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公開番号
2024155140
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069583
出願日
2023-04-20
発明の名称
収穫機
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人R&C
主分類
A01D
41/12 20060101AFI20241024BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】ラジエータのメンテナンスを容易に行う。
【解決手段】水冷式のエンジンと、エンジンに対して機体左右方向の外側に配置され、エンジン用の冷却水を冷却するラジエータ20と、ラジエータ20に対して機体左右方向の外側に配置される第一冷却装置21と、ラジエータ20に対して機体左右方向の外側に配置される第二冷却装置22と、が備えられている。第一冷却装置21は、第一揺動軸心Z1まわりにおいて、使用時の姿勢となる第一閉位置と、第一閉位置よりも機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第一開位置と、に亘って揺動開閉可能に構成されている。第一揺動軸心Z1は、機体前後方向に沿って延びる軸心であり、かつ、第一冷却装置21に対して上側に位置している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
水冷式のエンジンと、
前記エンジンに対して機体左右方向の外側に配置され、前記エンジン用の冷却水を冷却するラジエータと、
前記ラジエータに対して機体左右方向の外側に配置される第一冷却装置と、
前記ラジエータに対して機体左右方向の外側に配置される第二冷却装置と、
が備えられ、
前記第一冷却装置は、第一揺動軸心まわりにおいて、前記第一冷却装置が使用時の姿勢となる第一閉位置と、前記第一冷却装置が前記第一閉位置よりも機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第一開位置と、に亘って揺動開閉可能に構成され、
前記第二冷却装置は、第二揺動軸心まわりにおいて、前記第二冷却装置が使用時の姿勢となる第二閉位置と、前記第二冷却装置が前記第二閉位置よりも機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第二開位置と、に亘って揺動開閉可能に構成され、
前記第一揺動軸心は、機体前後方向に沿って延びる軸心であり、かつ、前記第一冷却装置に対して上側に位置している収穫機。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第二揺動軸心は、上下方向に沿って延びる軸心であり、かつ、前記第二冷却装置に対して機体前後一方側に位置している請求項1に記載の収穫機。
【請求項3】
前記第二揺動軸心は、前記第二冷却装置に対して機体後側に位置する請求項2に記載の収穫機。
【請求項4】
前記第一冷却装置は、エアコン用の冷媒を冷却するコンデンサであって、
前記コンデンサ用のレシーバが備えられ、
前記コンデンサ及び前記レシーバは、前記第一揺動軸心まわりに一体的に揺動するように構成されている請求項1に記載の収穫機。
【請求項5】
前記第一冷却装置は、エアコン用の冷媒を冷却するコンデンサであって、
前記コンデンサに、前記コンデンサに前記冷媒を導入する管状の第一導入部材と、前記コンデンサから前記冷媒を導出する第一導出部材と、が接続され、
前記第一導入部材と前記第一導出部材との少なくとも一方は、前記コンデンサのうち前記第一揺動軸心が位置する側の部分に接続されている請求項1に記載の収穫機。
【請求項6】
前記第一導入部材と前記第一導出部材との少なくとも一方は、前記第一揺動軸心に沿って延びている請求項5に記載の収穫機。
【請求項7】
前記ラジエータに対して機体左右方向の外側に配置される第三冷却装置が備えられ、
前記第三冷却装置は、前記第二揺動軸心まわりにおいて、前記第三冷却装置が使用時の姿勢となる第三閉位置と、前記第三冷却装置が前記第三閉位置よりも機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第三開位置と、に亘って揺動開閉可能に構成され、
前記第二冷却装置及び前記第三冷却装置は、前記第二揺動軸心まわりに一体的に揺動するように構成されている請求項1から6の何れか一項に記載の収穫機。
【請求項8】
前記第二冷却装置に、冷却対象を前記第二冷却装置に導入する管状の第二導入部材と、冷却対象を前記第二冷却装置から導出する第二導出部材と、が接続され、
前記第三冷却装置に、冷却対象を前記第三冷却装置に導入する管状の第三導入部材と、冷却対象を前記第三冷却装置から導出する第三導出部材と、が接続され、
前記第二導入部材及び前記第二導出部材は、前記第二冷却装置に対して前記第二揺動軸心が位置する側に配置され、
