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公開番号
2024154145
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023067807
出願日
2023-04-18
発明の名称
除草装置
出願人
個人
代理人
主分類
A01B
39/18 20060101AFI20241023BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】有効性や作業性を向上しつつ低コストに実現し得る除草装置を提供する。
【解決手段】田植機11に装着して苗植付条間102の雑草を除草可能に構成され、田植機11の植付フロート14の下部に配設された引き掻き部を備え、引き掻き部は、植付フロート14の下面に着脱可能に構成されて田面122に密着する接地板2と、接地板2における苗植付条間102に対応する位置に設けられて接地板2から下方に延出する掻棒4とを備えて構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
田植機に装着して苗植付条間の雑草を除草可能に構成された除草装置であって、
前記田植機の植付フロートに配設された引き掻き部を備え、
前記引き掻き部は、前記植付フロートの下面に着脱可能に構成されて田面に密着する接地板と、当該接地板における前記苗植付条間に対応する位置に配設されて当該接地板から下方に延出する掻棒とを備えていることを特徴とする除草装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記掻棒は、前記田植機の進行方向に対して鈍角に傾斜するように前記接地板から延出していることを特徴とする請求項1に記載の除草装置。
【請求項3】
前記掻棒は、前記田植機の前面または背面から見て鉛直方向または鉛直に対して傾斜する方向で、下方に延出していることを特徴とする請求項1または2に記載の除草装置。
【請求項4】
前記接地板は、接地荷重を軽減するための浮力を有していることを特徴とする請求項1に記載の除草装置。
【請求項5】
前記田植機に装着して、当該除草装置の接地荷重を軽減するために当該除草装置を引き上げる向きに付勢する減荷部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の除草装置。
【請求項6】
前記減荷部を支持する支持具を備え、当該支持部は前記減荷部との接続位置の移動によって当該減荷部の付勢力を調整可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の除草装置。
【請求項7】
苗植付条部に対応する位置に配設されて、苗に付着した前記田植機の車輪による巻上げ土を排除するとともに前記苗植付条部の除草を行なうための掻櫛を備えていることを特徴とする請求項1に記載の除草装置。
【請求項8】
前記接地板と田面との密着度を確認するための接地インジケーターを備えていることを特徴とする請求項1に記載の除草装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、田植機に装着して水田の除草を行うための除草装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の機器として、下記特許文献1に開示された水田除草作業機が知られている。この水田除草作業機は、走行機と、走行機の前方に配されて稲株の条間となる位置において上下方向に回転する複数のカッターを有して雑草の切断を行う草切断装置と、草切断装置の前方に配されて水平方向に対して傾斜して回転する掻取体で稲株の周りの雑草を掻き取る草掻取装置とを備えて構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-208873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上述した既往の除草装置には、解決すべき以下の課題がある。具体的には、上述の除草装置は、草切断装置および草掻取装置を備えて雑草を切断および掻き取りを行なうように構成されているが、機構が複雑なため低価格での製造が困難となっている。また、従来の乗用型除草装置と同様に、専用の走行機が必要となっている。このため、取得費用および保管場所や維持費用が大きな負担となっており、容易に導入可能で有効かつ簡便な除草装置の開発が望まれている。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、有効性や作業性を向上しつつ低コストに実現し得る除草装置を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成すべく請求項1に記載の除草装置は、田植機に装着して苗植付条間の雑草を除草可能に構成された除草装置であって、前記田植機の植付フロートに配設された引き掻き部を備え、前記引き掻き部は、前記植付フロートの下面に着脱可能に構成されて田面に密着する接地板と、当該接地板における前記苗植付条間に対応する位置に配設されて当該接地板から下方に延出する掻棒とを備えていることを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の除草装置は、請求項1に記載の除草装置において、前記掻棒は、前記田植機の進行方向に対して鈍角に傾斜するように前記接地板から延出していることを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載の除草装置は、請求項1または2に記載の除草装置において、前 記掻棒は、前記田植機の前面または背面から見て鉛直方向または鉛直に対して傾斜する方向で、下方に延出していることを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に記載の除草装置は、請求項1に記載の除草装置において、前記接地板は、接地荷重を軽減するための浮力を有していることを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に記載の除草装置は、請求項1に記載の除草装置において、前記田植機に装着して、当該除草装置の接地荷重を軽減するために当該除草装置を引き上げる向きに付勢する減荷部を備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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