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公開番号2023146197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-12
出願番号2022053266
出願日2022-03-29
発明の名称積層型熱交換器
出願人株式会社ティラド
代理人
主分類F28F 3/08 20060101AFI20231004BHJP(熱交換一般)
要約【課題】 プレートと、プレートの外周に整合する枠材とを交互に積層した積層型熱交換器における製作性の向上を目的とする。
【解決手段】 平坦なプレート1と、その外周縁に略整合する枠材2とを交互に積層して、積層方向に交互に第1流体6が流通する第1流路3と、第2流体7が流通する第2流路4とが形成される積層型熱交換器において、枠材2が複数の分割された部分から構成され、それらの分割された部分の少なくとも一つを棒状体2aとする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
平坦なプレート(1)と、その外周縁に略整合する枠材(2)とを交互に積層して、積層方向に交互に第1流体(6)が流通する第1流路(3)と、第2流体(7)が流通する第2流路(4)とが形成される積層型熱交換器において、
枠材(2)は、複数の分割された部分から構成され、それらの分割された部分の少なくとも一つは棒状体(2a)である積層型熱交換器。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
請求項1に記載の積層型熱交換器において、
少なくとも一方の前記流路に、インナフィン(5)が配置され、
前記棒状体(2a)はその両端が、前記枠材(2)の他の部分に保持された状態で、前記流路側に弾性変形可能に形成された積層型熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレートと、プレートの外周に整合する枠材とを交互に積層した積層型熱交換器における製作性の向上に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
図6Aは、従来型の積層型熱交換器の一例の要部平面図であり、図6Bは、図6AのB-B矢視の部分断面図である。
この積層型熱交換器は、そのエレメントが上下一対のプレート1と、その外周に整合する枠材22とが交互に積層されたものからなる。積層方向の一枚ごとに、第1流体が流通する第1流路と、第2流体が流通する第2流路とが形成されている。この例では、図6Aに示す如く、インナフィン5が配置され、各部品間が一体に接合される。
そして、各流路に流通する第1流体と第2流体との間に熱交換が行われる。
【0003】
図6A、図6Bの従来型の積層型熱交換器において、枠材22は一体として形成されているため、それをプレス等で成形する際に生じる端材が多く、材料の歩留まりが悪い。また、その熱交換器の組立てに際して、図6Bの第二段目の如く、プレート1と枠材22とのに間にインナフィン5の縁5cが挟まれ、そのまま接合されることがある。
前者の歩留まりの問題を解決する手段としては、下記特許文献1の積層型熱交換器が提案されている。これは、枠体を二分割して歩留まりを向上させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-293823号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に示す二分割された分割片は、略L字状なので、分割されてもなお、プレス等で成形する際に無駄となる端材が多く排出されるため、それによる歩留りの向上は十分ではなく、歩留まりの更なる向上が望まれている。
そこで、本発明は歩留まりがよく、製作性のよい積層型熱交換器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明は、平坦なプレート1と、その外周縁に略整合する枠材2とを交互に積層して、積層方向に交互に第1流体6が流通する第1流路3と、第2流体7が流通する第2流路4とが形成される積層型熱交換器において、
枠材2は、複数の分割された部分から構成され、それらの分割された部分の少なくとも一つは棒状体2aで構成されている積層型熱交換器である。
【0007】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の積層型熱交換器において、
少なくとも一方の前記流路に、インナフィン5が配置され、
前記棒状体2aはその両端が、前記枠材2の他の部分に保持された状態で、前記流路側に弾性変形可能に形成された積層型熱交換器である。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の発明は、枠材2が複数の分割された部分から構成され、それらの分割された部分の少なくとも一つは棒状体2aで構成されたものである。
構成部分の少なくとも一つを棒状体2aとしたことにより、枠材2を成形する際に生じる端材が少なくなり、積層型熱交換器の製造における歩留まりが向上する。
【0009】
請求項2に記載の発明は、少なくとも一方の流路に、インナフィン5が配置され、棒状体2aはその両端が、前記枠材2の他の部分に保持された状態で、前記流路側に弾性変形可能に形成されたものである。
この構成により、棒状体2aを流路側に弾性変形させて、インナフィン5に押し当てることによって、容易にインナフィン5を適切な位置に、調整配置することが可能となり、積層型熱交換器における製作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例1の積層型熱交換器の分解斜視図。
同熱交換器の組立て状態を示す斜視図。
同熱交換器の組立て説明図。
同熱交換器の組立てにおいて、棒状体2aとインナフィン5との相対関係を示す要部平面図。
図4AのB-B矢視断面の説明図。
本発明の積層型熱交換器の実施例2における棒状体2aの作用を示す説明図。
実施例2における棒状体2aの作用を示す断面説明図。
従来型熱交換器の要部平面図。
図6AのB-B矢視部分断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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