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公開番号2024091185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207696
出願日2022-12-24
発明の名称輻射パネルおよびその製造方法
出願人個人
代理人個人
主分類F28D 1/047 20060101AFI20240627BHJP(熱交換一般)
要約【課題】任意のサイズの輻射パネルを低コストで迅速に生産可能にする。
【解決手段】輻射パネル1は、長さ方向に貫通する貫通穴12を有するアルミフレーム4が所定の幅方向X1に複数並べて配置されることで構成されたパネル本体2と、貫通穴12に熱媒体を通過させるための流路が形成されるように、該複数の貫通穴12間を接続する接続手段30と、を備える。輻射パネル1の製造方法は、長さ方向に貫通する貫通穴12をそれぞれ有する複数のアルミフレーム4を所定の幅方向X1に並べて互いに結合させるフレーム結合ステップと、複数の貫通穴12間を接続して、貫通穴12に熱媒体を通過させるための流路を形成する流路形成ステップと、を備える。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
長さ方向に貫通する貫通穴を有するアルミフレームが所定の幅方向に複数並べて配置されることで構成されたパネル本体と、
前記貫通穴に熱媒体を通過させるための流路が形成されるように、複数の前記貫通穴間を接続する接続手段と、を備えることを特徴とする輻射パネル。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記接続手段は、前記幅方向に隣接する前記貫通穴間を接続する複数の接続管を含むことを特徴とする請求項1に記載の輻射パネル。
【請求項3】
前記パネル本体を支持する架台を備え、
前記架台は、複数のアルミフレームで構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の輻射パネル。
【請求項4】
前記架台を構成する複数のアルミフレームは、前記パネル本体を構成する複数のアルミフレームを互いに結合させる結合フレームを含むことを特徴とする請求項3に記載の輻射パネル。
【請求項5】
前記架台を構成する複数のアルミフレームは、設置面と前記結合フレームとの間に介在する脚フレームを含むことを特徴とする請求項4に記載の輻射パネル。
【請求項6】
長さ方向に貫通する貫通穴をそれぞれ有する複数のアルミフレームを所定の幅方向に並べて互いに結合させるフレーム結合ステップと、
複数の前記貫通穴間を接続して、前記貫通穴に熱媒体を通過させるための流路を形成する流路形成ステップと、を備えることを特徴とする輻射パネルの製造方法。
【請求項7】
前記流路形成ステップでは、前記幅方向に隣接する前記貫通穴間を接続するように、前記複数のアルミフレームの端面に接続管を取り付けることを特徴とする請求項6に記載の輻射パネルの製造方法。
【請求項8】
前記フレーム結合ステップでは、前記複数のアルミフレームとは異なる方向に延びる結合用のアルミフレームを介して、前記複数のアルミフレームを互いに結合させることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の輻射パネルの製造方法。
【請求項9】
前記フレーム結合ステップよりも前に、設置面に載置される脚部を前記結合用のアルミフレームに取り付けておくことを特徴とする請求項8に記載の輻射パネルの製造方法。
【請求項10】
前記脚部としてアルミフレームを用いることを特徴とする請求項9に記載の輻射パネルの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷暖房に用いられる輻射パネルと、その製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
冷暖房システムとしては、ルームエアコンのような対流式のものが広く用いられているが、近年、輻射式の冷暖房システムへの注目が高まっている。輻射式の冷暖房システムでは、室外の熱源機で作られた温水または冷水などの熱媒体が、室内の輻射パネルに循環供給されることで、輻射パネルから室内に輻射熱が放出される。
【0003】
輻射式の冷暖房システムでは、対流式に比べて、風、音、及び温度むらが抑えられることで、より快適で健康的な冷暖房を実現することが可能である。なお、輻射式の冷暖房システムの具体的な構成例は、特許文献1を含む多くの文献に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6328310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来、冷暖房用の輻射パネルは、専用の部品を用いて組み立てられるため、部品を低コストで早く調達することが難しい課題がある。また、多くの輻射パネルは規格化されているため、所望サイズの輻射パネルを設置できないことがある。さらに、特注サイズの輻射パネルを製造するためには、特注サイズの部品を用意する必要があり、これによって更に生産コストが上昇する。
【0006】
そこで、本発明は、任意のサイズの輻射パネルを低コストで迅速に生産可能にすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る輻射パネルは、長さ方向に貫通する貫通穴を有するアルミフレームが所定の幅方向に複数並べて配置されることで構成されたパネル本体と、前記貫通穴に熱媒体を通過させるための流路が形成されるように、複数の前記貫通穴間を接続する接続手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の一態様に係る輻射パネルの製造方法は、長さ方向に貫通する貫通穴をそれぞれ有する複数のアルミフレームを所定の幅方向に並べて互いに結合させるフレーム結合ステップと、複数の前記貫通穴間を接続して、前記貫通穴に熱媒体を通過させるための流路を形成する流路形成ステップと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、市場に広く流通しているアルミフレームを用いて輻射パネルを形成できるため、輻射パネルの部品を低コストで早く調達することができる。また、アルミフレームは、接続および加工が容易であるため、複数のアルミフレームを用いて簡単に輻射パネルを組み立てることができる。さらに、アルミフレームの本数および長さを適宜調整することで、輻射パネルの寸法を任意に調整可能である。したがって、任意のサイズの輻射パネルを低コストで迅速に生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る輻射パネルを正面側から見た斜視図である。
同輻射パネルの分解斜視図である。
同輻射パネルを構成するアルミフレームの一例を示す斜視図である。
同輻射パネルの製造過程を示す斜視図である。
同輻射パネルを構成可能なアルミフレームの別の例を示す斜視図である。
本発明の変形例に係る輻射パネルを示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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