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公開番号2024142783
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055102
出願日2023-03-30
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01B 63/08 20060101AFI20241003BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】作業装置を上昇させて車体を旋回させる際には、正確なステアリング操作を可能にする作業車を構成する。
【解決手段】車体、走行装置と、変速装置Tと、車体の走行速度を設定する変速操作部13と、作業装置を昇降自在に支持するリフト装置と、作業装置を設定高さまで上昇させた上昇位置Lu、又は、設定高さにある作業装置を作業高さまで下降させた下降位置Ldに操作可能な昇降操作部15と、変速装置T及びリフト装置の作動を制御する制御部50と、を備えている。制御部50は、車体が前進する状況において、昇降操作部15が上昇位置Luに操作された場合、作業装置を設定高さまで上昇させると共に、車体の走行速度を減少させるように変速装置Tを減速制御する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体を走行させる走行装置と、
前記走行装置に駆動力を出力する変速装置と、
前記変速装置による前記車体の走行速度を設定する変速操作部と、
前記車体の後端に設けられ、作業装置を昇降自在に支持するリフト装置と、
前記作業装置を設定高さまで上昇させた上昇位置、又は、前記設定高さにある前記作業装置を作業高さまで下降させた下降位置に操作可能な昇降操作部と、
前記変速装置及び前記リフト装置の作動を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記車体が前進する状況において、前記昇降操作部が前記作業装置を前記上昇位置へ上昇させるよう操作された場合、前記作業装置を前記設定高さまで上昇させると共に、前記車体の走行速度を減少させるように前記変速装置を減速制御する作業車。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記減速制御を可能にする減速モードと、前記減速制御を行わない通常モードとの選択が可能なモード選択部を更に備えた請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記制御部は、前記減速制御の実行中に、前記モード選択部において前記通常モードが選択された場合、前記減速制御によって減速された走行速度を維持する請求項2に記載の作業車。
【請求項4】
前記制御部は、前記モード選択部で前記通常モードが選択され、前記昇降操作部の操作により前記作業装置が前記上昇位置にある状況で、前記モード選択部によって前記減速モードが選択された場合、前記減速制御を実行する請求項2に記載の作業車。
【請求項5】
前記変速装置は、前記車体の内燃機関の駆動力が伝えられる可変容量型の油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される作動油によって駆動回転し前記走行装置に駆動力を出力する油圧モータと、前記油圧ポンプから吐出される作動油圧を調整する斜板と、を有する無段変速装置で構成されている請求項1~4の何れか一項に記載の作業車。
【請求項6】
前記変速装置は、前記斜板の角度を設定する電動アクチュエータと、前記斜板の角度を取得する斜板角センサと、を更に有しており、
前記制御部は、前記昇降操作部の前記上昇位置への操作に伴う前記減速制御を実行する直前に、前記斜板角センサで取得した前記斜板の角度を記憶する請求項5に記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体の後端に作業装置を昇降自在に備えた作業車に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
トラクタを例に挙げると、特許文献1には、強制昇降レバーの操作によってロータリ耕耘装置の昇降を行うトラクタが記載されている。
【0003】
この特許文献1に記載されたトラクタは、強制上昇位置と、強制下降位置とに操作自在な強制昇降レバーが備えられている。また、このトラクタは、ロータリ耕耘装置を自動耕深制御する状況において、強制昇降レバーが強制上昇位置に操作されることより、自動耕深制御に優先してロータリ耕耘装置を設定高さまで上昇させる制御が行われる。
【0004】
この特許文献1では、この後に、強制昇降レバーが強制下降位置に操作されることより、ロータリ耕耘装置を下降させ、自動更新制御に移行させる制御が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-125308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されるように、耕起作業では、強制昇降レバーを強制上昇位置に操作してロータリ耕耘装置を設定された高さまで上昇させ、この上昇状態で車体を旋回させる形態の作業が行われる。
【0007】
車体を180度旋回させた後にロータリ耕耘装置を下降させる際には、既に耕起が行われた領域を基準にして最適な作業再開位置にロータリ耕耘装置を下降させ、既に耕起が行われた領域に平行する領域に車体を走行させることになる。
【0008】
このように車体を旋回し、作業再開位置の上方にロータリ耕耘装置を配置し、車体の走行方向を適正に設定するためにはステアリング操作を正確に行う必要があり、正確なステアリング操作を可能にするため旋回時の走行速度の低減が望まれることもあった。
【0009】
例えば、矩形の圃場において、畦に沿う領域に車体を走行させ、畦の隅に達する毎に車体を90度だけ旋回させて方向転換を行う、所謂、周り耕起を行う場合でも、ロータリ耕耘装置を下降させる以前に正確なステアリング操作を必要とする。
【0010】
また、ロータリ耕耘装置等の作業装置を上昇した状態で車体を旋回する際には、正確なステアリング操作を行うために走行速度の低減が望まれるものの、例えば、変速レバーの操作を行うものではステアリング操作を中断することや、減速の後に走行速度を戻す操作を必要とし、作業が繁雑になることが懸念される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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