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公開番号2025093789
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209665
出願日2023-12-12
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60T 7/02 20060101AFI20250617BHJP(車両一般)
要約【課題】1個のブレーキセンサーにより右及び左のブレーキペダルの踏み操作の状態を判別する構成を、簡素に構成する。
【解決手段】ブレーキペダル25,26の踏み操作及び戻し操作による被接触部25e,26eの移動方向に沿って移動可能で、両方の被接触部25e,26eに接触可能な接触部38と、接触部38の移動を検知可能なブレーキセンサー37とが備えられている。接触部38は、ブレーキペダル25,26の踏み操作により被接触部25e,26eが接触部38から離れる方向に移動する位置に設けられ、ブレーキペダル25,26の踏み操作による被接触部25e,26eの移動方向に向けて付勢されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
右及び左の走行装置と、
前記右及び左の走行装置を制動可能な右及び左のブレーキと、
左右方向に沿ったペダル軸芯周りに揺動可能に設けられ、前記ペダル軸芯よりも高い位置まで延出されたアーム部と、前記アーム部の上部に取り付けられた踏み部と、被接触部と、を有し、踏み操作されることにより、前記右及び左のブレーキを制動操作可能な右及び左のブレーキペダルと、
前記ブレーキペダルの踏み操作及び戻し操作による前記被接触部の移動方向に沿って移動可能に設けられ、前記右及び左のブレーキペダルの両方の前記被接触部に接触可能な接触部と、
前記接触部の移動を検知可能なブレーキセンサーとが備えられ、
前記接触部は、前記ブレーキペダルの踏み操作により前記被接触部が前記接触部から離れる方向に移動する位置に設けられ、前記ブレーキペダルの踏み操作による前記被接触部の移動方向に向けて付勢され、
前記右及び左のブレーキペダルの一方が踏み操作されると、前記右及び左のブレーキペダルの他方の前記被接触部に、前記接触部が接触して止められることにより、前記接触部は前記右及び左のブレーキペダルの一方の前記被接触部の移動に追従せず、
前記右及び左のブレーキペダルの両方が踏み操作されると、前記右及び左のブレーキペダルの両方の前記被接触部の移動に追従して、前記接触部が移動することにより、前記右及び左のブレーキペダルの両方が踏み操作されたことが、前記ブレーキセンサーにより検出される作業車。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記アーム部は、前記ペダル軸芯周りに揺動可能で前記ペダル軸芯から前方に向けて延出された第1部分と、前記第1部分の前部から上方に向けて延出された第2部分とを有し、
前記踏み部が、前記第2部分の上部に取り付けられ、
前記被接触部が、前記第2部分から前方に向けて延出されている請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記接触部は、左右方向に沿った検出軸芯周りに揺動可能な接触アームと、前記接触アームの揺動端部に設けられ、前記右及び左のブレーキペダルの両方の前記被接触部に接触可能な接触ピンとを有している請求項1に記載の作業車。
【請求項4】
前記ブレーキセンサーは、前記検出軸芯周りに回転可能な検出軸を有し、
前記接触アームが、前記検出軸に取り付けられている請求項3に記載の作業車。
【請求項5】
前記右及び左のブレーキペダルのうちの少なくとも一方の前記被接触部が、他方の前記被接触部に向けて形成され、前記右及び左のブレーキペダルの両方の前記被接触部が互いに近接して設けられ、
前記接触アームが、前記右及び左のブレーキペダルの前記被接触部に対して右又は左の横側に設けられ、
前記接触ピンが、前記接触アームの揺動端部から前記右及び左のブレーキペダルの前記被接触部に向けて延出されて、前記右及び左のブレーキペダルの両方の前記被接触部に接触可能である請求項3に記載の作業車。
【請求項6】
前記右のブレーキペダルの前記被接触部が、前記左のブレーキペダルの前記被接触部に向けて形成され、
前記左のブレーキペダルの前記被接触部が、前記右のブレーキペダルの前記被接触部に向けて形成され、
前記右及び左のブレーキペダルの前記被接触部が、正面視で、前記右及び左のブレーキペダルの間に設けられている請求項5に記載の作業車。
【請求項7】
前記接触部は、左右方向に沿った検出軸芯周りに揺動可能で、平面視で前記右及び左のブレーキペダルの前記被接触部の間に設けられた接触アームと、前記接触アームの揺動端部に設けられ、前記接触アームから右方及び左方に延出され、前記右及び左のブレーキペダルの両方の前記被接触部に接触可能な接触ピンとを有している請求項2に記載の作業車。
