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公開番号
2024159347
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023075291
出願日
2023-04-28
発明の名称
植物栽培装置
出願人
伊東電機株式会社
代理人
個人
主分類
A01G
31/04 20060101AFI20241031BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】収穫時に栽培用パネルを順次回収でき、作業の効率化が図れる植物栽培装置を提供する。
【解決手段】水耕栽培用養液を貯留する栽培槽と、植物を栽培する栽培床とを備えており、栽培槽及び栽培床が溝状であり、栽培床が、栽培床の長手方向に1列に並べられた複数の栽培用パネルからなる植物栽培装置において、
栽培床を構成する複数の栽培用パネルのうち隣り合う二つの栽培用パネルが、連結手段によって着脱自在に連結されており、前記連結手段が少なくとも二つの凸部を有する凸部材と、隣接する当該栽培用パネルに設けられ、前記凸部と勘合する凹部からなることを特徴とする植物栽培装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
水耕栽培用養液を貯留する栽培槽と、植物を栽培する栽培用パネルとを備えており、複数の栽培用パネルが栽培槽の長手方向に並べられた植物栽培装置において、
複数の栽培用パネルのうち隣り合う二つの栽培用パネルが、連結手段によって着脱自在に連結されており、前記連結手段が少なくとも二つの凸部を有する凸部材と、隣接する当該栽培用パネルに設けられ、前記凸部と嵌合する凹部からなることを特徴とする植物栽培装置。
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【請求項2】
前記凹部の長手方向の寸法と短手方向の寸法が前記凸部の長手方向の寸法と短手方向の寸法に比べ十分大きく、前記凸部と凹部を嵌合したときに隙間があることを特徴とする請求項1に記載の植物栽培装置。
【請求項3】
前記凸部材が樹脂製又はステンレス製である請求項1に記載の植物栽培装置。
【請求項4】
前記凸部材が矩形である請求項1又は2に記載の植物栽培装置。
【請求項5】
前記凹部が栽培用パネルを貫通した孔である請求項1又は2に記載の植物栽培装置。
【請求項6】
前記凹部の位置が、前記栽培槽に並べられた状態を基準として、前記栽培用パネルの前後方向の端部領域である請求項1又は2に記載の植物栽培装置。
【請求項7】
前記凹部の位置が、前記栽培槽に並べられた状態を基準として、前記栽培用パネルの前後方向の端部領域であって幅方向の略中央である請求項1又は2に記載の植物栽培装置。
【請求項8】
前記栽培槽に栽培用パネルが複数列に配置されており、前記栽培槽の幅方向に隣接する二つの栽培用パネルが、連結手段によって着脱自在に連結されており、前記連結手段が少なくとも二つの凸部を有する凸部材と、隣接する当該栽培用パネルに設けられ、前記凸部と嵌合する凹部からなる請求項1又は2に記載の植物栽培装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、農作物等の植物を水耕栽培する植物栽培装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
農作物を建屋内で栽培する植物栽培装置が知られている。植物栽培装置は、作物工場と称される栽培形態に使用され、人工照明を使用して作物に適度の日照を与えると共に、建屋内や室内を生育に適した温度や湿度に保って作物を生育する装置である。
【0003】
従来、作物工場等で使用する水耕栽培用プランターは、水耕栽培用養液を湛える平面矩形形状の栽培槽と、多数の保持孔に植物を保持して栽培槽上を長手方向に移動可能となるように、短手方向の両縁部に架け渡されて連接配置される複数の矩形上の栽培用パネルを備えてなり、栽培用パネルの下方に出る植物の根を養液に漬けることにより植物を栽培する。栽培用パネルを配置する際には、作業者が養液槽の長手方向の基端部から養液槽上に栽培用パネルを載せて、その栽培用パネルの後端縁部に次の栽培用パネルの前端側を移動させることを繰り返すことにより作業している。
【0004】
一方、特許文献1によれば、収穫のために栽培用パネルを回収する際は、連接配置された複数の栽培用パネルにおいて最前端の栽培用パネルに紐状体の一端を連結し、他端を作業者が養液槽の基端側から引っ張ることにより栽培用パネルの列全体を引き寄せ、最後端の栽培用パネルを順次、回収することを繰り返している。このとき、紐状体を断面コ字型又は断面C字型に形成した横長の引き寄せ具に連結させ、この引き寄せ具を最前端の栽培用プレートの前端縁部に篏合させて固定することが提案されている。
また特許文献2によれば、隣り合う2つの栽培用パネルの近接した部分に跨るように配置され、連結具と締結具と走行部材からなる連結部材で、栽培床を構成する複数の栽培用パネルを着脱自在に連結することが提案されている。
さらに、特許文献3によれば、栽培用パネルを養液槽の後端側に引き寄せるため、引き寄せ具を設け、養液槽の前端側に設置される本体部と、本体から後方に延設され紐状体が連結される引張部を備える引き寄せ具を設けることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-152174号公報
特開2016-15901号公報
特開2021-141859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載の引き寄せ具には下記の問題点がある。栽培用パネルの前端縁部に嵌合させる前者の引き寄せ具は、栽培された植物により栽培用パネル全体の重量が増加して紐状体から受ける力が大きくなったときに上下方向に大きな回転モーメントが生じることがある。そうすると、栽培用パネルに曲げモーメントが加えられることになり、折り曲げられるようにして割れるおそれがある。さらに、特許文献2に記載の連結部材ではボルトで締結している為に、着脱がしにくく作業の効率が悪くなっていた。また、特許文献3に記載の引き寄せ具では、構造が複雑となり高価となっていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決するための態様は、水耕栽培用養液を貯留する栽培槽と、植物を栽培する栽培用パネルとを備えており、栽培槽が溝状であり、栽培用パネルが、その長手方向に一列に並べられた植物栽培装置において、複数の栽培用パネルのうち隣り合う二つの栽培用パネルが、連結手段によって着脱自在に連結されており、前記連結手段が少なくとも二つの凸部を有する凸部材と、隣接する当該栽培用パネルに設けられ、前記凸部と嵌合する凹部からなる植物栽培装置にある。
【0008】
収穫のために栽培用パネルを回収する際は、隣り合う二つの栽培用パネルが、連結手段によって着脱自在に連結されていることから、栽培用パネル全体を連結させて引き寄せることで、栽培用パネルを順次回収でき、作業の効率化が図れる。
【0009】
さらに前記連結手段が少なくとも二つの凸部を有する凸部材と、当該凸部材と嵌合する凹部からなるので、栽培槽に栽培用パネルを配置する際に作業者は、隣り合う二つの栽培用パネルに連結手段を取り付ける際、栽培用パネルに設けられた凹部に凸部材の凸部を嵌合するだけでよい、また、収穫時には栽培用パネルを回収するとともに、凸部材の凸部を凹部から外すだけで栽培用パネルの連結が解除できるので、作業が簡単で効率化が図れる。
このとき、前記凹部の長手方向の寸法と短手方向の寸法を前記凸部の長手方向の寸法と短手方向の寸法に比べ十分大きくすれば、着脱が簡単にできる。また、連結手段の構造が簡単であるため安価で製造することができる。
【0010】
上記した態様において、前記凸部材が樹脂製又はステンレス製であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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