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公開番号2025099861
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216818
出願日2023-12-22
発明の名称作業車両
出願人株式会社クボタ
代理人安田岡本弁理士法人
主分類F16H 57/04 20100101AFI20250626BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】油圧ポンプ及び油圧モータが収容される変速装置収容室に隣接して設けられた伝動機構ケース内におけるギヤの攪拌抵抗を低減させることのできる作業車両を提供する。
【解決手段】作業車両は、油圧ポンプ及び油圧ポンプから吐出される油によって駆動される油圧モータが収容される変速装置収容室と、変速装置収容室に隣接して設けられ、且つ原動機からの動力が入力される入力ギヤと、入力ギヤから伝達される動力を油圧ポンプに伝達する伝動ギヤとを含む伝動機構を収容する伝動機構ケースとを備え、伝動機構ケースの内部を、変速装置収容室とは別室にしている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
油圧ポンプ及び前記油圧ポンプから吐出される油によって駆動される油圧モータが収容される変速装置収容室と、
前記変速装置収容室に隣接して設けられ、且つ原動機からの動力が入力される入力ギヤと、前記入力ギヤから伝達される動力を前記油圧ポンプに伝達する伝動ギヤとを含む伝動機構を収容する伝動機構ケースとを備え、
前記伝動機構ケースの内部を、前記変速装置収容室とは別室にした作業車両。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記変速装置収容室と前記伝動機構ケースの内部とを連通するオリフィスを備え、
前記オリフィス以外の部分において、前記変速装置収容室内の油が前記伝動機構ケースの内部へ流入しないように前記変速装置収容室と前記伝動機構ケースの内部とが仕切られている請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
浄化した油を前記変速装置収容室内に補給可能な供給ポンプと、
前記伝動機構ケースの内部の油を流出させる流出路と、
を備え、
前記オリフィスは、前記変速装置収容室内に油が満杯となり且つ前記伝動機構ケースの内部の油の油面が該伝動機構ケースの内部の上下方向中途部に位置するように油の流通量が設定されている請求項2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記変速装置収容室を形成する無段変速ケースと、
前記無段変速ケースにおける前記伝動機構ケースとは反対側に連結され、前記油圧モータから出力された動力を変速して駆動輪に伝達する走行系伝動機構が収容されるミッションケースと、
を備え、
前記供給ポンプは、オイルフィルタを介して吸い込んだ前記ミッションケースの内部の油を前記変速装置収容室内に補給し、
前記流出路は、前記伝動機構ケースの内部の油を前記ミッションケースの内部へ流出させるように構成されている請求項3に記載の作業車両。
【請求項5】
前記入力ギヤは、前記伝動機構ケースの内部における上部且つ前記伝動ギヤの上方側に配置され、
前記オリフィスは、前記入力ギヤの刃先直径の範囲内の高さに設けられている請求項2~4のいずれか1項に記載の作業車両。
【請求項6】
前記変速装置収容室と前記伝動機構ケースの内部とを仕切る壁部に貫通形成された貫通孔を塞ぐプラグを備え、
前記オリフィスは、前記プラグに形成されている請求項2~4のいずれか1項に記載の作業車両。
【請求項7】
前記オリフィスは、
前記変速装置収容室に連通する細孔部と、
前記細孔部よりも径大で且つ前記細孔部と前記伝動機構ケースの内部とに連通する太孔部と、
を有している請求項2~4のいずれか1項に記載の作業車両。
【請求項8】
前記オリフィスは、前記細孔部と前記太孔部とを接続する孔であって前記細孔部から前記太孔部に向かうにつれて漸次拡径する拡径孔部を有している請求項7に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示された作業車両が知られている。
【0003】
特許文献1に開示された作業車両は、無段変速ケース及び伝動機構ケースを備えている。無段変速ケースには、油圧ポンプ及び油圧ポンプから吐出された油によって駆動される油圧モータが収容される変速装置収容室が形成されている。伝動機構ケースは、変速装置収容室に隣接して設けられ、且つ原動機からの動力が入力される入力ギヤと、入力ギヤから伝達される動力を油圧ポンプに伝達する伝動ギヤとを含む伝動機構(分岐伝動機構15A)を収容する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-40944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の作業車両にあっては、変速装置収容室は油で満杯に満たされている状態であり、伝動機構ケースは、変速装置収容室と油の流通がある状態である。それ故、伝動機構ケースの内部も油で満杯に満たされている状態である。伝動機構ケース内が油で満杯に満たされている状態であると、伝動機構ケースの内部におけるギヤの攪拌抵抗が大きいという問題がある。伝動機構ケースの内部におけるギヤの攪拌抵抗が大きいと、該ギヤの攪拌抵抗が大きいことに起因する馬力ロスが発生する。
【0006】
本発明は、前記問題点に鑑み、油圧ポンプ及び油圧モータが収容される変速装置収容室に隣接して設けられた伝動機構ケース内におけるギヤの攪拌抵抗を低減させることのできる作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る作業車両は、油圧ポンプ及び前記油圧ポンプから吐出される油によって駆動される油圧モータが収容される変速装置収容室と、前記変速装置収容室に隣接して設けられ、且つ原動機からの動力が入力される入力ギヤと、前記入力ギヤから伝達される動力を前記油圧ポンプに伝達する伝動ギヤとを含む伝動機構を収容する伝動機構ケースとを備え、前記伝動機構ケースの内部を、前記変速装置収容室とは別室にしている。
【0008】
作業車両は、前記変速装置収容室と前記伝動機構ケースの内部とを連通するオリフィスを備え、前記オリフィス以外の部分において、前記変速装置収容室内の油が前記伝動機構ケースの内部へ流入しないように前記変速装置収容室と前記伝動機構ケースの内部とが仕切られていてもよい。
【0009】
作業車両は、浄化した油を前記変速装置収容室内に補給可能な供給ポンプと、前記伝動機構ケースの内部の油を流出させる流出路と、を備え、前記オリフィスは、前記変速装置収容室内に油が満杯となり且つ前記伝動機構ケースの内部の油の油面が該伝動機構ケースの内部の上下方向中途部に位置するように油の流通量が設定されていてもよい。
【0010】
作業車両は、前記変速装置収容室を形成する無段変速ケースと、前記無段変速ケースにおける前記伝動機構ケースとは反対側に連結され、前記油圧モータから出力された動力を変速して駆動輪に伝達する走行系伝動機構が収容されるミッションケースと、を備え、前記供給ポンプは、オイルフィルタを介して吸い込んだ前記ミッションケースの内部の油を前記変速装置収容室内に補給し、前記流出路は、前記伝動機構ケースの内部の油を前記ミッションケースの内部へ流出させるように構成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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