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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024130648
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023040497
出願日
2023-03-15
発明の名称
芝刈機
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
A01D
34/68 20060101AFI20240920BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【解決手段】芝刈機10Aは、芝草を刈るためのカッタブレード15と、カッタブレード15を覆うハウジング12と、ハウジング12内においてカッタブレード15よりも前方にある対象領域に上昇気流を形成する気流形成装置40Aとを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転駆動され、芝草を刈るためのカッタブレードと、
下方に開口し、前記カッタブレードを覆うハウジングと、
前記ハウジング内において前記カッタブレードよりも前方にある対象領域に上昇気流を形成する気流形成装置と、
を備える、芝刈機。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
請求項1記載の芝刈機において、
前記気流形成装置は、前記ハウジングの前部に設けられた吸引開口構造を有し、
前記吸引開口構造は、前記対象領域と連通し、前記対象領域から空気を吸引する、芝刈機。
【請求項3】
請求項2記載の芝刈機において、
前記気流形成装置は、
前記吸引開口構造と連通し、前記ハウジングの外部に設けられた吸引通路と、
前記吸引通路から空気を吸引するファン装置と、を有する、芝刈機。
【請求項4】
請求項2記載の芝刈機において、
前記気流形成装置は、
前記吸引開口構造と連通し、前記ハウジングの外部に設けられた通気路と、
ベンチュリ効果による負圧が前記吸引開口構造に発生するように、前記通気路に気流を発生させるファン装置と、を有する、芝刈機。
【請求項5】
請求項4記載の芝刈機において、
前記通気路は、前記ハウジングの前端部に向けて空気を送出する出口開口を有する、芝刈機。
【請求項6】
請求項2~5のいずれか1項に記載の芝刈機において、
前記吸引開口構造は、複数の吸引口を有する、芝刈機。
【請求項7】
請求項1記載の芝刈機において、
前記気流形成装置は、
前記対象領域に向けて第1方向に空気を送出する第1送風部と、
前記対象領域に向けて前記第1方向とは逆方向の第2方向に空気を送出する第2送風部と、を有する、芝刈機。
【請求項8】
請求項7記載の芝刈機において、
前記第1方向は、前記ハウジングの前端から前記カッタブレードへと向かう方向であり、
前記第2方向は、前記カッタブレードから前記ハウジングの前記前端へと向かう方向である、芝刈機。
【請求項9】
請求項7記載の芝刈機において、
前記第1方向は、前記芝刈機の幅方向における右側から中央へと向かう方向であり、
前記第2方向は、前記芝刈機の前記幅方向における左側から前記中央へと向かう方向である、芝刈機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、芝刈機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、エネルギーの効率化に貢献する技術として、二次電池を搭載するモビリティにおける充給電に関する研究開発が行われている。エネルギーの効率化に貢献する技術は、より多くの人々が手ごろで信頼できる持続可能且つ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするために有用である。近年、二次電池を搭載した芝刈機の研究開発も行われている。
【0003】
芝刈機は、芝草に沿ってカッタブレードを回転させることにより、芝草を刈る作業機である。芝刈機により芝草を刈る際、芝草が倒れていると均一に芝草を刈ることができず、芝草を刈り取った後の芝面が不均一になる。そこで、例えば下記特許文献1では、翼部を有するカッタブレードを開示している。カッタブレードの回転に伴って、翼部により上昇気流が発生し、上昇気流によって芝草が起立する。起立させた芝草を刈るため、芝草を刈り取った後の芝面を均一にできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-145648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カッタブレードの回転中心よりも後方は、芝草がすでに刈り取られた領域であるため、上昇気流は不要である。翼部を有するカッタブレードを採用した場合、カッタブレードの回転中心よりも後方にも上昇気流が発生する。その分、カッタブレードを回転させるためのエネルギー消費量が多くなる。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、回転駆動され、芝草を刈るためのカッタブレードと、下方に開口し、前記カッタブレードを覆うハウジングと、前記ハウジング内において前記カッタブレードよりも前方にある対象領域に上昇気流を形成する気流形成装置と、を備える、芝刈機である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の芝刈機によれば、気流形成装置が、ハウジング内におけるカッタブレードの前方に上昇気流を発生させるため、芝刈機の前進走行時にハウジングの前部によって芝草が倒れても、カッタブレードの前方で芝草を起立させることができる。このため、芝草を均一な高さで刈ることができる。また、カッタブレードの前方(対象領域)のみに上昇気流を形成するため、上昇気流を形成するためにカッタブレードに翼部(エアリフト部)を設けた構成と比較して、エネルギー損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の第1実施形態に係る芝刈機の側面図である。
図2は、本発明の第1実施形態に係る芝刈機における気流形成装置及びその周辺の構造説明図である。
図3は、本発明の第1実施形態に係る芝刈機の平面図である。
図4は、本発明の第2実施形態に係る芝刈機における気流形成装置及びその周辺の構造説明図である。
図5は、本発明の第2実施形態に係る芝刈機の平面図である。
図6は、本発明の第3実施形態に係る芝刈機における気流形成装置及びその周辺の構造説明図である。
図7は、本発明の第3実施形態に係る芝刈機の平面図である。
図8は、本発明の第4実施形態に係る芝刈機における気流形成装置及びその周辺の構造説明図である。
図9は、本発明の第4実施形態に係る芝刈機の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1実施形態]
図1に示す芝刈機10Aは、芝草GR(図2参照)を刈る歩行型自走式作業機である。図1(及び図2~図9)において、矢印Frは芝刈機10Aの前方(作業者から見た前方と同じ)を示し、矢印Rrは芝刈機10Aの後方(作業者から見た後方と同じ)を示す。
(【0011】以降は省略されています)
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