII線に沿った断面構造を示す断面図である。
図14は、第2実施形態の変形例の熱交換器の底面構造を示す底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、熱交換器の一実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、第1実施形態の熱交換器について説明する。図1に示される熱交換器10は、例えば車両に搭載される蓄電池を冷却するための冷却水(LLC:Long Life Coolant)と、冷凍サイクルを循環する冷媒との間で熱交換を行う。
【0010】
図1に示されるように、熱交換器10は、熱交換コア部20と、冷却水用の流入コネクタ31及び流出コネクタ32と、冷媒用の流入コネクタ41及び流出コネクタ42とを備えている。
熱交換コア部20は、図中に示されるアウタープレート23及びボトムプレート25を含む複数のプレート部材と流路形成プレート26とを矢印Zで示される方向に積層することで構成されている。以下では、矢印Zで示される方向を「プレート積層方向Z」とも称する。また、プレート積層方向Zのうちの一方向Z1を「上方向」とも称し、他方向Z2を「下方向」とも称する。熱交換コア部20は、冷却水と冷媒との間で熱交換を行う部分として機能する。
(【0011】以降は省略されています)

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