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公開番号
2023179210
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-12-19
出願番号
2022092379
出願日
2022-06-07
発明の名称
冷却装置および蒸発器
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
主分類
F28F
17/00 20060101AFI20231212BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】フィンに結露した水の着霜を抑制することが可能であるとともに、フィンを容易に製造することが可能な冷却装置および熱交換機を提供する。
【解決手段】この発明による冷却装置100では、複数のフィン41を備え、複数のフィン41の互いに対向する各々の面には、側方端に向かって延びるとともに側方端に向かうにつれて下方に傾斜し、幅が1mm以上である、結露した水を側方に導くためのガイド部43が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
冷却部と、
前記冷却部に配置される複数のフィンと、を備え、
前記複数のフィンは、鉛直方向に沿って延びるように互いに対向して配置され、冷却される空気に各々接し、
前記複数のフィンの互いに対向する各々の面には、側方端に向かって延びるとともに側方端に向かうにつれて下方に傾斜し、幅が1mm以上である、結露した水を側方に導くためのガイド部が設けられている、冷却装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記複数のフィンの互いに対向する面には、中央領域から両側方端に各々向かう一対の前記ガイド部が設けられている、請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
前記ガイド部は、凹部または凸部により構成されている、請求項1に記載の冷却装置。
【請求項4】
前記凹部は、溝である、請求項3に記載の冷却装置。
【請求項5】
前記溝は、前記溝の延びる方向に直交する方向における断面がU字状またはV字状に形成されている、請求項4に記載の冷却装置。
【請求項6】
前記複数のフィンは、一方面と、前記一方面とは反対の他方面とを各々有し、
前記溝は、前記複数のフィンの各々の前記一方面と前記他方面とに形成されている、請求項4に記載の冷却装置。
【請求項7】
前記複数のフィンの各々の前記一方面と前記他方面とには、前記凹部としての前記溝と前記凸部とが各々形成されており、
前記一方面の前記溝に対応する位置に前記他方面の前記凸部が形成されているとともに、前記一方面の前記凸部に対応する位置に前記他方面の前記溝が形成されており、
前記一方面の上下方向において、前記溝と前記凸部とがこの順で交互に形成されるとともに、前記他方面の上下方向において、前記一方面の前記溝と前記凸部とに対応するように前記凸部と前記溝とがこの順で交互に形成されている、請求項6に記載の冷却装置。
【請求項8】
前記複数のフィンは、互いに対向する各々の面の長手方向が鉛直方向に沿うように設けられるとともに、下から上に空気が流れるように構成されている、請求項1に記載の冷却装置。
【請求項9】
前記複数のフィンには、前記ガイド部の側方端の位置において、互いに対向する各々の面の側方端から側方に突出する突出部が複数設けられており、
前記ガイド部は、前記突出部の側方端まで延びるように構成されている、請求項1に記載の冷却装置。
【請求項10】
前記複数のフィンの空気の流れる方向に沿った各々の面に、親水性塗料、撥水性塗料または過冷却促進剤が塗布されている、請求項1に記載の冷却装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、冷却装置および蒸発器に関し、特に、フィンを含み、空気を冷却する冷却装置および蒸発器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、フィンを含み、空気を冷却する冷却装置および蒸発器が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、鉛直方向に延びるプレート状の複数のフィンと、複数のフィンの各々に設けられた伝熱チューブとを備える熱交換器と、熱交換器に向かって空気を流すためのファンとを備える空気調和機が開示されている。特許文献1の熱交換器では、冷媒を蒸発させることにより空気を冷却している。
【0004】
ここで、冷媒を蒸発することにより空気を冷却するように構成されているフィンを備えた蒸発器の場合、冷却された空気中の水分がフィンに結露することが知られている。また、結露した水がさらに冷やされることにより凍結して、着霜する場合がある。そのため、上記特許文献1では、フィンの表面に上方から下方に向けて延びる、幅が5μm以上200μm以下の複数の溝をレーザ加工により形成している。これにより、濡れ性を変化させて結露した水が付着しにくくし、結露した水をファンの風により滴下することにより、結露した水が凍結して着霜することを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-197229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1では、フィンにレーザ加工で複数の溝を形成しているため、フィンを1枚製造するための手間がかかる。その結果、複数のフィンを製造し、複数のフィンから構成される熱交換器(冷却部)および空気調和機(冷却装置)を製造する工程が煩雑であるという問題点がある。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、フィンに結露した水の着霜を抑制することが可能であるとともに、フィンを容易に製造することが可能な冷却装置および熱交換機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による冷却装置は、冷却部と、冷却部に配置される複数のフィンと、を備え、複数のフィンは、鉛直方向に沿って延びるように互いに対向して配置され、冷却される空気に各々接し、複数のフィンの互いに対向する各々の面には、側方端に向かって延びるとともに側方端に向かうにつれて下方に傾斜し、幅が1mm以上である、結露した水を側方に導くためのガイド部が設けられている。
【0009】
この発明の第1の局面による冷却装置では、上記のように、側方端に向かって延びるとともに側方端に向かうにつれて下方に傾斜するガイド部に沿って、結露した水が側方端に導かれて、凍結する前に排出されるため、結露した水がフィンに着霜することを抑制することができる。また、ガイド部の幅が1mm以上であることにより、プレス加工によりフィンにガイド部を形成することができる。これにより、複数のガイド部をプレス加工により同時に形成することができるとともに、複数のフィンに対して同時にプレス加工により複数のガイド部を形成することができる。そのため、フィンにレーザ加工で複数のガイド部を形成する場合に比べて、製造工程を簡素化することができる。これらの結果により、フィンに結露した水の着霜を抑制することができるとともに、フィンを容易に製造することができる。
【0010】
上記第1の局面による冷却装置において、好ましくは、複数のフィンの互いに対向する面には、中央領域から両側方端に各々向かう一対のガイド部が設けられている。このように構成すれば、中央領域から両側方端に結露した水を導く場合は、一方の側端部から他方の側端部に結露した水を導く場合と比べて結露した水を移動させる距離を短くすることができるため、より迅速に結露した水を排水することができるとともに、結露した水が凍結することを効果的に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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