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公開番号2024087402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202210
出願日2022-12-19
発明の名称熱交換器
出願人株式会社レゾナック
代理人個人,個人,個人
主分類F28F 1/32 20060101AFI20240624BHJP(熱交換一般)
要約【課題】フィンに付着した水を除去しやすくすることができる熱交換器等を提供する。
【解決手段】熱交換器1は、親水処理が施され、上辺101、下辺102、側辺103、および側辺104を有する複数のフィン10と、予め定められた間隔で配置された複数のフィン10を貫通し、冷媒を流通させる1以上の冷媒パイプ20と、フィン10の下辺102の少なくとも一部に接触したヒーターパイプ30と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
親水処理が施され、上辺、下辺、および両側辺を有する複数のフィンと、
予め定められた間隔で配置された複数の前記フィンを貫通し、流体を流通させる1以上の管と、
前記フィンの下辺の少なくとも一部に接触した発熱体と、
を備える熱交換器。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記フィンの下辺は、水平ではない辺であり、1以上の端部の少なくとも1つが前記発熱体に接触している、
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記複数のフィンの下辺の水平に対する傾斜角が3乃至9度である、
請求項2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記フィンの上辺および下辺の各々が、当該フィンの中心に向かう方向に屈折または屈曲している、
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記複数のフィン、および当該複数のフィンを貫通している前記管が、予め定められた間隔で複数の段になるように上下方向に配置されており、当該複数のフィンの形状が当該段ごとに定められている、
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記段ごとの前記複数のフィンの下辺の水平に対する傾斜角が、上段になるに従い小さくなっている、
請求項5に記載の熱交換器。
【請求項7】
前記親水処理の接触角が30度未満である、
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項8】
前記発熱体の発熱量が15乃至30W/mである、
請求項1に記載の熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
長手方向に沿って連続した冷媒パイプと、その冷媒パイプに装着された複数のフィンとを備える熱交換器において、フィンに付着した水が集まり落下しやすくするために、フィンの形状を工夫する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
平9-159314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、フィンの形状を工夫するのみでは、フィンに付着した水が集まり難く、また、水が集まったとしても、相応の水滴の大きさにならなければ自然落下しないため、フィンに付着した水を十分に除去することができない。
本発明の目的は、フィンに付着した水を除去しやすくすることができる熱交換器等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的のもと完成させた本発明は、親水処理が施され、上辺、下辺、および両側辺を有する複数のフィンと、予め定められた間隔で配置された複数の前記フィンを貫通し、流体を流通させる1以上の管と、前記フィンの下辺の少なくとも一部に接触した発熱体と、を備える熱交換器である。
ここで、前記フィンの下辺は、水平ではない辺であり、1以上の端部の少なくとも1つが前記発熱体に接触していてもよい。
また、前記複数のフィンの下辺の水平に対する傾斜角が3乃至9度であってもよい。
また、前記フィンの上辺および下辺の各々が、当該フィンの中心に向かう方向に屈折または屈曲していてもよい。
また、前記複数のフィン、および当該複数のフィンを貫通している前記管が、予め定められた間隔で複数の段になるように上下方向に配置されており、当該複数のフィンの形状が当該段ごとに定められてもよい。
また、前記段ごとの前記複数のフィンの下辺の水平に対する傾斜角が、上段になるに従い小さくなっていてもよい。
また、前記親水処理の接触角が30度未満であってもよい。
また、前記発熱体の発熱量が15乃至30W/mであってもよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、フィンに付着した水を除去しやすくすることができる熱交換器等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態にかかる熱交換器の一部の外観構成の一例を示す斜視図である。
図1の熱交換器を構成する複数のフィンと2本の冷媒パイプからなる段を複数段形成させる方法の具体例を示す図である。
(A)は、親水処理が施される前のフィンの一部に水が付着したときのイメージを示す拡大断面図である。(B)は、親水処理が施された後のフィンの一部に水が付着したときのイメージを示す拡大断面図である。
(A)は、図1の熱交換器を構成するフィンの具体例を示す図である。(B)は、図1の熱交換器の一部を構成するフィンと、冷媒パイプと、ヒーターパイプとの位置関係を示す図である。(C)は、(B)における、フィンとヒーターパイプとが接触している部分を含む領域の拡大図である。
(A)は、第2の実施の形態にかかる熱交換器を構成するフィンの具体例を示す図である。(B)は、第2の実施の形態にかかる熱交換器の一部を構成するフィンと、冷媒パイプと、ヒーターパイプとの位置関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
[熱交換器]
図1は、第1の実施の形態にかかる熱交換器1の一部の外観構成の一例を示す斜視図である。
図1に示す熱交換器1は、例えば、冷蔵庫など空気を冷却する機器等に搭載される熱交換器である。熱交換器1が搭載された機器では、ファン等により取り込まれた空気が、熱交換器1を通過することで冷却され、冷却された空気が必要とする場所に送られる。
【0009】
熱交換器1は、複数のフィン10と、複数のフィン10を貫通して複数回屈曲することで複数の段を形成する管としての冷媒パイプ20と、複数回屈曲しながら複数のフィン10に接触している発熱体としてのヒーターパイプ30とを備える。具体的には、図1に示すように、2本の冷媒パイプ20と2本のヒーターパイプ30との各々は、複数回屈曲することで、水平方向に延びる部分と、上下方向に延びる部分とをそれぞれ形成している。
【0010】
このうち、2本の冷媒パイプ20により形成されている水平方向に延びる部分は、複数のフィン10とともに8つの段D1乃至D8を形成している。また、2本のヒーターパイプ30により形成されている水平方向に延びる部分は、段D1と段D2との間、段D4と段D5との間、段D5と段D6との間、および段D7と段D8との間に配置されている。2本のヒーターパイプ30に形成されている水平方向に延びる部分のうち、段D1と段D2との間に配置されている部分は、段D1と段D2との各々に配置されている複数のフィン10に接触している。また、段D4と段D5との間に配置されている部分は、段D4と段D5との各々に配置されている複数のフィン10に接触している。
(【0011】以降は省略されています)

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