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公開番号2023165569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-16
出願番号2022076784
出願日2022-05-06
発明の名称プレート式熱交換器
出願人株式会社バルテック
代理人個人
主分類F28F 3/04 20060101AFI20231109BHJP(熱交換一般)
要約【課題】簡易な構成で生産効率及び製品品質を向上できるプレート式熱交換器を提供する。
【解決手段】一対の側板10・10にて内部に複数の流体が個別に流通可能な放熱側流体通路2及び受熱側流体通路3を形成する複数の板状エレメント20・30が挟持され、側板10及び板状エレメント20・30が積層状態で一体に接合されてなるプレート式熱交換器1において、一対の側板10・10を除く箇所に複数の板状エレメント20・30の放熱側流体通路2及び受熱側流体通路3と連通される放熱側連通孔4及び受熱側連通孔6が形成され、放熱側連通孔4及び受熱側連通孔6の開口部5・7に流体給排用のノズル1a・1bが接続される平板状の取付部材50・51が配設される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対の側板にて内部に複数の流体が個別に流通可能な流体通路を形成する複数の板状エレメントが挟持され、前記側板及び前記板状エレメントが積層状態で一体に接合されるプレート式熱交換器において、
前記一対の側板を除く箇所に前記複数の板状エレメントの流体通路と連通される連通孔が形成され、
前記連通孔の開口部に流体給排用のノズルが接続される平板状の取付部材が配設される、
ことを特徴とするプレート式熱交換器。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記取付部材は、前記一対の側板にて厚さ方向に挟持される請求項1に記載のプレート式熱交換器。
【請求項3】
前記取付部材は、前記一対の側板と一体に接合される請求項1に記載のプレート式熱交換器。
【請求項4】
前記取付部材は、前記一対の側板と上辺及び下辺の箇所が当接して拡散接合により一体に密着される請求項1に記載のプレート式熱交換器。
【請求項5】
前記取付部材は、前記連通孔の開口縁部に形成された凹状のガイド溝に嵌合される請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のプレート式熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレート式熱交換器の技術に関し、より詳細には、一対の側板にて内部に複数の流体が個別に流通可能な流体通路を形成する複数の板状エレメントが挟持され、側板及び板状エレメントが積層状態で一体に接合されてなるプレート式熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1及び特許文献2に開示されるように、一対の側板にて内部に複数の流体が個別に流通可能な流体通路を形成する複数の板状エレメントが挟持され、側板及び板状エレメントが積層状態で一体に接合されてなるプレート式熱交換器の構成が公知である。この種のプレート式熱交換器は、複数の板状エレメント内に放熱側流体と受熱側流体を流通させて、板状エレメント間に挟設される伝熱板等を介して間接的に熱のやり取りを行うものである。
【0003】
近年では、高温の作動温度下での疲労強度(限界)が高いことから、拡散接合により形成したプレート式熱交換器が好ましく採用されている。拡散接合では、所定の温度条件で高温加圧させることで接合面間が金属結合された接合部を得ることができるため、側板や板状エレメント等の素材を積層させた状態で厚さ方向に挟持(加圧)することで、素材間が密着されたプレート式熱交換器を好適に形成することができる。
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1及び特許文献2に開示される従来のプレート式熱交換器では、板状エレメントの流体通路に流体を給排するためのノズルを取り付ける際に、側板や板状エレメント等を接合した後に、熱交換器本体の側面に流体通路の給排口を穿設する切削工程等を要する場合があり、前工程で加工屑(切粉)が流体通路内に混入する等して生産効率及び製品品質が低減するという問題があった。また、特許文献1及び特許文献2に開示されるプレート式熱交換器の構成では、交換器本体の端面に各板状エレメントの流体通路と連通される台座を有する口金(ノズル部材)をロウ付けして取り付けるものであったため、台座の取り付け強度が不足して製品品質の安定性に劣るという問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-108690号公報
特開2004-183916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明では、プレート式熱交換器に関し、前記従来の課題を解決するもので、簡易な構成で生産効率及び製品品質を向上できるプレート式熱交換器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
すなわち、請求項1においては、一対の側板にて内部に複数の流体が個別に流通可能な流体通路を形成する複数の板状エレメントが挟持され、前記側板及び前記板状エレメントが積層状態で一体に接合されるプレート式熱交換器において、前記一対の側板を除く箇所に前記複数の板状エレメントの流体通路と連通される連通孔が形成され、前記連通孔の開口部に流体給排用のノズルが接続される平板状の取付部材が配設されるものである。
【0009】
請求項2においては、前記取付部材は、前記一対の側板にて厚さ方向に挟持されるものである。
【0010】
請求項3においては、前記取付部材は、前記一対の側板と一体に接合されるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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