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公開番号2024151756
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065401
出願日2023-04-13
発明の名称動物用罠及び罠用装置
出願人個人
代理人個人
主分類A01M 23/34 20060101AFI20241018BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】罠が複数の部品に分離せず、再利用が不可能となる可能性を低減する動物用罠及び罠用装置を提供する。
【解決手段】罠用装置1は、軸と共に回転し、待機状態においてワイヤー2の輪状部の締め付けを受けるワイヤー受けと、軸とそれぞれ共に回転する踏み板の両端をそれぞれ回動可能に保持する側辺と、踏み板は待機状態において、ワイヤー2の輪状部の締め付け力が、踏み板の先端部を互いに設置面上方に付勢し、踏み板に対して、待機状態から踏み板が設置面下方に踏まれると、ワイヤーの受けが解除される相対角度に構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
平行に配置された第1及び第2の回転軸と、
前記第1及び第2の回転軸の両端に設けられ、前記回転軸と共に回転するよう構成され、待機状態においてワイヤーの輪状部の締め付けを受けるワイヤー受けと、
前記第1及び第2の回転軸とそれぞれ共に回転する第1及び第2の踏み板と、
前記第1及び第2の回転軸の両端をそれぞれ回動可能に保持する側辺とを有し、
前記待機状態において、前記ワイヤーの輪状部の締め付け力によって、前記第1及び第2の踏み板の先端部は互いに設置面上方に付勢され、
前記側辺は、前記待機状態において前記第1及び第2の踏み板の付勢を保持する突起を有し、
前記ワイヤー受け並びに前記第1及び第2の踏み板は、前記待機状態から前記第1及び/又は第2の踏み板が前記設置面下方に踏まれると、前記ワイヤーが前記ワイヤー受けから解除される相対角度に構成される罠用装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記第1及び第2の踏み板は、待機状態において前記設置面下方に一方が踏まれると、他方が同方向に動くよう互いの先端部が係合する形状を有する請求項1に記載の罠用装置。
【請求項3】
前記第1の回転軸と前記第1の踏み板、及び前記第2の回転軸と前記第2の踏み板は一体に成形される請求項1に記載の罠用装置。
【請求項4】
前記側辺は、前記第1及び第2の回転軸をそれぞれ保持する孔部を有し、当該孔部は、待機状態において前記第1及び第2の回転軸に対して設置面と平行方向であって前記第1及び第2回転軸の内側方向にクリアランスが設けられた形状を有する請求項1に記載の罠用装置。
【請求項5】
前記側辺は、前記ワイヤー受けの可動範囲において前記ワイヤーの輪状部の接触を回避する形状を有する請求項1に記載の罠用装置。
【請求項6】
前記ワイヤー受けは、前記ワイヤーを受けるための溝が、前記待機状態において前記第1及び第2の回転軸中心から前記設置面上方にオフセットされる請求項1に記載の罠用装置。
【請求項7】
平行に配置された第1及び第2の回転軸と、
前記第1及び第2の回転軸の両端に設けられ、前記回転軸と共に回転するよう構成され、待機状態においてワイヤーの輪状部の締め付けを受けるワイヤー受けと、
前記第1及び第2の回転軸とそれぞれ共に回転する第1及び第2の踏み板と、
前記第1及び第2の回転軸の両端をそれぞれ回動可能に保持する側辺とを有し、
支点としての前記回転軸と前記ワイヤー受けの作用点との距離が、前記回転軸と前記第1及び第2の踏み板の力点との距離より小さい罠用装置。
【請求項8】
支点としての前記回転軸、前記ワイヤー受けの作用点及び前記第1及び第2の踏み板の力点は略同一線上に配置される請求項7に記載の罠用装置。
【請求項9】
請求項1~8に記載の罠用装置と、ワイヤーとを備える動物用罠。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動物用罠及び罠用装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の技術として、はね部に架けられたワイヤーを使用した動物用罠において、はね部の動きを確保する罠用装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された罠用装置は、基部と、はね部を備え、接続部材は、はね部に取り付けられる。接続部材は、面接触で摺動して回転できる状態で基部に取り付けられる基部取付部と、はね部の外側でワイヤーを保持するワイヤー保持部を備える。このような構成により、部品の取り付け方、土などの挟まり、雨や雪の影響などで動きが鈍くなることを防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-182629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した罠用装置によると、部品の取り付け方、土などの挟まり、雨や雪の影響などで動きが鈍くなることを防止するものの、当該動物用罠として罠用装置を設置するための筒が必要であり、罠用装置を構成する部品が複数であるため、いずれかの部品が設置地点で紛失された場合に再利用できないという問題があった。