前記第三導入部材及び前記第三導出部材は、前記第三冷却装置に対して前記第二揺動軸心が位置する側に配置されている請求項7に記載の収穫機。
【請求項9】
前記第二導入部材、前記第二導出部材、前記第三導入部材及び前記第三導出部材は、それぞれ、少なくとも一部が弾性変形可能な部材によって構成されている請求項8に記載の収穫機。
【請求項10】
前記第二導入部材と前記第二導出部材と前記第三導入部材と前記第三導出部材との少なくとも一つは、前記第二揺動軸心に沿って延びている請求項8に記載の収穫機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、収穫機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、収穫機として、例えば、特許文献1に記載の収穫機が知られている。特許文献1に記載の収穫機は、水冷式のエンジン(文献では「エンジン〔16〕」)と、エンジンに対して機体左右方向の外側に配置され、エンジン用の冷却水を冷却するラジエータ(文献では「ラジエータ〔17〕」)と、機体左右方向でエンジンとラジエータとの間に配置され、ラジエータに冷却風を供給する冷却ファン(文献では「冷却ファン〔18〕」)と、ラジエータに対して機体左右方向の外側に配置される第一冷却装置(文献では「オイルクーラ〔60〕」)と、ラジエータに対して機体左右方向の外側に配置される第二冷却装置(文献では「インタークーラ〔80〕」)と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-65150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の収穫機では、ラジエータのメンテナンスを行う際に、第一冷却装置や第二冷却装置を取り外さなければならず、ラジエータのメンテナンスを容易に行う点で改善の余地がある。
【0005】
上述の状況に鑑み、ラジエータのメンテナンスを容易に行うことが可能な収穫機が要望されている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の収穫機は、水冷式のエンジンと、前記エンジンに対して機体左右方向の外側に配置され、前記エンジン用の冷却水を冷却するラジエータと、前記ラジエータに対して機体左右方向の外側に配置される第一冷却装置と、前記ラジエータに対して機体左右方向の外側に配置される第二冷却装置と、備えられ、前記第一冷却装置は、第一揺動軸心まわりにおいて、前記第一冷却装置が使用時の姿勢となる第一閉位置と、前記第一冷却装置が前記第一閉位置よりも機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第一開位置と、に亘って揺動開閉可能に構成され、前記第二冷却装置は、第二揺動軸心まわりにおいて、前記第二冷却装置が使用時の姿勢となる第二閉位置と、前記第二冷却装置が前記第二閉位置よりも機体左右方向の外側に開いた姿勢となる第二開位置と、に亘って揺動開閉可能に構成され、前記第一揺動軸心は、機体前後方向に沿って延びる軸心であり、かつ、前記第一冷却装置に対して上側に位置していることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、例えば作業者等が第一冷却装置を第一揺動軸心まわりで上向きに揺動させて第一開位置に位置変更し、第二冷却装置を第二揺動軸心まわりで揺動させて第二開位置に位置変更すると、ラジエータのうち機体左右方向の外側の側面部(横外側面部)が開放される。これにより、ラジエータのメンテナンスを行う際に、ラジエータの横外側面に対して機体左右方向の外側から容易にアクセスすることができる。また、第一冷却装置の裏面及び第二冷却装置の裏面もそれぞれ開放される。特に、第一冷却装置が上向きに揺動して第一開位置に位置変更した際に、第一冷却装置の裏面に付いた塵埃等が落下し易くなる。これにより、作業者等は第一冷却装置及び第二冷却装置のメンテナンスを容易に行える。即ち、ラジエータのメンテナンスを容易に行うことが可能な収穫機を実現することができる。
【0008】
本発明において、前記第二揺動軸心は、上下方向に沿って延びる軸心であり、かつ、前記第二冷却装置に対して機体前後一方側に位置していると好適である。
【0009】
本構成によれば、第二冷却装置が水平方向に揺動開閉する。したがって、例えば作業者等が第二冷却装置を揺動開閉する際に、これらを持ち上げる必要がない。これにより、第二冷却装置が重量物であっても、作業者等は第二冷却装置を小さな力で揺動開閉できる。また、第一冷却装置と第二冷却装置とが互いに異なる方向に揺動して開閉する。これにより、第一冷却装置及び第二冷却装置を揺動開閉する際に、これらが互いに干渉しない構成が可能となる。
【0010】
本発明において、前記第二揺動軸心は、前記第二冷却装置に対して機体後側に位置すると好適である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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