【請求項8】
前記接触部の前記被接触部への追従を事前に設定された所定位置で止めるストッパー部が備えられている請求項1に記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、右及び左のブレーキと右及び左のブレーキペダルとが備えられた作業車に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
作業車の一例であるトラクタでは、例えば作業者が、操縦ハンドルを右に操作しながら右のブレーキペダルを踏み操作すると、前輪が右に操向操作されることに加えて、右の後輪(走行装置に相当)に制動が掛かり、右への小回り旋回が可能になるように構成されたものがある。このトラクタにおいて機体を停止させる場合、作業者は右及び左のブレーキペダルの両方を踏み操作する。
【0003】
前述のような作業車において、特許文献1に開示されているように、右及び左のブレーキペダルの両方が踏み操作されたことに基づいて、各種の操作が行われるように構成されたものがある。この各種の操作の一例を以下に示す。
【0004】
走行用の変速装置が所望の変速位置に保持されて、作業車が一定速度で走行している場合、右及び左のブレーキペダルの両方が踏み操作されると、走行用の変速装置の保持が解除され、走行用の変速装置が自動的に低速側に操作されて、右及び左のブレーキに掛かる負荷が軽減される構成がある。
右及び左のブレーキペダルの両方が踏み操作された場合、右及び左のブレーキが実際に制動操作されるまでに少し時間があるので(右及び左のブレーキペダルの遊び)、この間に走行用の変速装置が自動的に低速側に操作される構成がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-63082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述のような各種の操作が行われる場合、右及び左のブレーキペダルの一方が踏み操作されたのか、右及び左のブレーキペダルの両方が踏み操作されたのかを判別して検出する必要がある。
【0007】
特許文献1では、右のブレーキペダルの操作位置を検出する右のブレーキセンサーと、左のブレーキペダルの操作位置を検出する左のブレーキセンサーとが設けられており、右及び左のブレーキセンサーの検出値に基づいて、右及び左のブレーキペダルの踏み操作の状態を判別している。
【0008】
この場合、1個のブレーキセンサーにより、右及び左のブレーキペダルの踏み操作の状態を判別できるようにすることが考えられており、1個のブレーキセンサーにより右及び左のブレーキペダルの踏み操作の状態を判別する構成を、簡素に構成することが要望されている。
【0009】
本発明は、右及び左のブレーキと右及び左のブレーキペダルとが備えられた作業車において、1個のブレーキセンサーにより右及び左のブレーキペダルの踏み操作の状態を判別する構成を、簡素に構成することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の作業車は、右及び左の走行装置と、前記右及び左の走行装置を制動可能な右及び左のブレーキと、左右方向に沿ったペダル軸芯周りに揺動可能に設けられ、前記ペダル軸芯よりも高い位置まで延出されたアーム部と、前記アーム部の上部に取り付けられた踏み部と、被接触部と、を有し、踏み操作されることにより、前記右及び左のブレーキを制動操作可能な右及び左のブレーキペダルと、前記ブレーキペダルの踏み操作及び戻し操作による前記被接触部の移動方向に沿って移動可能に設けられ、前記右及び左のブレーキペダルの両方の前記被接触部に接触可能な接触部と、前記接触部の移動を検知可能なブレーキセンサーとが備えられ、前記接触部は、前記ブレーキペダルの踏み操作により前記被接触部が前記接触部から離れる方向に移動する位置に設けられ、前記ブレーキペダルの踏み操作による前記被接触部の移動方向に向けて付勢され、前記右及び左のブレーキペダルの一方が踏み操作されると、前記右及び左のブレーキペダルの他方の前記被接触部に、前記接触部が接触して止められることにより、前記接触部は前記右及び左のブレーキペダルの一方の前記被接触部の移動に追従せず、前記右及び左のブレーキペダルの両方が踏み操作されると、前記右及び左のブレーキペダルの両方の前記被接触部の移動に追従して、前記接触部が移動することにより、前記右及び左のブレーキペダルの両方が踏み操作されたことが、前記ブレーキセンサーにより検出される。
(【0011】以降は省略されています)

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