【0006】
また、上記したパイプ式のくくり罠の他、跳ね上げ式、ジャンプ式等のくくり罠があるが、従来のいずれの方式の動物用罠も構成部品が複数であるため、同様の問題がある。
【0007】
本発明の目的は、罠が複数の部品に分離せず、再利用が不可能となる可能性を低減する動物用罠及び罠用装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の動物用罠を提供する。
【0009】
[1]対向して配置された第1及び第2の回転軸と、
前記第1及び第2の回転軸の両端に設けられ、前記回転軸と共に回転するよう構成され、待機状態においてワイヤーの輪状部の締め付けを受けるワイヤー受けと、
前記第1及び第2の回転軸とそれぞれ共に回転する第1及び第2の踏み板と、
前記第1及び第2の回転軸の両端をそれぞれ回動可能に保持する側辺とを有し、
前記待機状態において、前記ワイヤーの輪状部の締め付け力によって、前記第1及び第2の踏み板の先端部は互いに設置面上方に付勢され、
前記側辺は、前記待機状態において前記第1及び第2の踏み板の付勢を保持する突起を有し、
前記ワイヤー受け並びに前記第1及び第2の踏み板は、前記待機状態から前記第1及び/又は第2の踏み板が前記設置面下方に踏まれると、前記ワイヤーが前記ワイヤー受けから解除される相対角度に構成される罠用装置。
[2]前記第1及び第2の踏み板は、待機状態において前記設置面下方に一方が踏まれると、他方が同方向に動くよう互いの先端部が係合する形状を有する前記[1]に記載の罠用装置。
[3]前記第1の回転軸と前記第1の踏み板、及び前記第2の回転軸と前記第2の踏み板は一体に成形される前記[1]に記載の罠用装置。
[4]前記側辺は、前記第1及び第2の回転軸をそれぞれ保持する孔部を有し、当該孔部は、待機状態において前記第1及び第2の回転軸に対して設置面と平行方向であって前記第1及び第2回転軸の内側方向にクリアランスが設けられた形状を有する前記[1]に記載の罠用装置。
[5]前記側辺は、前記ワイヤー受けの可動範囲において前記ワイヤーの輪状部の接触を回避する形状を有する前記[1]に記載の罠用装置。
[6]前記ワイヤー受けは、前記ワイヤーを受けるための溝が、前記待機状態において前記第1及び第2の回転軸中心から前記設置面上方にオフセットされる前記[1]に記載の罠用装置。
[7]平行に配置された第1及び第2の回転軸と、
前記第1及び第2の回転軸の両端に設けられ、前記回転軸と共に回転するよう構成され、待機状態においてワイヤーの輪状部の締め付けを受けるワイヤー受けと、
前記第1及び第2の回転軸とそれぞれ共に回転する第1及び第2の踏み板と、
前記第1及び第2の回転軸の両端をそれぞれ回動可能に保持する側辺とを有し、
支点としての前記回転軸と前記ワイヤー受けの作用点との距離が、前記回転軸と前記第1及び第2の踏み板の力点との距離より小さい罠用装置。
[8]支点としての前記回転軸、前記ワイヤー受けの作用点及び前記第1及び第2の踏み板の力点は略同一線上に配置される前記[7]に記載の罠用装置。
[9]前記[1]~[8]に記載の罠用装置と、ワイヤーとを備える動物用罠。
【発明の効果】
【0010】
請求項1、7、8、9に係る発明によれば、罠が複数の部品に分離せず、再利用が不可能となる可能性を低減することができる。
請求項2に係る発明によれば、第1及び第2の踏み板は、待機状態において設置面下方に一方が踏まれると、他方が同方向に動くようにすることができる。
請求項3に係る発明によれば、回転軸並びに第1及び第2の踏み板を一体に成形することができる。
請求項4に係る発明によれば、側辺を、回転軸を保持する孔部を有し、当該孔部は、待機状態において回転軸に対して設置面と平行方向であって回転軸の内側方向にクリアランスが設けられた形状とすることができる。
請求項5に係る発明によれば、側辺を、ワイヤー受けの可動範囲においてワイヤーの輪状部の接触を回避するようにすることができる。
請求項6に係る発明によれば、ワイヤー受けを、ワイヤーを受けるための溝が、待機状態において回転軸中心から設置面上方にオフセットした形状とすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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